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瞬きは暗闇に灯された夢.

作者: 神戸院花徒

星が見える夜は、静かな海沿いを

夜風に揺られながら君と歩く


「UFOでも現れたら素敵だね!」


きっといつまでもこの思い出も輝きとともに色あせない。


色あせない景色、それが夜空に浮かぶ光の光景。


花火もそうだろう。


どんな大きな輝きでも

すぐ消えてしまう

ほんの刹那の感動だけど


僕たちの目の奥底に蓄えられるフィルムのなかに収められて

写真なんて撮らなくたって

いつだって思いだせるね。


花火の光に反射して暗闇に瞬く君の笑顔。


抱きしめたい。


いや、やっぱりもっと無邪気な君を眺めていよう。


君への深い愛情はもう恋ですらないのかもしれない。

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