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26.第五高校編[一学期]【部活動】

【アブソリュート=ゼロ】

 第五高校編[一学期]

   【部活動】



登場人物

●第五高校

①平塚 陽都(あきと)(1年B組)

②東條 夢歌(1年生)

③西九条 菖蒲(あやめ)(1年生)

④西九条 早苗(2年生)

⑤白橋 雪姫(2年生)

⑥仲畑 透子(3年生)

●第七高校

⑦平塚 凱都(3年A組)



 日本魔法学部第五高校(福岡県)

5月[一学期]


ある日の朝

校内の下駄箱にて

東條夢歌と西九条菖蒲が登校してきた。

②「おはよう 菖蒲(あやめ)

③「おはよう 夢ちゃん」

②「今日も一日(いちにち)頑張ろう」

③「うん」

東條夢歌と西九条菖蒲は上履きに履き替え廊下を歩きながら話した。

③「ねぇ 夢ちゃんは何か部活決めた?」

②「まだ 決めてない どうしようかな… …菖蒲(あやめ)は何部か決めた?」

③「私もまだ決めてない どうしようかなって…」

②「でもまだ慌てる事はないよね。」

③「そうだね ゆっくりじっくり考えて決めよう。」

二人は教室に入って行った。


校内の廊下にて

廊下にある掲示板に貼り出されている掲示物を眺めている西九条早苗がいた。

④「何? …登山大会?」

そこに白橋雪姫が現れた。

⑤「…どうしたの? 早苗」

④「あら 雪姫 今日もいい天気ですね」

⑤「ええ そうね ところで今 何を見ていたの?」

④「ああ… ほら 部活動の勧誘のポスターを見ていましたの。」

⑤「ああ… そうか… そういう季節ね」

④「まぁ 帰宅部のわたくしにはあまり関係ありませんわ。」

⑤「…えっ? 何か部に入らないの?」

④「う~~ん 特にやりたい部がありませんわ。」

⑤「ふぅ~~ん そうなの」

④「あなたこそ 何かやりたい部はありますか?」

⑤「…私? 私ね…」

④「……」

⑤「…何も考えていないわ」

④「…そうなのですか」

西九条早苗と白橋雪姫は廊下を歩きながら話した。

④「では雪姫も今のところは帰宅部ですね。」

⑤「ええ そうね 私は歌が好きだから音楽部なんかがあればいいんだけど…」

④「…音楽部 そういえば第七高校や第六高校にはありますわね。」

⑤「そうなの?」

④「ええ 第七高校では昔ながらの伝統部であり第六高校では美咲さんが1年生の時に設立したらしいですわ。」

⑤「…美咲さん?」

④「ええ 六甲院美咲… 『名家 六甲院財閥』のご令嬢ですわ。」

⑤「へぇ~ …部って作れるの?」

④「ええ 生徒会の承認を得ればですけど色々と条件がありましてなかなか作れないのが現状ですわ。」

⑤「へぇ~ その六甲院美咲さんはよく音楽部を作れたわね…」

④「どうでしょうね 何か裏ワザでも使ったのでしょうか?」

⑤「…うん 一度見てみたいわね。 …その音楽部…」

④「それでしたら見学に行きましょうか?」

⑤「…見学できるの?」

④「…ええ できますわ 二校共 知人がいますの その方たちにお願いすればなんとかなるでしょう。」

⑤「…本当? じゃあ 早速(さっそく)お願い」

④「判りました」

西九条早苗と白橋雪姫は一旦(いったん)別れた。


ある日の夜

福岡県にある自宅

平塚凱都と平塚陽都はリビングで話していた。

①「なぁ 兄貴に頼みがあるんだけどさー」

⑦「なんだ?」

①「西九条早苗先輩のお願いでさー 今度 複数の知人が第七高校を見学したいと言うんだけどさー …大丈夫かな?」

⑦「なんだ そんな事か 別に構わんぞ 案内してやるぞ」

①「本当!?」

⑦「ああ 和幸に連絡しておいてやるから都合の良い日を教えてくれ」

①「兄貴 ありがとう」

⑦「…ははは… たまには兄貴らしい事をしないとな…」

平塚兄弟はリビングで寛ぎながら話していた。



 日本魔法学部第五高校


ある日の昼

校内の廊下にて

平塚陽都と東條夢歌と西九条菖蒲の三人は歩きながら話していた。

①「菖蒲(あやめ) 第七高校はOKだぞ」

③「そう 第六高校もOKだよ」

①「よし!」

②「…?」

③「夢ちゃん 今度 第六高校と第七高校の見学に行くけど一緒に行く?」

②「えっ?」

③「お姉ちゃんが第六高校に連絡して行ける様になったんだって その後で第七高校にも行く事になっているんだ。」

②「そうなの?」

③「そう まぁ あくまでも部活動の見学だけどね~」

①「……」

②「へぇ~ じゃあ あたしも行く。」

③「じゃあ お姉ちゃんに言っておくね。」

②「よろしくね」

③「うん」

①「決まったな」

三人は教室に入って行った。


生徒会室にて

西九条早苗と白橋雪姫と東條夢歌と西九条菖蒲と平塚陽都の五人は生徒会室にいた。


西九条早苗は仲畑生徒会長に今回の事を詳細に説明した。

⑥「……」

①②③④⑤「……」

⑥「…詳細は判りました 許可します」

①「やった!」

②「やったね 夢ちゃん」

③「うん」

④「ほっ」

⑤「へぇ~ なんとかなるもんだねー」

西九条早苗たち五人は思い思いに喜んだ。

⑥「ついては第五高校の代表者として私も同行します。」

④「えっ? 会長も行かれるのですか?」

⑥「ええ 第六高校ではまず六甲院美咲のご挨拶と第七高校ではあの『天才 陸堂瑛』にもご挨拶をしなければいけませんからね。」

①②③④⑤「?」

西九条早苗たち五人は首を(かし)げた。

④「…りくどうあきら?」

⑤「…って誰です?」

⑥「おっと 知らなければ知らないでいいですよ。 軽く挨拶する程度ですから…」

④⑤「…はぁ…」

①②③「…?」


こうして西九条早苗たち五人に仲畑会長は部活動見学と言う名目で第六高校と第七高校に行く事になった。



  ―――――――



 【魔法学校について】

    [部活編]

魔法学校でも部活動はあり中には全国大会に出場した部もある。

運動部では野球部やサッカー部などの部活があり文化部では料理研究部や映画研究部などの部活がある。

第七高校での運動部ではバスケットボール部や剣道部や弓道部や新体操部や水泳部などもありいずれも全国区の実力を持っている他 文化部では放送部や全国区の実力を持つ音楽部などもあり第七高校では部活動が全体的に盛んな魔法学校である。

一方 第六高校では第七高校の様な全体的な盛んな部活動ではなく一部の部活動が盛んであり代表的なのが水泳部と音楽部である。

実際に本編・後書きで紹介されている部活はこのふたつだけでありどちらも全国区の実力を持っているのだが後の部については不明である。

今回の第五高校は第六高校や第七高校よりも部活の種類が少なく今後どうなるか注目である。



 【登場人物紹介】

   [簡易型]

 [仲畑 透子]

年齢:17歳

福岡県出身

日本魔法学部第五高校の女子生徒。(3年生)

現在は生徒会の会長を務めている。


 [西九条 早苗]

年齢:16歳

???出身

日本魔法学部第五高校の女子生徒。(2年生)

西九条菖蒲の姉。

現在は生徒会の副会長を務めている。


 [白橋 雪姫]

年齢:16歳

???出身

日本魔法学部第五高校の女子生徒。(2年生)

現在(いま)はまだ所属部なし。



登場人物紹介



平塚 陽都

(ひらつか あきと)


年齢:15歳

身長:173cm

誕生日:12月28日(山羊座)

高知県出身

趣味:不明(教えてくれない)

在籍:1年生(1年B組)

所属:なし

家族構成:父.母.兄.?

一人称:[俺]


日本魔法学部第五高校の男子生徒。

成績・運動・魔法共に普通である。

福岡県の別宅から学校へ徒歩通学している。

外見は兄とは違い普通の体格であり柊沢統一とほぼ同型である。

性格は基本.わがまま。

積極的ではない為に遅れを取る事もしばしば。

女好きの部類に入り美しいモノ・綺麗なモノ・可愛いモノには目がない。

格闘能力はとりわけ高くはないが攻撃魔法は近接型が得意であり遠距離攻撃は苦手で精度が高くない。

東條夢歌や西九条菖蒲と仲が良い。

福岡県にある第五高校に通学している為に親許(おやもと)から離れて暮らしていて時々兄の凱都が様子を見る程度である。

彼が親許(おやもと)から離れてまで第五高校に通学するのには(ワケ)があり兄に「不純だ!」と言われたその目的がこれから明らかになるだろう?

ごく平凡な少年であり特別に優れているモノもなく兄の様な強さにも興味がない…

最近はやる気も感じられないが…?

陸堂瑛の事は凄い(ひと)としか思わない。


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