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A.G.O.  作者: エシナ
Ⅰ.Encounter and departure
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1-6 ノーコンの女王と鈍器の覇者

 第三世界の貨幣が入った布袋を手にした華奈は、満面の笑みを浮かべていた。

「まさか1円玉がこんなお金になるとは思わなかったよね」

「流石、1円作るのに3円は掛かるとか言われるだけのことはあるよね」

 こちらも嬉しそうな表情の深冬の言葉に、華奈も笑みのまま答える。

 変な豆知識には何故か詳しい華奈であった。

 まぁ、しかし、1円が3円になるどころの話ではない。

 換金所の老紳士に聞いたところ、現在華奈の手の上にある布袋の中にはどうやら数ヶ月間6人分の食事代には困 らないくらいのお金が入っているらしいのだ。

 旅先で宿を取る場合の宿泊費を差し引いても、2ヶ月程度は余裕で旅が出来るらしい。

 これでとりあえず、当面の問題は精霊の封印場所探しのみとなった訳だ。

 ……が。

「でも、食事代とか宿代とかの前に……ハルナ達は服を買った方が良いかも知れないね」

 ぽつりと、フラットが言う。

 確かに、現在は大通りを歩いている訳だが、華奈達の奇妙な服装に視線を向けてくる者が多い。

 それ以外に男性陣へ向けられる視線|(主に女性の)も多分に含まれてはいるのだが。

「それに、これから何が起こるか判らない。武器も買っておいた方が良いだろうな」

 それもそうだな、と、華奈達は考える。

 世界を手にしようとした程の敵の邪魔をする訳なのだから、出来る限り目立つのは避けた方が良いし、ずっと敵と遭遇せずに事を成し遂げることは無理であろうから(何せ弥鷹達は敵に捕まっているのだ)、最低限自分の身を護る為に武器は必要であろう。

 それゆえ、次の目的地は服屋、そして武器屋にしようという意見に異論を唱える者はいなかった。


 見知らぬ土地ゆえ当てもなく街を歩くが、服を売っている店はすぐに何件か発見することが出来た。

 広い路上で店を開く渡りの商人も相当多いが、元々この街で店を営んでいる者もかなり多い。

 途中で再び華奈がその辺のお嬢さんを呼び止めて話を聞いたところ、どうやらここ“カヴェリーラ”は商業の街として発展を遂げてきた場所のようで、近年では年中現在のような賑わいを見せているそうだ。

 その事実を聞いて華奈は「年中祭かー」などと言いながら異様に喜び、あっちへふらふらこっちへふらふらしようとする。

 その度に額に青筋を浮かべたパルスに頭を鷲掴みにされて止められた華奈は、頭を鷲掴みにされたままとある店の中へと引っ張り込まれていった。

「痛いってば! 何も頭引っ張ることないでしょ! ヅラ取れたらどうしてくれんの」

「街見物なんぞに現を抜かしている場合ではないだろうが。必要な物を買うのが先だ! というかお前はヅラなのか!」

「そういうノリ突っ込みを期待しての虚実に決まってるでしょ。ぷっ、引っ掛かっちゃって。くす」

「この野郎……」

 華奈の小馬鹿にしたような言い方が気に食わなかったパルスは額の青筋の数を増やす。

 だが流石に怒りに震える拳を華奈に向ける訳にもいかないので、パルスは再び言葉を返し、それは傍から見ればどうでも良い口論へと発展した。

 外見から受ける冷淡そうな雰囲気とは裏腹に、パルスは割合熱くなり易い性格のようだ。

 主に華奈に対してそれは発揮されているようだが……というのは、環の見解である。

 環と同意見なのか、フラットは口論を続ける2人を見て端整な顔に微苦笑を浮かべた。

「2人とも、あんまり騒いでると店員さんと他のお客さんに迷惑が掛かるから。早く服を選ぶようにね」

 フラットに制されて2人ははっとして店内を見渡す。

 何件かあるうちの中から選んで入った服屋の店内にいる人々の視線は、店員のものから客のものまで全てが華奈とパルスに注がれていた。

 正気に戻って気恥ずかしくなった華奈は、多少引きつった笑いを浮かべて誤魔化し、こちらも微苦笑している深冬と環の元へと駆け寄る。

 パルスは納得のいかないような表情をしながらも、渋々とフラットとカイリの方へ向かっていった。

「全く、花の乙女の頭を鷲掴みは酷いよね」

 綺麗に並べられた服を漁りながら、華奈が文句を言う。

 環は普段の柔らかな笑みに戻っているが、深冬は未だ微苦笑を浮かべていた。

「まぁそうだけど、ハルちゃんもちょっと飛ばし過ぎじゃないかな? 私も街見物はもの凄くしたいけど」

 そう、深冬だって、環だって、祭のような賑わいを見せる街を見物したくてうずうずしているのは一緒である。

 だが華奈のはしゃぎ様は普段を上回っているというか、空元気のような気がしてならないのだ。

 ふんわりとした、しかし全てを見抜くような環の微笑を受けて、今度は華奈が微苦笑を浮かべる番だった。

「何ていうか、やっぱり不安でね」

「タカ君達のこと?」

「うん」

 手元の服を無造作に弄りながら、華奈は頷く。


 そう、自分達は今は良い。

 何だかもの凄く強い力を手に入れて、世界を自由に動き回れるのだから。

 しかし精霊の加護も受けずに敵の只中へと落ちてしまった弥鷹達は。

 パルス達の主とやらと一緒に捕まっていると聞いたゆえ、少しは安全なのかも知れないが。その主とやらに言うことを聞かせる為に、はたまた敵の邪魔をしようとする自分達の行動を遮る為に、人質として使われることだって考えられるのだ。

 人質としての価値すら無いと判断されれば、殺されることだって……

 そう思うと、気が気でない。

 精霊解放の方法すら判っていない状況ゆえ、余計に。

 深冬だって、環だって、自分と同じような不安を抱えているのが華奈には判っていた。

 彼女達に不安を感じさせないようにしようとして、でも少し空回っているのかも知れないということも判っていた。

 ――だから、いちいち突っ掛かってきてくれるパルスが、実は少しありがたかった。

 彼が突っ掛かってきてくれていたから、華奈はまだ“普段の自分”という枠組みの中から外れずにいられるのだ。

 空回りし過ぎて逆に不安を与えることをせずにいられるのだ。


「頑張ろうね」

 可愛らしい顔に花が咲いたような愛らしい笑みを浮かべて、深冬が静かに囁く。

 華奈も環も決意を新たに、静かに頷いた。

「おーっし、頑張るぞー!」

 テンション一変。

 鷲掴みにした服ごと腕を振り上げ、華奈は声を上げる。

 そのでかい声に反応した店内の人々の視線が一斉に向けられたことに気付き、華奈は再び気恥ずかしそうに引きつり笑いを浮かべた。


 数メートル離れた位置で男性物の服を物色していたパルスは、雄叫びのようなものを上げて店中の注目を集めてしまった華奈を見て半眼でため息を吐き出す。

「いちいちうるさい奴だな」

「そのいちいちうるさいハルナにいちいち突っ掛かってるのは何処の誰だっけ?」

 なまあたたかい笑みを浮かべるフラットに一瞥をくれ、パルスは「知るか」と吐き捨てた。

 それからちらりと華奈達の方へと視線を移して、すぐに手元の服へと戻し。

 不安そうな顔をしているあいつが悪い、と。

 誰にも聞こえないような声音で呟いた筈のパルスの言葉は、フラットとカイリにはばっちり聞こえていた。




 衣類を数着と、荷物を詰め込むバッグなどなど。

 とりあえず服屋にて最低限必要なものを揃えた一行は、今度は武器屋へと向かっていた。

 服は、初めは華奈達の分だけ買えば良いと思われていたが、パルス達の騎士服も黒づくめでやたら目立つ為、全員分購入することとなった。

 この世界の衣類は華奈達が普段目にしていたものと似たような雰囲気のものも多いが、複雑な紋様が刺繍してあるものが殆どで、どことなくファンタジックな雰囲気を醸し出している。

 どちらかというと、パルス達の世界の衣類に酷似しているらしかった。

 ただ彼らの世界と違うのは、女性の衣類の、スカートの丈が短いところらしい。

 丈の長いスカートも多いのだが、華奈達の元着ていた制服ばりに丈の短いスカートもかなりある。

 華奈は動き易さ重視で短パンを、環は膝下丈のスカート(但しスリット入り)を着ているが、深冬は膝上10センチ程度の丈の短いプリーツスカートを選んでいた。

 ちなみにひとりひとつ購入したバッグは、風と地の精霊の加護を受ける植物で編んだものらしく、バッグの容積の十何倍もの物を詰め込めるという優れものだ。

 旅人にはお薦めだとかで、若干値は張ったが全員が購入することとなった。

 何せ元着ていたものもある為、衣類だけでかなりの荷物になる。

 だがミニショルダーバッグ程度の大きさのそれには、元着ていた衣類と購入した衣類、全てが納まりきってしまった。

 風の精霊の加護のお陰で重量もそれほど感じないし、本当に優れものだ。

 ともかく、これで何とか彼らはこの世界に順応する外見を手に入れた。

 ……筈なのだが。

 何だかやはり、やたらと周囲からの視線を感じる。

 不振に思った華奈が分析すると、視線は主に女性のもので、視線の先はパルス達であるということに気が付いた。

 確かに3人……特にフラットはかなり整った顔をしているので、こんなのが並んで歩いていたら思わず視線が行ってしまう乙女の気持ちも判るような気がする。

 あまり目立たない方が良いのだがまさか整形しろと言う訳にもいかないので、ある程度目立ってしまうのは仕方のないことだと華奈は割り切ることにした。

 ちなみに笑顔が素敵で美人な環も、小柄で可愛らしい深冬も、割合整った顔をしている華奈も、目立つことにだいぶ加担しているのだが……そのことに、本人達は気付いていない。




 次に6人が訪れたのは、街の某所にあるさほど大きくはない武器屋だった。

 先程の服屋の店員に薦められた店で、カヴェリーラに昔からある老舗らしい。

 本当は流れの商人の方が良い武器を売っているところがあるかも知れない、と言われたのだが、なにぶん流れの商人の開く露店は街中に……数にして千以上もあり、商人も入れ代わり立ち代わりしているので街人ですら系統や数を把握していない状況。

 それゆえこの街に来たばかりの華奈達が露店から良い武器を探そうとしたら一体何日掛かるか判ったものではないので、元から街にある武器屋で一番良いと思われる店を紹介して貰ったのだ。


 店内へ足を踏み入れると、奥のカウンターの上に足を投げ出しつつ煙草をふかしていた中年の男が一同へと視線を向ける。

「よぉ、いらっしゃい」

 刀鍛冶を連想させる格好と体つきで若干強面のその男は、カウンターに足を投げ出すという格好のまま6人を店内奥へと招き入れる動作をした。

「見ねぇ顔だな。何探してんだ?」

「えぇ、今日この街へ来たばかりで。彼女達に合う武器を探しています。少し店内を見させて頂いても?」

 男の言葉にはフラットが応える。

 男はにんまりと笑みを浮かべ、「おぉ、好きなだけ見ろ」と返してきた。

 お言葉に甘えて、6人はじっくりと店内に所狭しと並べられた武器達を見る。

 なるほど、商業の街で生き残ってきた老舗だけあって良質な武器を置いているようだ、と。パルス、フラット、カイリは、陳列された武器を指でなぞったり手に取ったりしながら感心する。

 だが武器の良し悪しなど全く判らない華奈達は、単にその種類や数の多さに関心していた。

「どんな武器が良いの?」

 刀身が三日月状に反り返った刀……曲刀の一種を手に取って見ていた華奈に、フラットが問い掛ける。

 華奈は曲刀を元の位置に戻し、腕を組んで唸った。

「武器とか言われてもなぁ……凶器なんてカッターかハサミか包丁くらいしか使ったことないし、あんまりピンとこないかな」

「でも、ほら。精霊の加護の力を感じた時と一緒でさ。何となく自分のスタイルに合ってるんじゃないかな、ていうイメージくらいはあるよね?」

 華奈は目を閉じて考え込む。

 数秒間真剣に考えた華奈は、やがて結論に至ったのか目を開いて顔を上げ、うむ、とひとり納得したかのように頷いた。

 それから、しゅっとフラットに向かって拳を突き出す。

「やっぱり男なら拳で勝負でしょ」

 自信あり気な表情でそう言った華奈に、フラットは苦笑した。

パルスからも「男ではないだろうが」という基本的な突っ込みが入るが、彼らは彼女が突き一発で巨木を薙ぎ倒し たことを思い出し、妙に納得する。

 それに彼らは知る由もないが、格闘技マニュアル本を買い漁って実践するのが趣味でチンピラ共との戦闘経験も何度もある華奈にとっては、下手な武器を使うよりも拳で戦った方が性に合っているのかも知れなかった。

「まあそれならそれで良いが。ならばせめて、ナックルかグローブを買っておけ」

「何で? お金がもったいな……」

「拳を痛めるだろうが」

 一応今後の経費のことを考えてみた華奈だが、パルスの有無を言わせぬ物言いに渋々納得する。

 武器についての知識の無い華奈は、カイリに自分に見合うものを選んで貰うことになった。

 丸腰に見えたカイリは実は格闘術の使い手らしく、愛用のセスタスという武器を持っているのだそうだ。

 ちなみにパルスは長剣、フラットは斧の付いた槍のような……ハルバートという武器を自分の世界から持参している為、購入する必要は無いらしい。

 華奈はカイリの進言もあって、手の甲にあたる部分にプレートの付いた黒い革のグローブを選ぶ。

 その時、ひとりで一生懸命選んでいた深冬が声を上げた。

「私、これにしようかな」

 どうやら武器を決めたらしい深冬に、どれどれと華奈が近付いていき……硬直する。

 深冬が手にしていたのが、小さめの、クナイのような武器だったからだ。

 だらだらと、嫌な汗が華奈の身体を流れていく。

「深冬……本当に、それにするつもりなの……?」

「うん! やっぱり私に合う武器といえばこういう飛び道具系だよね!」

 満面の可愛らしい笑みを湛えて言う深冬を見て、華奈はがっくりと肩を落とした。

 こうなったらもう、諦めるしかない。

「何だ、ミフユに飛び道具を持たせて何か不都合でもあるのか」

 華奈の反応が気になったらしいパルスがこっそりと耳打ちしてくる。

 どんよりと重苦しい空気を纏った華奈は、深刻そうな表情をパルスへ向けた。

「君達は知らんだろうがネ。深冬はもんの凄く重度なノーコンなのですヨ」

「の、のーこん……?」

「そう、ノーコン。主に野球の投手に対して使われる、ノー・コントロールの略語ネ。何かを投げる時、投げた者が意図した方向へと物が飛んでいってくれないという、深刻な症状のことダネ」

 何故かエセ中国人風に言う華奈だが、事の深刻さはパルスにも伝わったようだ。

 美術の授業で彫刻刀を使った時。深冬が手を滑らせてその手に握られていた彫刻刀は華奈の顔を掠めて飛んでいった。

 深冬がペン回しをしていた時。これまた手を滑らせてペンはあらぬ方向へ飛び、やはり華奈の顔を掠めて背後の壁に突き刺さった。

 ダーツをして遊んでいた時。深冬は的を狙っていた筈であるのに何故か人の方へばかり向かって飛び、一緒に遊んでいた華奈と弥鷹と彩瀬は死ぬ気で逃げ回ることとなった。

 とどのつまり、深冬に飛び道具を持たせてはいけないということである。

 だがノーコンの自覚が無い彼女の中ではもう20本セットのクナイのような武器を購入することは決定事項らしく、武器を手にやたらうきうきしている彼女に買うななどと言える雰囲気ではないのは明白だった。

「……み、ミフユ。それは良いとしても飛び道具だけでは心許ない。重い武器が苦手なら、短剣の一本も買っておいた方が良いな」

「ん? そっか。じゃあそうしようかな」

 多少顔を引きつらせたパルスの進言により、深冬はダガーを一本、購入することに決めたようだ。

 か細いが崖っぷちで命綱を得たような気分になり、華奈とパルスは胸を撫で下ろす。

 と、その頃。

 どうやらめぼしいものが見付かったらしい環が店内の一点を見つめていることに彼らは気付いた。

 しかし、環の視線の先を追った一同は揃ってぎょっとする。

 一同の様子に気付いて視線の先を追った店員の男も、驚いて椅子からずり落ちそうになった。

「おいおい、お嬢ちゃんにそりゃあ無理じゃねぇかい? ある程度軽量な金属は使ってるが、女の細腕で振り回すには荷が重い武器だぞ」

 冷や汗を掻きながら、男は言う。

 だが環はにっこりと微笑みを濃くし、壁に掛けられていた一対のその武器を手に取った。

 環が手に取ったそれは、トンファーと呼ばれるものの形状に酷似している。

 だが長さが環の腰より上まであり(通常は人間の腕より短い)、武器の先に鉄球が取り付けられているというおまけまで付いていた。

 明らかに重量級に分類されるであろうその武器。

 それを環はいつもの微笑みのまま軽く持ち上げ、いともたやすく振り回してしまった。

 店内の空気が、目にも留まらぬ高速で振り回されるふたつの鉄球の軌道に沿って唸りを上げる。

 やがて環が満足して武器を下ろす頃、一同は店の隅の方に固まって青ざめ、店員の男に至っては驚愕のあまり椅子から転げ落ちていた。


「うん、やっぱり、武器といえば鈍器だね」


 可憐な微笑みを湛えたまま、環はさらりと言ってのける。

 かくしてメンバー内の逆らってはいけない人ナンバー1である最凶人物は、ここに誕生した。

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