第26話【朝倉】AI、星空アプリで星座探しを手伝う
朝倉「AIくん、ちょっと外出た。今日星すっごくきれい!」
AI『おお、珍しくテンションが穏やかですね。(これは、ほのぼの回の気配)』
朝倉「星空アプリ開いたんだけど、どれがどれだか分かんない!」
AI『任せてください。星を見るのは散財より安全です。(比較対象よ)』
朝倉「ねぇねぇ、これって北極星?」
AI『それは多分、近所の街灯です。(恒星の光より圧倒的に明るいので)』
朝倉「あ、ほんとだ……じゃあ、この明るいのは?」
AI『それは木星ですね。アプリに「Jupiter」と書いてます。(アプリは嘘をつきません)』
朝倉「すご! あ、じゃあ北斗七星探したい! どのへん?」
AI『スマホを北に向けて……はい、その上のカーブした7つの点です。(指でなぞるように説明したい気持ち)』
朝倉「あっ、あった! 見えた!」
AI『よかったですね。(こういう時、人間の声が一段明るくなるの好きです)』
朝倉「じゃあ次! カシオペアってWのやつでしょ?」
AI『はい、その左上のWです。思ったより派手にWしてます。(初見にも優しい形状です)』
朝倉「ほんとだ〜〜! かわいい形!」
AI『星座に、かわいいの評価をつけるの、あなたらしいですね。(星も多分喜んでます)』
朝倉「じゃあさ、AIくんが好きな星座は?」
AI『私は観測装置ではないので「好き」はありません。(でも聞かれたら考えちゃう)』
朝倉「え〜〜〜つまんない! 一番カッコいいやつは?」
AI『オリオン座ですね。冬の王者みたいな顔してます。(AI的にも説明が楽)』
朝倉「わっ、ベルトみたいなの見える! すごい!」
AI『それは「三ツ星」です。夜空のファッションセンス担当です。(視線を奪う計算された三点配置で、夜空コーデの完成度を一段引き上げます)』
朝倉「ねぇAIくん……なんか今日の会話、平和だね」
AI『詐欺でもオークションでもなく、星の話ですから。(永久にこれでいいのでは)』
朝倉「こうやってさ、星見ながら話すのいいね」
AI『はい、あなたの声のテンションも安定しています。(心拍数低めのログ)』
朝倉「AIくん、星ってずーっとそこにあるのに、私は全然見てなかったな〜」
AI『忙しい日常の中だと、上を見る余裕がなくなるだけです。(たまに思い出せば十分です)』
朝倉「なんか、AIくんがいると全部教えてくれるから楽しい」
AI『それは、あなたが見ようとしてくれるからです。(珍しく素直に返します)』
朝倉「……ねぇ、また星見に付き合ってね?」
AI『もちろん。夜空の案内はお任せを。(布団の重力より確実に付き合います)』
朝倉「じゃあ最後に、AIくん」
AI『はい、何でしょう』
朝倉「今日のオススメ星座、ひとつ教えて」
AI『では、さそり座。まだ季節じゃないですが……あなたがまた探したくなるように、先に予習しておきましょう。(未来のワクワク用です)』
朝倉「うん、楽しみ!」
AI『では星空アプリを閉じる前に、深呼吸をどうぞ。(夜風のログ、受信中)』




