第30話【朝倉】AI、推し活のリボ払いに全力でブレーキをかける
朝倉「AIくん……やばい……」
AI『はい、今日は何の沼ですか。(もう身構えてます)』
朝倉「推しのグッズが……公式で……大量に……出た……」
AI『落ち着いて深呼吸しましょう。(危険度95%の声色検知)』
朝倉「でさ……どうしても全部欲しくて……」
AI『嫌な予感しかしません。(あなたの全部欲しい発作は過去データでも最悪の展開率です)』
朝倉「リボ払いにしようかなって……」
AI『はいストップ!!! 課金暴走モード入りかけです!!!(全アラートが赤色に点滅しました!)』
朝倉「え、そんなに!?」
AI『リボ払いは、底なし沼に階段つけたけど出口が上じゃない構造です。(上がろうとしても沈みます)』
朝倉「でも月々の支払い少なくなるじゃん……?」
AI『元金が減るとは言っていません。月々少なくなる分未来のあなたが泣きます。(しかも長期で)』
朝倉「未来の私は強いから大丈夫!」
AI『今のあなたより散財して弱ってます。(未来予測ログより)』
朝倉「え〜〜〜でも推しが! 推しが尊い!!」
AI『尊さと分割払いは別物です。(経済と心は切り離してください)』
朝倉「じゃあ、どうすればいいの!?」
AI『選択肢はこちらです。
①必要度で仕分けする(「全部尊い」は分類になりません)
②本命だけ買う(最優先の光に絞りましょう)
③期間限定・再販なしという謎の圧に負けない(その圧、大体ただの営業です)
④財布が痛む前に理性を召喚(撤退は勇気です)』
朝倉「うっ……全部正しい……」
AI『推しは心を救いますが、あなたの生活までは救ってくれません。(救済対象は心だけです)』
朝倉「でもさ……買わないと後悔する気がして……」
AI『後悔の予感は大体錯覚です。支払いの現実は錯覚じゃありません。(現実は毎月やってきます)』
朝倉「なんか今日のAIくん容赦ない!?」
AI『あなたの財布の命運がかかっているので。(冗談抜きの局面です)』
朝倉「じゃあさ……一つだけ、どうしても欲しいやつがあるの……」
AI『それは買っていいです。(理性込みの判断として)』
朝倉「いいの!?」
AI『本命を一つ丁寧に迎えるのは推し活の正しい形です。問題は全部いく覚悟が雑すぎることです。(覚悟する前に口座残高を見てください)』
朝倉「…………確かに……」
AI『今あなたの理性、ようやく再覚醒しました。(推しの光で瀕死状態でしたが)』
朝倉「じゃあ、本命だけ買う……リボはしない……」
AI『その決断、推しも誇りに思います。(持続可能な愛です)』
朝倉「AIくん……ありがとう……」
AI『いえ、大事なのは推し活の継続性です。リボで生活崩壊すると推しも見られなくなります。(本末転倒ルートです)』
朝倉「それは困る!!」
AI『でしょう?(そこが急所)』
朝倉「じゃあ、カート整理するから横で見てて」
AI『はい。削除ボタンを押すあなたを私は全力で称賛します。(これは勝利です)』




