05.第七高校編[二学期]【生徒会役員選挙】
【アブソリュート=ゼロ】
第七高校編[二学期]
【生徒会役員選挙】
登場人物
①柊沢 統一(1年C組)
②佐久間 花織(1年A組)
③柊沢 綾花(2年A組)
④陸堂 翼(2年B組)
⑤陸堂 瑛(2年B組)
⑥神崎 和幸(3年A組)
⑦水無月 彰子(3年B組)
⑧藤嶋 千聡(3年B組)
⑨榊 悠佳(3年B組)
⑩武藤 誠(3年B組)
⑪平塚 凱都(3年A組)
この世界の魔法学校では毎年9月に生徒会役員の選挙を行う事になる。
選挙の為 毎年生徒会会長が変わる事もあれば3年間続けられる事もある。
選挙対象は会長と副会長。
会長・副会長の選出には1.前会長の立候補(指名) 前副会長の立候補(指名)・2.A組生徒の立候補・3.全生徒中の10名の推薦のどれかが必要である。
選挙で一番票を獲得した生徒が会長・二番に票を獲得した生徒が副会長に就任する。
役員(執行部)は会長・副会長・書記・会計・庶務の5名。
書記・会計・庶務は会長の指名で決定する。(希望であれば会長・副会長だけの運営も可能)
部活動との兼務も可能。
補強要員は会長権限で何人でも指名可能。
選挙で選ばれた生徒は辞退できない。
つまり選ばれたら最低1年間は生徒会役員を続けなければならない。
日本魔法学部第七高校(高知県)
9月[二学期]
ある日の午後
校内廊下にて
神崎和幸・水無月彰子・陸堂瑛の三人が話していた。
⑥「やぁ 瑛くん 次回の生徒会役員選挙の時はよろしくです。」
⑤「…あんた…なぁ…」
⑥「僕はきみを会長に立候補するから頼みますよ。」
⑤「…」
⑥「大丈夫です 全て準備は僕たち現生徒会の方でやっておきますから。」
⑤「…はぁ じゃあ 勝手にしな…」
陸堂瑛は立ち去った。
⑥「…」
⑦「…やっぱり瑛くんを立候補するんですね。」
水無月彰子は現.生徒会副会長である。
⑥「はい 彼には実績がありますからね。 それに生徒からの支持も高いですしね。」
⑦「…そうですね…」
⑥「…きみはどうするんですか?」
⑦「私は一応 陸堂翼くんを立候補に…本人の許可は得ています。」
⑥「そうか では兄弟揃って生徒会を運営するかもしれない…と言う事ですか?」
⑦「…そうですね…」
⑥「僕は是非見てみたいモノですね。 彼が… あの男が生徒会をどのように運営・支配していくのかを…ね?」
⑦「…はぁ…」
校内廊下では(別の所)
①「ふふふ」
柊沢統一は女子生徒の後ろを歩いていた。
①「今だ!!」
柊沢統一は女子生徒のスカートに手をかけようとした。
②「駄目です!!」
佐久間花織が柊沢統一を後ろから抱きついて止めた。
①「うっ!?」
柊沢統一が後ろを振り向くとそこに佐久間花織と柊沢綾花の二人がいた。
①「花織! 姉ちゃん!」
③「駄目だよ 統くん セクハラだよ!」
②「そうです!! どうしても触りたいのなら花織かお姉様のを…!」
③「そう そう そうだよ」
①「…~えぇ~…」
放課後
校庭某所にて
陸堂瑛・陸堂翼・柊沢統一の三人がいて統一は瑛の特訓を受けていた。
①「よっ! …瑛さん?」
⑤「……なんだ?」
①「瑛さんは生徒会役員選挙に出るんですか?」
⑤「…ああ 会長が勝手にな…まぁ 何もしなくていいと言うので任せてる。」
④「…」
①「…もし 瑛さんが会長になったらどうなっちゃうんですかね? この学校は…」
⑤「…さぁな…」
④「もう帰りましょうか? 瑛」
⑤「ああ じゃあ 今日は終了だな」
①「はい!」
陸堂瑛と陸堂翼の二人は立ち去った。
③「統くん!!」
②「もう終わりました?」
佐久間花織と柊沢綾花の二人が現れた。
①「うん 今 終わった」
③「じゃあ もう帰りましょう」
①「うん」
②「はい」
柊沢統一・佐久間花織・柊綾花の三人は下校した。
日本魔法学部第七高校の生徒会役員選挙活動は粛々と進められた。
そして投票日。
投票結果。
1.陸堂瑛 ……193票
2.陸堂翼 …… 88票
3.鈴木恵子…… 42票
4.斎藤要一…… 28票
5.韓貫 …… 4票
全校生徒…355名
この結果 ついに陸堂瑛が第七高校の頂点に君臨した。
本来 本人である陸堂瑛が祝辞を述べるのだが拒否したので(拒否できるのか?)代わりに前生徒会会長の神崎和幸が祝辞を述べた。(既に打ち合わせ済)
新生徒会役員(執行部)
会長………陸堂瑛
副会長……陸堂翼
に決定した。
こうして生徒会役員選挙は無事終わった…
後日
生徒会室にて
新たに役員として
書記……柊沢統一
会計……柊沢綾花
庶務……佐久間花織
に決定した(既に打ち合わせ済)
新生徒会役員(執行部)
会長………陸堂瑛
副会長……陸堂瑛
書記………柊沢統一
会計………柊沢綾花
庶務………佐久間花織
旧生徒会役員(執行部)
会長………神崎和幸
副会長……水無月彰子
書記………武藤誠
会計………藤嶋千聡
庶務………榊悠佳
⑦「おめでとうございます」
⑧「おめでとうございます」
⑨「お・め・で・と・う」
⑩「おめでとう!」
⑪「…おめでとう…」
①「ありがとうございます」
③「ありがとうございます」
④「ありがとうございます」
②「ありがとうございます」
⑤「…どうも…」
⑥「みんな 本当におめでとう! これで僕たちも肩の荷が下りましたよ。 これからはきみたちがこの学校の主役です。 是非頑張って下さい。」
⑪「ははは 皆 頑張れよ!」
①②③④「はい!!」
⑤「…ふん…」
―――――――
【魔法学校について】
[休日編]
この世界の魔法学校には夏休み・冬休み・春休みと言いモノは存在しない。
勿論 土日祝日は休学している。
魔法学校は有給休暇システムが採用されていて生徒一人に対して3年間で最大120日が与えられている。
授業日数や必須単位など進級や卒業に妨げにならなければ担当先生の許可を得て休暇扱いで休学できる。
自己管理・自己責任の世界である。
『魔法の豆知識』
【上級魔法】
ある程度の魔法力をもつ実力者が使用する事ができる六つ魔法。
魔法学校では魔法実技の必須科目ではないが一つでも習得すると卒業に有利になる。
1.元素魔法…雷.光.闇.火.水.風.地を操り司る事ができる上級魔法。
2.音楽魔法…歌や楽器による効果を魔法に変化・楽器は普通の物でも可能。
3.飛行魔法…空を自由に飛べる事ができる上級魔法。
4.吸収魔法…指定した物事や力などを吸収して奪い取る事ができる上級魔法。
5.時間魔法…特別な時間操作ができる特殊能力的な上級魔法。
6.特殊魔法…通常や一般の事象とはかけ離れた事ができる上級魔法。(神魔法は例外)
さらにその先の魔法が存在する…
登場人物紹介
主人公4
陸堂 翼
(りくどう つばさ)
年齢:17歳
身体:177cm
誕生日:5月30日(双子座)
和歌山県出身
趣味:魔法研究
在籍:2年生(2年B組)
所属:なし
家族構成:双子の兄.妹
一人称:[僕]
日本魔法学部第七高校の男子生徒。
陸堂瑛の双子の弟。
成績・運動・魔法共に学年平均であるが実は高い知能と実力を兼ね備えており隠している。
魔法実技も一般生徒並に見せているがその優れた魔法能力を他人には見せない。
瞳はオットアイで右眼は碧色・左眼は藍色でありメガネをかけている。
性格は物腰が低く礼儀正しい肉親以外は大抵丁寧口調で話し接するが基本は無口で他人と距離を置く傾向にある。
両親は既に他界している。
妹がいるが詳細は不明。
兄の瑛と二人で和歌山県の自宅に住んでいて自宅から学校へはかなり離れているが通学方法は不明である。
格闘能力は低いが魔法能力や魔法技術が非常に高く基本魔法・上級魔法(一部を除く)が使用可能で攻撃魔法は水魔法と風魔法が得意であり主に遠距離戦闘が得意である。
魔法の知識が非常に高く情報収集や研究を行っていて魔法創学技術士をはじめとする魔法に関する様々な資格を取得している。