表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
33/132

33.第五高校編[二学期]【帰省】

【アブソリュート=ゼロ】

 第五高校編[二学期]

    【帰省】



平塚陽都たち1年生が日本魔法学部第五高校に4月に入学してからはじめて年末年始を迎える12月のお話し。



登場人物

●第五高校

①平塚 陽都(あきと)(1年B組)

②東條 夢歌(1年B組)

③西九条 菖蒲(あやめ)(1年B組)

④西九条 早苗(2年A組)

⑤白橋 雪姫(2年A組)

⑥仲畑 透子(3年A組)

⑦九道院 将晴(3年A組)

⑧安倍 孔一郎(2年B組)

●第七高校

⑨平塚 凱都(3年A組)



12月

日本魔法学部第五高校(福岡県)でも師走の季節がやって来た。

クリスマスも無事終わり後は「年末年始休み」(特別休学)に入り年越しで正月を迎える為に今から帰省する生徒たちがその準備に追われているだけであった。


[生徒会室]

生徒会役員も帰省の話しでもちきりだった。(1年生はいない)

⑥「もう12月ね 1年経つのが早いわね」

⑦「そうだな 1年間なんてあっと言う間だな」

④「菖蒲(あやめ)たちがこの魔法学校に4月に入学してからもう12月なのですね。」

⑧「へぇ~」

⑤「うん うん 早い 早い」

⑥「それはそうと皆は年末年始の休みはどう過ごすのかしら?」

④「…ああ 帰省シーズンですからね」

⑤「あっ! そうだね」

⑦「…ふむ…」

⑧「…確かに…」

⑥「私は久しぶりに家に帰るわよ 地元だしね。」

④「わたくしは妹の菖蒲(あやめ)と一緒に熊本県の実家に帰りますわ。」

⑦「そうだな 俺も久しぶりに佐賀県の実家に一応は帰る予定だな…」

⑧「俺も宮崎県の実家に帰る予定です。」

⑤「あたしはどうしようかな~」

④「えっ? …まだ 決めてないのですか? 雪姫…」

⑤「えっ? あたしは関係ないわよ だって自宅通学だし いつも家に帰っているしー」

④「…ああ そうか そうですわね」

⑤「…うん そうそう…」

⑧「……」

⑥「なるほど 皆もどうやら実家に帰るようね。 まぁ このような時期でないと帰れないからね。」

④⑤⑧「……」

⑦「ふむ そういう事だな」

⑥「…ふふふ 皆 せっかくの休みだから楽しんで来てね。」

④「はい」

⑤「は~い」

⑧「…はぁ…」

⑦「おう」

この後も生徒会役員は談笑を続けていた。


[校内廊下]

こちらでは平塚陽都や東條夢歌や西九条菖蒲の1年生の三人が話していた。

①「いやぁ 今年ももうすぐ終わりだな。」

②「うん そうだね 結構早かったわね。入学してから…」

③「うん そうだね もうすぐ終わっちゃうね。今年も…」

②「そうだ! 二人はこの年末年始の休みはどうするの? あたしは長崎県の実家に帰るけど…」

①「俺は兄貴と一緒に高知県の実家に帰る予定だよ…」

③「私もお姉ちゃんと一緒に熊本県の実家に帰るよ」

②「へぇ~ そうなんだ~」

①「…そうだな…」

③「うん」

②「まぁ せっかくの休みだから楽しみだよね。二人共…」

①「…ああ そうだな まぁ 楽しんでくるよ」

③「うん そうだね」

この後も三人は談笑を続けていた。


ある日の夜

福岡県にある平塚家の別宅

平塚凱都と平塚陽都の兄弟は部屋で寛ぎながら話していた。

⑨「…なぁ 陽都(あきと)…」

①「…ん?」

⑨「…もうすぐ帰省シーズンだな」

①「…そうだな…」

⑨「陽都(あきと)! 今度の休みは一緒に実家に帰るぞ!」

①「…!」(ビックリした)

⑨「いいな? 陽都(あきと)

①「…ああ」

⑨「なに 少しの間 両親や親族に顔を見せるだけだ。 正月は皆が集まるからな…」

①「……」

⑨「お前だって "お年玉" が欲しいだろうが…」

①「…そりゃ欲しいよ」

⑨「なら 決まりだな」

①「…うん」

⑨「それじゃあ帰省準備はしておけ」

①「…わかった」

その後も平塚兄弟は寛ぎながら話した。


ある日の夜

福岡県にある西九条家の別宅

西九条早苗と西九条菖蒲の姉妹は部屋で寛ぎながら話していた。

③「ねぇ お姉ちゃん」

④「ん? な~に」

③「…お姉ちゃん 今度の休みは一緒に実家に帰るでしょ?」

④「ええ そうですわね 今度はおじいちゃんと一緒に三人で帰りますわね。」

③「久しぶりにお父さんとお母さんに会えるんだね。今から楽しみだよね」

④「ええ そうですわね」

③「後ね~ 他の皆も今度の休みは実家に帰るらしいよ~」

④「生徒会役員の方たちも今度の休みは帰省するようですわよ。」

③「へぇ~ そうなんだ~」

④「菖蒲(あやめ)も帰省準備はしておきなさい。」

③「は~い」

その後も西九条姉妹は寛ぎながら話した。


その後 日本魔法学部第五高校は二学期の終業式も無事終わり「年末年始休み」(特別休学)に入っていって生徒の皆は帰省で実家に帰って行った。



  ―――――――



 【陸堂瑛の軌跡(きせき)2】

    [簡易型]

7月[任務:同行(東京都)]

「三葉院将和と西九条早苗のお見合いで三葉院将和に陸堂兄弟が同行」

7月[海戦大会(優勝)]

「六甲院姉妹が見学」

8月[魔法大会(優勝)]

「六甲院姉妹が見学」

8月[旅行(沖縄県)]

「陸堂兄弟は六甲院姉妹所有無人島に宿泊」

9月[生徒会役員選挙(第七高校)]

「陸堂瑛が会長に就任」

9月[生徒会役員選挙(第六高校)]

「六甲院美咲が会長に就任」

9月[生徒会役員選挙(第五高校)]

「西九条早苗が会長に就任」



 『日本魔法学部第五高校』

     [帰省編]

福岡県にある日本魔法学部第五高校では通学している生徒の大半が九州地域(九州地方)の出身者であり九州専用の魔法学校となっている様だ。

九州各地から魔法を学びたい生徒たちが第五高校に集中している為に帰省時には九州各地の自分の実家に帰って行く事になるのだ。

今回は12月の冬休みについて魔法学校では冬休みではなく「年末年始休み」と言い12月30日~1月3日までの5日間を特別に休学が認められている「特別休学」に定めている。(魔法学校全七校共通)

ちなみに普通学校の冬休みはもっと長い事がある。(平均で8~10日ぐらいとされている)



    【注意点】

   (※ネタバレ注意)

既にご存知の読者もいると思いますが今回のお話しはごく短い期間で行われている事になる。

季節は冬の12月。

そして今回の本文の最初の方に書かれている "クリスマスが無事終わり" とあり12月25日が過ぎた頃だとわかる。

さらに帰省する「年末年始休み」は12月30日から1月3日までの5日間の "特別休学" が設定されている。

つまり今回は12月26日から12月29日までの間のお話しである。(12月29日は終業式)

ちなみに第五高校はクリスマスの出来事が書かれていないが機会があればまたどこかで書きたいと思います。



登場人物紹介



九道院 将晴

(くどういん まさはる)


年齢:18歳

身長:180cm

誕生日:6月1日(双子座)

佐賀県出身

趣味:魔法研究

在籍:3年生(3年A組)

所属:なし(前生徒会書記)

家族構成:???

一人称:[俺]


日本魔法学部第五高校の男子生徒。

成績・運動・魔法共に大変優秀である。

名家・九道院財閥の御曹司であり佐賀県では有名な名士でもある。

西九条家同様に全国各地に複数の別宅を持っていてそのうちのひとつである福岡県の別宅に住んでいてそこから学校へ徒歩通学している。

性格は非常に落ち着いた物腰で他人の話しや意見をよく聞いている大変な人格者。

西九条姉妹には実兄の様に慕われている。

格闘能力は少しあるがアテにならないが攻撃魔法は近接型・遠距離型共に使用できある程度の威力がある。

生徒会役員をしていて仲畑透子が会長の時代では書記をしていたが現在は辞めている。

魔法創学技術士の資格を所有していて魔法に関する知識も豊富である。

陸堂瑛の事は面識があるようだがどういう関係かはまだ不明である。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ