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アブソリュート=ゼロ ~セイント.ワールド.ゼロ.オブ.ゴッド.フォー~  作者: 南かずしげ
B.【四豊院奏の最終報告書編】
131/132

42.B【人類滅亡のカウントダウン開始】

皆さん、お久しぶりです。

また1話分、投稿・更新します。

宜しくお願いします。

  ▼▽ (18)



 『四豊院奏の最終報告書』



 この【魔法世界】とは、本来は魔法のない【現実世界】とは全く違う、別の違う世界のことを指しており、実際には平行世界(パラレルワールド)とも言われている。 また魔法が使用できる者も限られた、ある一定の才能と魔法力を持った者に限定されており、この者たちを【魔法使用者】と呼ばれている。 魔法に必要な才能や魔法力は、本来は生まれついてのモノであり、遺伝子や努力・根性なとで身に付くことはない。 従って魔法の学校に行けば、必ず魔法が身に付くワケではないけど、それでも生まれついての才能や魔法力がわずかでもあれば、魔法が使用できるかもしれない。 だから魔法の学校に行って、魔法を学ぶのだ。

 だがしかし、それでも魔法にも優劣や力の差があり、さらに魔法が使用できる者と魔法が使用できない者の差もある。 つまりは魔法の強い者と魔法の弱い者と魔法が使用できない者の三パターンに分かれることになる。 そこで魔法使用者が魔法の使用できない者を見下し、魔法の使用できない一般人は魔法使用者を羨む、この分断・差別の関係が "どの世界になってもどの時代になっても" 未だに続いている。



 また魔法が使用できる悪魔的化物〈アウターマウカー〉という不確定要素のあるモノや魔法が全く使用できない地球の護り神〈アクナディオス〉などといった意味不明なモノまで登場する始末。



 悪魔的化物〈アウターマウカー〉とは、もともとある人間の科学者たちが魔法を使用できない者にとって、救いの新薬として作られた『人工魔法使用促進剤』(仮称) が未完成のまま、不用意に人体に投与されてしまい、細胞レベル・遺伝子レベルで異常が発生して、新薬がウィルスに変化して投与した人体を汚染・支配して、別の生命体である〈アウターマウカー〉に変貌することになる。 また、この新薬も『人工魔法使用促進剤』(仮称) から『悪魔ウィルス』(異称) へ、と名前が変貌するキッカケでもある化物(バケモノ)による惨劇・悲劇的な出来事が世界中の各地で報告されている。

 とにかく非常に強く頑丈な肉体で強力な魔法も使用できて、オマケに知性・理性もある〈アウターマウカー〉(ステージ3)にもなると、現在存在している拳銃や日本刀や爆弾やロケット砲やミサイルなどといった人間が造った武器兵器などは、もう一切通用しない厄介な奴である。



 地球の護り神〈アクナディオス〉とは、実体のない大きな黒い人影の化物(バケモノ)であり、あらゆる攻撃が一切通用しない。 ―――最早(もはや)無敵なのか…? また一体何処(どこ)からやって来て、なぜ約50億年以上もの間、地球内部の中心部に多数存在していたのか、この地球を創造したのは自らだと言っているが、その真偽は不明である。 それと最たる目的が人間の『魂』であり、唯一の弱点が魔法使用不可能であることだけど、最近になって『異世界』へ移動する手段・能力を手中にした意味不明な化物(バケモノ)である。

 とにかく打倒不能な厄介な奴である。



 地球に住む人間たちは、このふたつの化物(バケモノ)を相手にせざるを得ず、最早(もはや)人間同士で争ってる場合ではなく、魔法使用者も普通の人間も一時休戦して、それぞれ奴らに対応・対処していく必要はあるけど、それでも魔法使用者と普通の人間の争いも完全に鎮静化しておらず、各地で小競り合いが頻繁に起きていて、地球に住む人間たちは、人間同士の争い (魔法の有無による嫉妬や嫌悪の内紛) 、人間と〈アウターマウカー〉との争い、人間と地球の護り神〈アクナディオス〉との争いで、どんどん世界の人口が減少していく悪循環が続いていた。



 またさらに一珂院家の一族 (主に恭、撩、翔の三兄弟) や死神たちも、なにやら活発に暗躍している様子。



 こんな【魔法世界】でも、色んな思いが交差―――否、交錯する中で、世界中にいる人間の数がどんどん減っていき、無情にも人類絶滅のカウントダウンが始まっていた。



 ここまで来て、人類は絶滅への抵抗を必死に繰り返しており、ここまでしぶとく生き残ってきた。 最後の最期まで人類は絶滅に抵抗するだろう。



 この現状を嘆きながらも、この四豊院奏は今回の出来事の最終報告書をまとめており、()()()()()()()()に提出すると、これで今回の奏の仕事は終了することになる。


「ふ~う、これで終わりだね。 やっとボクは休めるようだね。 はぁ~、お休みなさい」


 こうして奏が、自分の部屋の電気を()して、自分のベッドの中に潜り込んでいき、そのまま眠ってしまった。



  △▲



 『四豊院奏の最終報告書・終了』



また次回をお楽しみにして下さい。

それでは失礼します。

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