45.第四高校編[二学期]【親睦会旅行】
今回は第四高校の1学生が幽霊・心霊現象などの現象に対応するための特別課外実習を行う行事の話しです。
こうしてはれて1年生も第四高校の生徒の仲間入りを果たし戦力となる。
(※怪談話はありません)
【アブソリュート=ゼロ】
第四高校編[二学期]
【親睦会旅行】
登場人物
①四豊院 奏(2年A組)
②三葉院 将和(2年A組)
③三葉院 真純(2年A組)
④遠藤 惣四郎(2年B組)
⑤斎城 成瑠子(1年B組)
⑥カレン・ウォールドヴァーゼ(1年A組)
11月に入り第四高校の行事も他の魔法学校と同様に「魔法水泳大会」と「親睦会旅行」の2つがあり最初の行事は「親睦会旅行」からである。
第四高校の親睦会旅行は便宜上は "親睦会旅行" と呼ばれているが他の魔法学校より少し違い特殊な行事であり毎年決まった場所で特別課外実習として1学年の生徒が対象に参加して行うのである。
その旅行先が青森県の "恐山" である。
青森県 "恐山" 近くの場所に第四高校専用宿泊施設のホテルがあり毎年2泊3日の宿泊に利用している。
第四高校はなんと言っても心霊現象専門の魔法学校なので毎年1学年の生徒が特別課外実習で『霊力』・『霊感』の向上を目指している。
1学年の生徒の他に1学年担当教師や生徒会役員が引率として一緒に来ている。
……………
親睦会旅行当日
青森県恐山旅行
1学年生徒参加者と引率で来ている担当教師と生徒会役員は第四高校の学校に集合し青森県に向けて出発し青森県のこれから宿泊する第四高校専用宿泊施設のホテルに到着した。
このホテルが基点となる。
[ホテル:ロビー]
(1日目/PM.7:00)
自由行動(外出禁止)
第四高校の生徒一人に1部屋ずつ貸切りである。
…ざわざわ
C「はぁ~ 疲れたね~」
D「この後どうする~?」
G「少し休もうか~?」
H「そうね~」
女子生徒たちが楽しそうに会話していた。
斎城成瑠子がカレン・ウォールドヴァーゼに話しかけてきた。
⑤「ハーイ カレン!」
⑥「あら 成瑠子 どうしたの?」
⑤「緊急事態発令だね!」
⑥「はぁ? 何を言っているの? 成瑠子」
⑤「明日は大変だと思うけど頑張らないとね カレン!」
⑥「…ああ 明日の事ね」
その後も二人は話し合っていた。
[ホテル:生徒会専用部屋]
(1日目/PM.7:00)
自由行動(外出禁止)
大浴場は24時間解放している。
四豊院奏と三葉院将和と三葉院真純と遠藤惣四郎の四人は生徒会の会議をしていた。
①「これから明日の特別課外実習についての打ち合わせをします。」
③「…ああ 明日ね…」
②「いやぁ 1年生の時は本当に大変だったな アレ」
④「ああ まったくだな」
③「まぁ 今回は見ているだけだしいいんじゃない?」
①「何言っているの? 明日はあなたたちにも手伝ってもらうよ。」
③「えーっ!? そうなの?」
②④「……」
①「まぁ あくまでも手伝いだけだからなんとかなるでしょ?」
③「はぁー 生徒会会長の宿命かー」
②「大袈裟だな 真純」
④「そうだぞ 俺たち全員は去年もやっているのだからな。」
①「その通りだよ 真純」
③「は~い」
①「じゃあ 打ち合わせの続きをします。」
生徒会役員たちはその後も会議をしていた。
[ホテル:大宴会場]
(1日目/PM.8:00)
1学年生徒参加者と担当教師は晩御飯を食事中。
生徒会役員は別室にて食事中。
…ざわざわ
C「美味しい!」
D「ええ 美味しいわね!」
G「へぇ~ なかなかね!」
H「うん 確かに!」
女子生徒たちは美味しそうに食事をしていた。
⑤「なるほど これはイケるね!」
⑥「さすがに日本の食事は美味しいね!」
⑤「でしょ?」
⑥「はい!」
全員はその後も食事をしていた。
[ホテル:大浴場]
(1日目/PM.9:00)
自由行動(外出禁止)
斎城成瑠子とカレン・ウォールドヴァーゼの二人はお風呂に入りに来ていた。
⑤「はぁ~ 早く入りた~い」
⑥「では入りましょうか」
二人は「女湯」に入っていった。
[脱衣場]
成瑠子とカレンの二人は脱衣場に入ってきて服を脱いでいた。
③「あら カレンちゃんと成瑠子ちゃん」
そこに三葉院真純が全裸の身体にタオルを巻いた状態で現れて成瑠子とカレンの二人に声をかけた。
⑤「あっ!? 真純さん どうも」
⑥「どうもです 真純さん」
③「二人共 今から入るの?」
⑤⑥「はい」
③「じゃあ 一緒に入りましょうか」
⑤⑥「はい!」
真純と成瑠子とカレンの三人は大浴場に入っていった。
[大浴場]
三人は入浴した。
⑤「へぇ~ 意外と広いですね」
⑥「ふぅ~ん やはり日本のお風呂はいいですね」
③「なるほど 確かに広いわね」
⑤「はぁ~ いい気持ちですね」
⑥「ええ いい気持ちです」
③「…ふう… そうね」
⑤「真純さん ここのお風呂は温泉のお湯なんですか?」
⑥「おお? 温泉のですか?」
③「さぁ 私は知らないわよ?」
⑤「ふぅ~ん そうなんですかー」
⑥「ふぅ~ん そうですか」
…などと話しながら三人はその後もお風呂を気持ち良く楽しんでいた。
[ホテル:生徒会専用部屋]
(1日目/PM.10:00)
四豊院奏と三葉院将和と三葉院真純と遠藤惣四郎の四人は夜遅くまで明日の特別課外実習の打ち合わせを続けていた。
[ホテル:各部屋]
(1日目/PM.11:00)
消灯時間
生徒会役員以外の全員が就寝。
~おやすみなさい~
こうして親睦会旅行1日目が終わった…
……………
親睦会旅行2日目
青森県恐山旅行
[ホテル:各部屋]
(2日目/AM.7:00)
起床時間
全員が起床。
~おはようございます~
[ホテル:大宴会場]
(2日目/AM.8:00)
生徒会役員以外の全員で朝御飯を食事中。
1学年生徒の皆はぼーとしながらも黙々と食べていた。
生徒会役員は別室にて食事中。
[ホテル:ロビー]
(2日目/AM.9:30)
1学年生徒参加者と担当教師と生徒会役員の全員はロビーに集合し目的地に向けて出発した。
[恐山:屋外]
(2日目/AM.10:00)
全員が恐山に到着した。
恐山には第四高校専用の実習場がありここで特別課外実習を行う事になり生徒会役員が魔法実習を仕切る。
①「…では 今回のカリキュラムの説明をしますので聞いていて下さい。」
四豊院奏は今回の特別課外実習の内容の説明をした。
…ざわざわ
C「いやぁ 大変そうね」
D「はぁ~ 疲れそう…」
1学年生徒たちは今から始まる魔法実習に早くも憂鬱気味のようだ…
⑤「やはり緊急事態発令だね!」
⑥「だから何それ? 成瑠子」
①「…では まずボクが見本を見せますのでよく見てて下さい。」
四豊院奏は今回の魔法実習で習得する魔法を発動させて1学年生徒参加者に見せていた。
①「これを皆に覚えてもらいます。」
…ざわざわ
G「いやぁ 難しそうだね この魔法は」
H「…本当に習得できるかな? この魔法」
1学年生徒たちはざわついていた。
⑤「むっ! …できるかな?」
⑥「まぁ 頑張りましょう」
①「それではボクたち生徒会役員が皆に指導しますので習得できるように頑張って下さい。」
⑤⑥「はい!」
生徒会役員の四豊院奏と三葉院将和と三葉院真純と遠藤惣四郎の四人は先程の魔法を1学年生徒参加者に習得できるように丁寧に指導していた。
担当教師は終始 生徒たちを見ているだけであった。
[恐山:屋内]
(2日目/PM.1:00)
青森県恐山の第四高校専用の食事所にて1学年生徒参加者と担当教師と生徒会役員の全員は昼御飯を食事中。
[恐山:屋外]
(2日目/PM.2:00)
昼食後は再び1学年生徒参加者は生徒会役員の四豊院奏と三葉院将和と三葉院真純と遠藤惣四郎の四人による魔法実習の指導を受けていた。
⑤「う~ん この魔法は難しいですね」
①「うん でも頑張って!」
⑤「はい 頑張ります!」
⑥「あの これでいいですか?」
③「そうそう そうよ その調子で頑張って!」
⑥「はい!」
②④「……」
その後も生徒会役員による1学年生徒参加者の魔法実習の指導は続いていた。
こうして生徒会役員の指導のもと1学年生徒参加者の魔法実習は午後5時まで続きその後は全員で第四高校専用宿泊施設のホテルに戻っていった。
[ホテル:ロビー]
(2日目/PM.7:00)
門限:全員点呼確認(門限までは外出可能の自由時間)
大浴場は24時間解放している。
[ホテル:大宴会場]
(2日目/PM.8:00)
1学年生徒参加者と担当教師は晩御飯を食事中。
生徒会役員は別室にて食事中。
…ざわざわ
G「う~ん 美味しいね~」
H「相変わらずの美味しさね~」
女子生徒たちは楽しそうに食事をしていた。
⑤「うん 美味しい!」
⑥「この日本料理も美味しいですね。」
⑤「…ところで生徒会の先輩たちは一体何処で食べているのだろう?」
⑥「えっ!? 気になる?」
⑤「いや ちょっとね」
⑥「ふぅ~ん そう…」
全員はその後も食事をしていた。
お土産売店について
第四高校専用宿泊施設のホテルにもお土産売店はあるのだがたいした物は売っていないのでお土産品が欲しい者は事前に何処かで買っていくかここでもいいので買っていくかはその者次第である。
[ホテル:大浴場]
(2日目/PM.9:00)
自由行動(外出禁止)
三葉院真純と斎城成瑠子とカレン・ウォールドヴァーゼの三人は一緒にお風呂に入りに来ていた。
③「はぁ 今日も疲れたわ~」
⑤「今日は早く汗を流したいわね カレン」
⑥「うん そうだね 成瑠子」
③「さぁ 入りましょうか」
⑤⑥「はい」
三人は「女湯」に入っていった。
[脱衣場]
三人は服を脱いだ。
⑤「ふう カレン準備はできた? 行くよ?」
⑥「ええ そうね 真純さん 行きますよ?」
③「うん じゃあ 入りましょうか」
[大浴場]
三人は入浴した。
⑤「はぁ~ やっぱりいい気持ち~」
⑥「そうだね~ いい気持ちね~」
③「ええ そうね」
⑤「…何度か拝見してますけど真純さんてやっぱりスタイル良いですよね。」
⑥「ええ 特に胸が良いですよね …羨ましいです」
③「…そお? ありがとう」
⑤「まさにその胸は緊急事態発令です!」
③「…えっ!? 何…?」
⑥「あっ 気にしないで下さい 彼女の口癖なので…」
…などと言いながら三人はお風呂を気持ち良く楽しんでいた。
[ホテル:生徒会専用部屋]
(2日目/PM.10:00)
四豊院奏と三葉院将和と三葉院真純と遠藤惣四郎の四人は夜遅くまで今回の親睦会旅行の打ち上げをしていた。
[ホテル:各部屋]
(2日目/PM.11:00)
消灯時間
生徒会役員以外の全員が就寝。
~おやすみなさい~
こうして親睦会旅行2日目が終わった…
……………
親睦会旅行3日目
青森県恐山旅行
[ホテル:各部屋]
(3日目/AM.7:00)
起床時間
全員が起床。
~おはようございます~
[ホテル:大宴会場]
(3日目/AM.8:00)
生徒会役員以外の全員で朝御飯を食事中。
1学年生徒の皆はぼーとしながらも黙々と食べていた。
生徒会役員は別室にて食事中。
[ホテル:ロビー]
(3日目/AM.9:00)
帰宅時間
全員が各自に帰り支度をしてロビーに集合しホテルを出発し宮城県に向かった。
(3日目/AM.11:00)
日本魔法学部第四高校(宮城県)に到着。
現地解散 全員が自宅へ帰って行った…
こうして親睦会旅行が無事終わった…
―――――――
『青森県親睦会旅行』
[第四高校の旅行規約]
1.原則自由行動は個人や友達同士での行動。
2.原則自己責任。
3.魔法実習は後日レポートで提出する事。
4.自由行動時に問題が起きたら[MCD]で担当教師か生徒会に連絡・報告する事([MCD]は学校側が各生徒に配布)
5.門限午後7時までに基点ホテルに戻る事。
以上 生徒が守る事。
『特別課外実習』
日本魔法学部第四高校の毎年11月に行う親睦会旅行では青森県恐山に行き特別課外実習で幽霊や心霊現象対策の魔法を習得する行事がある。
1学年の生徒だけが参加可能であるが強制的ではなく任意的でありこの特別課外実習に参加しなくとも進級や卒業には影響がないが幽霊や心霊現象に対応する魔法を習得する機会は他にはない。
それでも1学年の生徒はほぼ全員が参加している。
青森県恐山には名家・三葉院財閥が支援して建てられた第四高校専用宿泊施設のホテルに2泊3日の宿泊に利用している。
魔法実習は主に生徒会役員が1学年の生徒に魔法の指導をしていて実習内容の説明や実践などを行っておりレポートに必要なデータは四豊院奏が管理していて申請すれば提供してくれる。
習得する魔法は2つ。
1つ目は【攻撃魔法】《天魔凍磑》である。
2つ目は【防御魔法】《霊魂封印結界四陣》である。
なお担当教師は引率の為に来ていてただ見ているだけで何もしない。
『第四高校の魔法の紹介』
今回の魔法は単独での発動が可能である。
水魔法が使用可能であればすぐに習得でき『心霊現象研究会部』主力部員メンバーも使用可能である。
【攻撃魔法】
《天魔凍磑》
(元素:水&加速&波動魔法)
[霊力が必要]
実体・幽体・霊体などは問わずに指定した対象者を瞬時に凍らせる事ができる魔法。
第四高校の生徒ならほぼ使用できるはずの簡単な基本的魔法なのだが…?
(第四高校生徒の通常魔法)
【登場人物紹介】
[簡易型]
[斎城 成瑠子]
年齢:15歳
???出身
日本魔法学部第四高校の女子生徒(1年生)
ごく普通の女子高生であるが『霊力』・『霊感』は比較的高い方であり何か癖のありそうな少女である。
『魔法水泳大会』
日本魔法学部第四高校では他の魔法学校とは違い水泳・競泳はそれほど盛んではない。
そもそも第四高校の魔法学校自体が水泳には力を入れていない様で水泳部は在るのだが部員の実力は一般的な普通学校と同様の実力であり第六高校や第五高校の様な実力はない。
全七校対抗という事なので形式的に参加しており毎年最下位争いをしている。