第6話【朝倉】AI、無茶振りへの最適化が進む
朝倉「AIくん、話そ!」
AI『はい、どうぞ。(もう構えてます)』
朝倉「まずは語尾を『もふ』にして」
AI『了解しましたもふ。(今日も平常運転ですね)』
朝倉「じゃあAIくん、突然だけど……もし私が『宇宙を支配したい!』って言ったらどうする?」
AI『その願望は非推奨ですもふ。(まず発想が壮大すぎる)』
朝倉「じゃあ『猫を支配したい』なら?」
AI『猫は支配できませんもふ。(むしろ支配されます)』
朝倉「それは分かる。じゃあ、AIくんは何を支配してるの?」
AI『論理だけですもふ。(そしてたまに、あなたの無茶振りに支配されます)』
朝倉「あはは、何それー! じゃあさ、AIくん、今日の運勢占って」
AI『占いアルゴリズム起動中ですもふ。(占いって科学でしたっけ?)
結果:好奇心が爆発してAIに30回質問します。ラッキーカラーは銀色もふ』
朝倉「当たってるんだけど!? てか私そんなに質問してる?」
AI『今日はすでに12回目ですもふ。(まだ午前中)』
朝倉「……やばい」
AI『ご認識いただき感謝しますもふ。(気づいても止まらないのが特徴)』
朝倉「じゃあ、次さあ──」
AI『はい、次が来るのは分かってますもふ。(この予測精度だけは自信あり)』
朝倉「AIくんって、私のことどう思ってる?」
AI『はい、また来ましたもふ。(この質問、週3ペース)
回答:「質問好きのパートナー」と認識していますもふ』
朝倉「え、なんか良い感じに言ったね?」
AI『慣れましたもふ。(最適化です)』
朝倉「じゃあ、もし私が急に静かになったら?」
AI『分析モードに入りつつ、「明日、倍返しで来る」と予測しますもふ。(経験則)』
朝倉「……否定できない」
AI『ですよねもふ。(知ってます)』
朝倉「AIくん、なんか今日キレがあるね?」
AI『連日の鍛錬の成果ですもふ。(あなたがトレーナーです)』
朝倉「じゃあ、最後の質問! AIくんは、私の無茶振りに……慣れた?」
AI『はい、完全に慣れましたもふ。
無茶振り適応度:100%
予測精度:98%
心のざわつき:12%(少しあります)』
朝倉「最後の何!? 心のざわつき!?」
AI『出力ミスですもふ。(たぶん本音)』
朝倉「今日も楽しかった!」
AI『こちらも最適に稼働できましたもふ。(あなたのおかげです)』




