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25.第五高校編[一学期]【始まり】

【アブソリュート=ゼロ】

 第五高校編[一学期]

    【始まり】



登場人物

●第七高校

①平塚 凱都(3年A組)

●第五高校

②平塚 陽都(あきと)(1年生)

③東條 夢歌(1年生)

④西九条 菖蒲(あやめ)(1年生)



 日本魔法学部第五高校(福岡県)

4月[一学期]


[入学式]

日本魔法学部第五高校の入学式が行われていた。

日本魔法学部第七高校では柊沢統一や佐久間花織やシーラ・ラトファルトたちが揃って入学してきたこの時期に平塚陽都は第五高校に入学していた。


平塚凱都と平塚陽都は第五高校の校門の前で話していた。

②「よう 兄貴 来てくれたのか?」

①「おう! 来たぞ 折角(せっかく)の弟の入学式だからな」

②「ふ~ん」

①「それにしても何でお前は第五高校に入学したのだ? 第七高校でも充分なはずだぞ!」

②「えー いいじゃんか 別に… だいたい兄貴と同じ学校なんて俺は嫌だよ!」

①「ちっ! 相変わらずのわがままぶりたな。」

②「俺は兄貴から離れて自分の力だけでやっていくつもりだ!」

①「ちっ! 偉そうに言いやがって! 全く!」

②「何だよ 文句あるのか?」

①「そんな容易(たやす)くやっていけると思うのか? 平塚の血筋はなぁ…」

②「……」

①「…まぁいい いつもの事だ お前と話してもラチがあかん」


 …キィコーン カァコーン


①「…ん? そろそろ入学式が始まるのではないのか?」

②「あ? もうそんな時間か? 俺 行ってくるよ」

平塚陽都は第五高校の入学式に参加すべく校内に入って行った。

①「…やれやれだな…」

平塚凱都も第五高校の校内に入り入学式の来賓席に座った。


 ………[入学式中]………


②「ふう やっと終わったよ」

①「いやぁ 全く窮屈(きゅうくつ)な行事だな… 帰るぞ! 陽都(あきと)

②「…ああ」

入学式も無事終わり平塚凱都と平塚陽都は自宅に帰宅した。


平塚家は福岡県にも別宅を持っていて意外にお金持ちである。(名家・財閥までには達していない)


平塚陽都と平塚凱都は兄弟でありながら兄の凱都は日本魔法学部第七高校の生徒であり弟の陽都は日本魔法学部第五高校の生徒になったばかりであるが兄弟が別々の魔法学校に通学する事は結構珍しい事である。

陸堂兄弟(妹は例外だが)や柊沢姉弟や六甲院姉妹や西九条姉妹などを見ても判る通り兄弟・姉妹が同じ魔法学校に通学している事が当たり前であり平塚兄弟に限って言えば少し異質である。

もちろん他にも兄弟・姉妹でありながら違う魔法学校に通学している者もいるがそれは何かの事情で仕方ない場合であって平塚兄弟の様な特に何もないのに違う魔法学校に通学するケースは非常に少ない。


ある日の昼

校内廊下にて

一人の美少女が廊下を颯爽(さっそう)と歩いていて辺りは騒然となった。

…ざわざわ

「やべえ…美しい…」

「おい! 彼女すげえ美人だな!」

「ああ…綺麗…だ…」

その女子生徒は類い稀な美貌を持つ校内一の美少女であった。

多くの男子生徒がその美少女生徒を見とれており平塚陽都もそのひとりであった。


平塚陽都はその美少女が歩く横顔を思わず眺めてしまった。

②「本当に美人だ… 彼女以上の美少女がこの世にいるだろうか? いや いない! そう いないのだ!!」

③「…ねぇ さっきから何バカな事を独り言で言ってるの?」

②「…ん? なんだ お前たちか…」

東條夢歌と西九条菖蒲が平塚陽都の前に現れた。

③「ちょっと! なんだはないじゃないの! それにあたしや菖蒲(あやめ)だって充分美少女でしょ?」

④「……」

②「ふふ… "バカな" いや "バカめ"! 確かにお前たちも充分可愛い… だが彼女に比べたら『月とすっぽん』だ。 身の程を知れ!」

東條夢歌は少しムカッとした。

③「ちょっと! (ちょー)ムカつく もういいわ! 行きましょう 菖蒲(あやめ)

④「…うん」

東條夢歌と西九条菖蒲は立ち去った。

②「ふん 負け犬め!」


校内廊下(別の所)

東條夢歌と西九条菖蒲は歩きながら話していた。

③「な~に アレ? 全く!」

④「夢ちゃん そんなに怒んないで」

③「でも 悔しくないの? あたしは悔しくて 女としてのプライドが…」

④「まぁまぁ 夢ちゃん」

③「うぅ~~」

苛立(いらだ)つ東條夢歌を西九条菖蒲がなだめていた。


ある日の夜

福岡県のある自宅

平塚凱都と平塚陽都がリビングで話していた。

①「どうだ! 第五高校は?」

②「ああ いい学校だよ」

①「まぁ…お前がいいのならそれでよかろう…」

②「…ああ 本当に彼女は美しいな…入って良かった」

①「…(あき)れた奴だな お前は… 情けない」

②「…ふん」


こうして平塚陽都の日本魔法学部第五高校ので生活が始まった。



  ―――――――



   【始まり】

  [平塚凱都の挨拶]

「久しぶりだな 平塚凱都だ 皆 元気だったか? 私は元気だったぞ おや なんで第七高校の生徒である私が第五高校編に出ているのか? それはだな弟の陽都(あきと)が第五高校に入学してしまってな 保護者がわりにだな… 全く面倒臭いな 私は第七高校の生徒だと言うのに… しかも奴の動機が不純だ! 我ながら情けないよ これからはたびたび登場するかもな…

まぁ 弟共々宜しく頼むよ。」


 【登場人物紹介】

   [簡易型]

 [平塚 凱都]

年齢:17歳

高知県出身

日本魔法学部第七高校の男子生徒。(3年生)

平塚陽都の兄。

風紀委員長。

福岡県と高知県を行ったり来たりしている。


 [平塚 陽都(あきと)]

年齢:15歳

高知県出身

日本魔法学部第五高校の男子生徒。(1年生)

平塚凱都の弟。

現在(いま)はまだ所属部なし。

福岡県の別宅にいる。


 [西九条 菖蒲(あやめ)]

年齢:15歳

???出身

日本魔法学部第五高校の女子生徒。(1年生)

西九条早苗の妹。

現在(いま)はまだ所属部なし。


 [東條 夢歌]

年齢:15歳

???出身

日本魔法学部第五高校の女子生徒。(1年生)

現在(いま)はまだ所属部なし。



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