32.第五高校編[二学期]【魔法水泳大会】
【アブソリュート=ゼロ】
第五高校編[二学期]
【魔法水泳大会】
登場人物
●第五高校
①平塚 陽都(1年B組)
②東條 夢歌(1年B組)
③西九条 菖蒲(1年B組)
④西九条 早苗(2年A組)
⑤白橋 雪姫(2年A組)
⑥仲畑 透子(3年A組)
⑦岡倉 晄(2年生)
⑧岡倉 晧(2年生)
●第七高校
⑨平塚 凱都(3年A組)
第五高校の行事は『親睦会旅行』も無事終わり次は『魔法水泳大会』に参加するべく第五高校の生徒会役員と水泳部の選抜メンバーは決戦の地の大阪府に来ていた。
今回は仲畑透子も参加する為に代わりに安倍孔一郎が学校に残り九道院将晴と安倍孔一郎の二人で学校の生徒会を運営する事になる。
11月
『魔法水泳大会』[大会会場]
[準備室](AM.8:30)
第五高校を含む各魔法学校.全七校に用意されている男女別の更衣室やシャワー室などがあり控え室も付いている。
水泳部選抜メンバーは競技用水着に着替えた。
生徒会役員と水泳部選抜メンバーが話していた。
①「岡倉先輩方 頑張って下さい!」
⑦「おう! 頑張るよ!」
⑧「…ええ 何とか…」
②「う~ん 緊張するなぁ~」
③「夢ちゃん 頑張って!」
①「夢歌 頑張れよ!」
⑥「大丈夫よ 夢歌ちゃん 落ち着いていつも通りに泳げば問題ないわ。」
②「…はい そうですね」
③「そうだよ 夢ちゃん」
②「…うん そうだね」
④「まぁ 1年生が緊張する気持ちは判りますわね? 雪姫?」
⑤「…ええ そうよね」
①②③「……」
⑥「さぁ そろそろ行きましょうか。」
第五高校の生徒会役員と水泳部選抜メンバーは準備室を出て行った。
[生徒会席](AM.8:50)
引率生徒会役員の席がある。
④「第五高校の生徒会役員の席はここですわね。」
①「はい」
⑤「ええ」
③「うん」
第五高校の生徒会役員は席に座った。
④「こちらでゆっくり観戦しましょうか。」
平塚凱都が現れた。
⑨「よう! 陽都! 元気か!?」
①「兄貴! 来ていたのか?」
⑨「おう! 来てるぞ!」
④「お久しぶりですわ 平塚先輩」
⑤「久しぶりです 平塚先輩」
③「…」(コクリ)
西九条菖蒲は西九条早苗の後ろに隠れて平塚凱都にお辞儀をした。
⑨「おう! 久しぶりだな!」
④「…ところで「瑛様」と「翼様」も来ていますか?」
⑤「来てますか? 平塚先輩」
①③「…!?」(…「様」…?)
⑨「おう! あの二人なら向こうの方の席にいるぞ!」
⑤「あっ そうなんですか?」
④「後で挨拶に行った方がいいですかね?」
⑨「…私の方からも後で伝えておこう…」
1【開会式】(AM.9:00)
大会開会の挨拶中。
第五高校の生徒会役員は真面目に聞いていた。
[開会の挨拶]
2【個人戦】(AM.9:30)
各魔法学校.全七校対抗の種目別個人戦競技である。
《競泳1:自由形》
●第七高校/立川竜徳
●第六高校/海原孝彦
●第五高校/岡倉晧
⑧「…やれやれだな …強そうな人達が揃っているな…」
[競技スタート]
…………………
[競技結果]
【優勝:第一高校/北芝璋】
⑧「誰だ!? あの第一高校の彼は…!?」
《競泳2:平泳ぎ》
●第七高校/萩野景子
●第六高校/佐藤つかさ
●第五高校/東條夢歌
②「皆さん 宜しくお願いします。」
[競技スタート]
…………………
[競技結果]
【優勝:第五高校/東條夢歌】
②「ふう~ 何とか勝てました~」
《競泳3:背泳ぎ》
●第七高校/藤野宗次
●第六高校/篠塚航軌
●第五高校/岡倉晄
⑦「よーし! 頑張るぞー!」
[競技スタート]
…………………
[競技結果]
【優勝:第六高校/篠塚航軌】
⑦「なかなかやるな! あの第六高校の彼は…!」
《競泳4:バタフライ》
●第七高校/神無月尚子
●第六高校/水嶋さゆき
●第五高校/仲畑透子
⑥「さぁ 私で最後ですね では頑張りますか…!」
[競技スタート]
…………………
[競技結果]
【優勝:第七高校/神無月尚子】
⑥「はぁ~ やっぱり尚子ちゃんは強いわね~」
3【団体戦】(AM.11:00)
各魔法学校.全七校対抗のメドレーリレー団体戦競技である。
●第五高校
水泳部の選抜メンバー
⑥「他校の皆は強いわね よほど凄い練習をしているのね。」
⑧「ええ そうですね」
⑦「でも俺たちも負けてませんよ。」
②「そうですよ 頑張りましょうよ。」
⑥「ええ そうね」
[競技スタート]
1.背泳ぎ→2.平泳ぎ→3.バタフライ→4.自由形の順で競泳。
…………………
[競技結果]
【優勝:第一高校】
●第五高校
水泳部の選抜メンバー
⑦「どういう事だ? 第一高校は本当に強いぞ!」
⑧「ええ 第六高校よりも強いんじゃないかな?」
②「ホントですよね~」
⑥「ホント 私たちじゃあ相手にならないって感じ…ね」
4【昼食】(PM.0:00)
全員が昼食中。
[生徒会席]
第五高校の生徒会役員と水泳部選抜メンバーは一緒に昼食を食べていた。
⑨「おう! 調子はどうだ?」
平塚凱都が現れた。
①「あっ! 兄貴!」
⑥「全然駄目ね!」
⑨「…そうか…」
5【魔法旗争奪戦】(PM.1:00)
プールの敵陣内にある「旗」奪取で勝利する競技である。
1.[各魔法学校リーグ戦]
●第五高校
水泳部の選抜メンバー
⑥「さぁ ここから後半戦よ! 最後まで気を抜かずに頑張りましょう!」
②⑦⑧「はい!」
[競技スタート]
…………………
[競技結果]
~リーグ戦順位~
1位:第一高校チーム
2位:第七高校チーム
3位:第六高校チーム
4位:第五高校チーム
●第五高校
水泳部の選抜メンバー
⑥「やったわ 予選通過よ!」
②「やりましたね! 仲畑先輩!」
⑦「どうやら主力チームが残ったようだな。」
⑧「…ああ やはりと言うべきか…」
2.[上位4チームによるトーナント方式]
[抽選結果]
[準決勝:第一試合]
[第一高校.VS.第七高校]
[競技スタート]
…………………
[競技結果]
【勝利:第一高校】
●第五高校
水泳部の選抜メンバー
⑦「…やはり残ったか 第一高校…」
⑧「第七高校も結構強いのだが …勝てないのか…?」
②「第一高校はそんなに強いチームなのですか?」
⑥「いや 今まではそこまで強いチームではないはずなんだけど…ね?」
②「…そうですか…」
[準決勝:第二試合]
[第五高校.VS.第六高校]
●第五高校
水泳部の選抜メンバー
⑦「…参ったな 第六高校か…」
⑧「本来の大本命と当たってしまったな…」
②「か 勝てますかね?」
⑥「まぁ やるだけやりましょう。」
②⑦⑧「はい!」
[競技スタート]
…………………
[競技結果]
【勝利:第六高校】
●第五高校
水泳部の選抜メンバー
②「はぁ~ 負けました…」
⑥「はぁ~ 負けたわ やはり第六高校は強いチームだわね。」
⑦「これで第六高校と第一高校の決勝戦か…」
⑧「第六高校は第一高校に勝てますか?」
⑥「さぁ?」
②⑦⑧「……」
[決勝戦]
[第一高校.VS.第六高校]
[競技スタート]
…………………
[競技結果]
【優勝:第一高校】
●第五高校
水泳部の選抜メンバー
⑦「あの第六高校が負けたのか!?」
⑧「凄いぞ! 第一高校のチーム!!」
②「はい 本当に第一高校は強いですね。」
⑥「…ええ 想定外よ…」
6【水魔法戦】(PM.3:00)
各魔法学校.全七校の代表者1人が水魔法を駆使して競う競技である。
●第五高校
代表/仲畑透子
⑥「さぁ 行くわよ!」
[競技スタート]
仲畑透子は水魔法を披露。
⑥「ふう 終わったわ」
…………………
[競技結果]
【優勝:第一高校/北芝泉】
⑥「またしても…第一高校の…勝利…ですか…?」
7【閉会式】(PM.4:30)
大会閉会の挨拶中。
[成績発表]
【総合優勝:第一高校】
●第五高校
水泳部の選抜メンバー
⑦「ま まさか第一高校が優勝するとは…!?」
⑧「ええ まさか第六高校の優勝が阻まれるとは…ね」
②「…でも来年こそは…必ず…あたしたちが…!」
⑥「まさか…こんな結末になるとはね まさに想定外だわ。」
[生徒会席]
第五高校の生徒会役員の感想。
①「…残念だったな 夢歌」
④「ええ 残念ですわね 夢歌ちゃん」
③「…残念ね 頑張ったんだけどね…」
⑤「第一高校はなんであんなに強いのかしら?」
⑨「全くだな!」
平塚凱都が現れた。
①「あっ! 兄貴!」
⑨「やるな! 第一高校の奴らは!」
⑤「第一高校の勝因は何なんですか?」
⑨「ふむ あの第一高校の生徒…特に北芝璋と北芝泉の活躍で優勝できたようなものだがな…!」
①③「……」
④「なるほど 今年の第一高校は人材にも恵まれた様ですわね。」
⑤「ふぅ~ん そうなんだ」
⑨「……」
[閉会の挨拶]
こうして『魔法水泳大会』は無事終了した。(PM.5:00)
―――――――
『魔法水泳大会』
毎年11月に大阪府で開催する。
全七校対抗の為に第一高校から第七高校までの共通認識のある大会行事である。
今回は第五高校が中心で描かれていて陸堂兄弟や六甲院姉妹も来ているが登場していない。
詳細な説明は第六高校編【魔法水泳大会】を参照。
【参加選手一覧】
各魔法学校.全七校の中の第五高校から第七高校までの男女混合で水泳部に所属している生徒の紹介する。
●第五高校の参加選手
1.競泳:自由形/岡倉晧.男子生徒(2年生)
2.競泳:平泳ぎ/東條夢歌.女子生徒(1年B組)
3.競泳:背泳ぎ/岡倉晄.男子生徒(2年生)
4.競泳:バタフライ/仲畑透子.女子生徒(3年A組)
●第六高校の参加選手
1.競泳:自由形/海原孝彦.男子生徒(2年C組)
2.競泳:平泳ぎ/佐藤つかさ.女子生徒(3年B組)
3.競泳:背泳ぎ/篠塚航軌.男子生徒(2年C組)
4.競泳:バタフライ/水嶋さゆき.女子生徒(2年B組)
●第七高校の参加選手
1.競泳:自由形/立川竜徳.男子生徒(1年C組)
2.競泳:平泳ぎ/萩野景子.女子生徒(3年B組)
3.競泳:背泳ぎ/藤野宗次.男子生徒(1年C組)
4.競泳:バタフライ/神無月尚子.女子生徒(2年B組)
第一高校から第四高校までの参加選手はまだ不明である。
『二大巨神の魔法』
第七高校の「二大巨神」と呼ばれた平塚凱都と武藤誠の得意魔法を紹介する。
【補助魔法】
《ヴァッファロン》
(吸収魔法)
触れた相手(人.物.元素など問わず)のエネルギー源(力.体力.魔法力.能力など)を吸収して奪い取る特異性のある魔法。
奪い取ったエネルギーは自分の体内に蓄積されて加える事ができる。
(平塚凱都の通常魔法)
―――――――
【防御魔法】
《天神血鎧》
(硬化&波動魔法)
硬化魔法と波動魔法を合わせた上で結界防御魔法を融合させた緋色鎧を造り自分の肉体に纏わせて戦闘を行う事ができる複合魔法。
自分の攻撃や防御に想像を絶する力が宿り見えない衝撃波を放つ事ができる。
(武藤誠の通常魔法)
登場人物紹介
安倍 孔一郎
(あべ こういちろう)
年齢:17歳
身長:175cm
誕生日:8月18日(獅子座)
宮崎県出身
趣味:特になし
在籍:2年生(2年B組)
所属:生徒会書記(二期目)
家族構成:???
一人称:[俺]
日本魔法学部第五高校の男子生徒。
成績は平均より上であり特に数学は得意である。
運動神経は普通である。
魔法実技は平均的である。
第五高校の男子寮に住んでいてそこから学校へ徒歩通学している。
性格は内向的ではないが言いたい事をあまり言わないだけで無口と言う訳でもない。
後は特に普通である。
格闘能力は皆無だが攻撃魔法は近接型・遠距離型の両方使用できるが威力はまだ不明である。
外見・内面ともに普通の少年であるが生徒会の書記を二期連続して就任していて仲畑透子が会長の時代と西九条早苗が会長の時代に同一役職をこなすベテランである。
西九条菖蒲や白橋雪姫たち現在の生徒会役員とは普通に接していて問題ない。
陸堂瑛の事は名前ぐらいは知っているがまだ会った事がない。