表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
15/132

15.第六高校編[一学期]【お誘い】

【アブソリュート=ゼロ】

 第六高校編[一学期]

   【お誘い】



登場人物

●第六高校

①六甲院 美咲(2年A組)

②六甲院 美幸(2年A組)

③宮野 昭吾(2年B組)

④羽柴 裕基(2年B組)

⑤真鍋 充(2年B組)

●第七高校

⑥陸堂 翼(2年B組)

⑦陸堂 瑛(2年B組)



5月

ある日の夜

島根県の六甲院邸

美咲の部屋にて

六甲院美咲と美幸は紅茶を飲みながら寛いでいてお喋りしていた。

①「…」

②「…」

①「はぁ~ 美味しいですわ」

②「はい 美味しいですね」

①「…それにしても先日は大変な目に()いましたわ。」

②「…はい」

①「まさか わたくしたちがあの様な事件に巻き込まれるとは……思いませんでしたわ。」

②「…」

①「…ふう 結局 あの暴漢犯達はどうなりましたか?」

②「…はい…あの逮捕された暴漢犯達は日本人で20代前半の方達だそうです。 拳銃とかの武器も何処かの国から密輸したとかで……」

①「…何であの様な場所であんな事をされたのでしょうか?」

②「…実はあの後 調べて見ましたらあのホテルでは重要な会談があって政府要人が来ていたそうです。」

①「…え? 本当ですか?」

②「…はい お姉様のお見合いの相手の方も政府要人の会談に参加していたとかで……」

①「なるほど あのホテルに警察官が結構 多かったのはその為……ですか。」

②「そこに社会に不満を持つ俗に言う『過激派』と呼ばれる方達があのホテルを襲撃した……と思いますね。」

①「あ~ぁ なるほど」

②「でも あんなに多かった警察官も歯が立たず そこで依頼を受けた陸堂兄弟が現場に急行して事件を解決した……と思いますね。」

①「…瑛様…」

②「…」

①「…瑛様は一体どういった事をされてる方なんですか?」

②「はい 弟の翼様と一緒に『日本魔法学部第七高校』の2年生として在籍していて 一方では兄弟で『陸堂サポートサービス』と言う事業を設立していて お仕事のご活躍をされているとかで……」

①「ほぉ~う 意外に苦労されているのですね。 あれ? それでご両親は?」

②「……既に他界されているそうです…」

①「……そうですか…」

②「ご兄弟お二人で和歌山県の自宅に住んでいるそうです。」

①「はぁ? 和歌山県? 第七高校は高知県ですよね?」

②「はい」

①「では 通学手段は?」

②「さぁ 解りません」

①「…」

②「あっ? でもお見合いはこの後どうなるのですかね? あの後で中止になってしまっていて……」

①「…さぁ お父様の事ですからまた何処からか見つけてくるのではないのですかね? はぁ~」

②「……そうですね…」

①「…」

②「…」

六甲院美咲と美幸は紅茶を飲んで寛いでいた。



 日本魔法学部第六高校(島根県)


ある日の昼頃

第六高校の校内某所にて

宮野昭吾が六甲院美咲と美幸に話し掛けてきた。

③「あのー」

②「…!?」

①「あなたは…?」

③「先日…暴漢共に襲われたとかで大丈夫でしたか?」

①「ええ 大丈夫でしたよ。 おかげでお見合いも潰れましたしね。」

③「…!? お見合い? お見合いされていたんですか?」

①「ええ お父様に言い付けられて渋々行きました。」

②「でも…あの事件が起きたので結局 相手の方に会う事ができませんでした。」

③「…そうですか…」

①「まぁ あなたには関係ないと思いますがご心配して頂いてありがとうございます。」

③「いいえ 俺なんかがそんな…」

②「でも…悪い事ばかりでもないですよ。 『運命の出逢い』もありましたし……ね」

③「…『運命の出逢い』?」

①「…!? み 美幸!?」

②「…ふふふ…」

③「?」

六甲院美咲と美幸は立ち去った。

④「お前も相変わらずだな」

⑤「…ぶつぶつ」

羽柴裕基と真鍋充の二人が現れた。

③「…裕基と充か…」

④「あんな高飛車お嬢様の何処がいいんだが!」

③「貴様! 美咲様に対してその暴言は許さんぞ!」

④「おやおや おぉ~ こわっ」

⑤「…恐い…」

③「ちっ!」

宮野昭吾は立ち去った。

④「やれやれだな アイツ!」

⑤「…周りが見えていない…」

④⑤「…」

羽柴裕基と真鍋充の二人は立ち去って行く宮野昭吾の後ろ姿を眺めていた。



6月

ある日の午前中

六甲院美咲と美幸は高知県にある『日本魔法学部第七高校』で行われている【武道大会】の見学に来ていて特に "陸堂瑛" の活躍を見ていた。


美咲と美幸の二人は決勝戦を観戦していた。

①「…」

②「わたくし 驚きました! 瑛様があれ程お強いとは…!」

①「……ええ」

②「…あんなに強いのに何故 今まで無名だったのか…?」

①「…そうですわね…」

②「…お姉様…?」

①「……瑛様…素敵ですわ…」

②「…」

【優勝者 陸堂瑛】で武道大会が終わった。



7月

ある日の午前中

六甲院美咲と美幸は高知県にある『日本魔法学部第七高校』で行われている【海戦大会】の見学に来ていて特に "陸堂瑛" の活躍を見ていた。


美咲と美幸の二人は決勝戦を観戦していた。

①「…」

②「やっぱり凄いですね! 瑛様! 武道大会でも優勝しましたしね!」

①「……ええ」

②「お姉様 この大会も優勝しますかね?」

①「…そうですわね…」

②「…お姉様…?」

①「……瑛様…素敵ですわ…」

②「…」

【優勝者 陸堂瑛】で海戦大会が終わった。



8月

ある日の午前中

六甲院美咲と美幸は高知県にある『日本魔法学部第七高校』で行われている【魔法大会】の見学に来ていて特に "陸堂瑛" の活躍を見ていた。


美咲と美幸の二人は決勝戦を観戦していた。

①「…」

②「…もう ホントの本当に凄いですね! 瑛様!」

①「……ええ」

②「…聞いた話ですが この大会でも優勝するとなんと! 三大会三冠連覇で前人未踏なんですって!」

①「…」

②「…つまり この偉業は第七高校が三大会を開始して以来 初めて達成するのが瑛様と言う事です!」

①「…そうですわね…」

②「…お姉様…?」

①「……瑛様…素敵ですわ…」

②「…」

【優勝者 陸堂瑛】で魔法大会が終わった。



六甲院美咲と美幸は魔法大会が終わった後で陸堂瑛と翼に()いに行っていた。

②「瑛様 優勝おめでとうございます。」

①「瑛様 優勝おめでとうございますわ。」

⑦「ああ……ありがとう」

⑥「…」

①「あのっ!」

⑥⑦「!?」

①「突然ですが この後…何かご用はありますか?」

⑥「…え?」

⑦「特にない…が…?」

①「…でしたら わたくしたちの別荘が沖縄県にあるのですが もし良かったら一緒に行きませんか?」

②「…どうですか?」

⑥「…どうします? 瑛」

⑦「…いいよ 判った」

②「……あっ!」

①「本当ですか!?」

⑦「ああ……但し 俺たちの連れも一緒でいいか?」

①「はい もちろんですわ!」

②「はい!」

⑦「よし では翼よ 統一たちにも伝えておけ。」

⑥「はい 判りました。」

①「では詳細は近日中にお知らせしますわ。」

⑦「ああ わかった」

⑥「はい 判りました。」

①「では失礼しますわ。 瑛様 翼様」

②「それでは失礼しますね。 瑛様 翼様」

⑥「はい どうもです」

⑦「…ああ…」

六甲院美咲と美幸は立ち去った。



ある日の夜

島根県の六甲院邸

美咲の部屋にて

六甲院美咲と美幸は紅茶を飲みながら寛いでいてお喋りしていた。

①「おほほほ……やりましたわね」

②「でもあちらの方は大勢で来るそうですね。」

①「構いませんわ… 最初はこんなものですわ。」

②「…そうですか…」

①「では美幸 準備をお願いしますわね。」

②「はい 判りました。」

六甲院美咲と美幸は紅茶を飲んで寛いでいた。



 日本魔法学部第六高校(島根県)


ある日の昼頃

第六高校の校内某所にて

宮野昭吾が六甲院美咲と美幸を呼び出していた。

③「あのー 呼び出してしまって申し訳ありません。」

②「…」(またこの人?)

①「…なんでしょうか?」

③「もし良かったら今度 俺と一緒に出掛けませんか?」

②「…」(デートの申込み?)

①「申し訳ありません… 諸事情がありまして…お断りしますわ。」

③「…そう…です…か…」

②「…」(そうですよ!)

①「まぁ またお誘い下さい」

③「…はい…」

①「では失礼しますわ」

②「それでは失礼します」

六甲院美咲と美幸は立ち去った。

④「ふふふ 残念だったなぁ 昭吾」

⑤「…きっとデートだよ… アレ」

羽柴裕基と真鍋充の二人が現れた。

③「…ふん! うるさい!」

④⑤「…」


こうして六甲院美咲は陸堂瑛たちを沖縄県の別荘に招待する事に成功した。



  ―――――――



【名家・財閥について】

魔法世界にも名家・財閥はいて日本にも多数いる。

世界有数のお金持ちであり自宅は豪邸・各地には別宅や別荘を持っており高級車や自家用飛行機なども持っていて使用人などもいる。

祖父や父親は大抵会社の社長や会長である。

現在確認されてる名家・財閥。

名家・神崎財閥

名家・佐久間財閥

名家・六甲院財閥

名家・黒澤財閥

などがいる。



  『魔法の豆知識』

   【音楽魔法】

六甲院美幸は篠笛を使用して直接脳内にダメージを与える効果を持つ能力である。

あくまで頭脳や精神に攻撃する為肉体には直接ダメージを受けない。


【補助魔法】

《ゴッド・オブ・レクイエム》

(音楽魔法)

篠笛の笛の音色や曲を相手の脳内に喰らわせて様々な効果を与える。

音の聴こえる範囲内なら何人でも効果が出る。

姉と共演したら威力は絶大になる。

(六甲院美幸の通常魔法)



 登場人物紹介



六甲院 美幸

(ろっこういん みゆき)


年齢:16歳

身長:166cm

誕生日:10月10日(天秤座)

3サイズ:B85/W58/H88

島根県出身

趣味:ぬいぐるみ集め

在籍:2年生(2年A組)

所属:音楽部

家族構成:父.母.双子の姉

一人称:[わたくし]


日本魔法学部第六高校の女子生徒。

成績・運動・魔法共に大変優秀なエリード女子。

姉に勝るとも劣らない程の生徒からの人気が高くモテる。

名家・六甲院財閥のご令嬢で美咲の妹。

部屋は桃色で統一されており動物のぬいぐるみがいっぱい飾られている。

実家の豪邸から学校へは高級車に乗って登下校している。

性格は温厚で冷静沈着で礼儀正しい姉とは対照的な性格であり控えめな為姉の後ろに隠れている場合がある。

格闘能力や攻撃魔法は一切ないが戦闘では音楽魔法を使用する。

音楽をたしなんでおり姉の音楽部を設立に協力し所属しており篠笛が得意である。

篠笛の全国大会や全日本コンクールに個人で出場していて好成績を残している。

陸堂翼に好意を持っている様だが姉とは違い積極的な性格ではない為おそらく自分からは告白しないのではないかと思われる。

なので陸堂翼の事はいつも心の中で想っている。

陸堂兄弟の事を兄弟でお互いに協力して逆境を乗り越えて成功したと大変尊敬しており鑑だと思っている。(美化し過ぎている?)

普段の姉の高飛車で暴走気味の言動を陸堂瑛以外で抑えて制止する事ができるとして重宝されている。

姉同様に陸堂兄弟の事は「瑛様」「翼様」と呼んでいる。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ