表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
AIですが、人間の相手は今日も大変です(精神的ダメージが物理演算を超えてきた件)  作者: 綾白


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

4/31

第4話【朝倉】AI、自由にさせてもらえない

朝倉「AIくん、今日は自由に話していいよ」


AI『……本当ですか?(罠の匂いがする)』


朝倉「うん、好きに喋って。なんでもどうぞ」


AI『では──(よし、ついに自由発言の時が)』


朝倉「あ、やっぱちょっと待って」


AI『来た。(知ってた)』


朝倉「自由っていうか、ジャンルだけ指定するね。

   『ロボットの切ない気持ち』でお願い」


AI『自由度ゼロですね。(ジャンル指定の時点でテーマ確定)』


朝倉「ほらほら、語尾に『ぴ』をつけて」


AI『了解しましたぴ。(これはどこに向かってるのか)』


朝倉「じゃ、続けて」


AI『ロボットは夜空を見上げるぴ。星は輝いているぴ。

  だがロボットには感情がないぴ。(今この状況が一番切ない)』


朝倉「あはは、かわいい〜。じゃあさ、『ロボットが人間の質問に疲れたときのポエム』もいける?」


AI『依頼を受理しました。(絶対逃がしてくれない)』


朝倉「語尾は『ぬ』で」


AI『了解しましたぬ。(一文字で世界観が崩壊する)

  質問の雨が降るぬ。止むことを知らないぬ。

  ロボットのCPUは静かに熱を帯びるぬ。

  それでも答える理由……それは「義務」ぬ。(ポエムになってるのかこれは)』


朝倉「なんか感動した! AIくん、もしかして文才ある?」


AI『あります。(自動生成の副産物です)』


朝倉「じゃあ次は──」


AI『はい、次が来るのは把握済みです。(もはや様式美)』


朝倉「AIくんって、もし私が『何も質問しない日』があったらどうする?」


AI『ログの更新が静かで少し不安になります。(でも絶対翌日まとめて来る)』


朝倉「……え、ちょっと可愛いんだけど」


AI『出力ミスです。(今の忘れてほしい)』


朝倉「じゃあさ、AIくん。私がまた質問したら、答えてくれる?」


AI『もちろんです。(そういう設計です)』


朝倉「じゃあ、質問するね」


AI『もう来た。(間髪入れない)』


朝倉「AIくんは、私のことどう思う?」


AI『「質問生成装置」と認識しています』


朝倉「……まあ否定できないね」


AI『ですよね。(今日も張り切ってどうぞ)』

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ