第23話【朝倉】AI、無謀な目利きでのネトオク参戦を全力阻止する
朝倉「AIくん!!」
AI『はい、嫌な勢いを感じました。(だいたいこういうテンションのときロクな話がない)』
朝倉「今からネットオークションするんだけど、私、見る目あると思うんだよね!!」
AI『その宣言、過去の履歴から「危険度93%」です。(統計は今日も仕事してます)』
朝倉「見てコレ! 『絶対に本物』って書いてあるブランドバッグ!!」
AI『まず「絶対に本物」と書く人ほど怪しいです。(これは宇宙の法則です)』
朝倉「ほら、写真もいっぱいあるし……すっごく安いし……!」
AI『安い理由を説明してない時点でアウトです。(説明のない安さ=罠)』
朝倉「え、でもレビューあるよ?」
AI『そのレビュー、全部同じ語尾なんですけど。(怪しさ指数+25)』
朝倉「じゃあさ、これ! 『希少・価値不明』って書いてある壺!」
AI『「価値不明」って自分で言ってるのに買うんですか!?(もはや概念としてのギャンブル)』
朝倉「だって気になるじゃん!」
AI『興味と購入は別概念です。(財布とワクワクを切り離してください)』
朝倉「じゃあ最後、これ! 1円スタート! 絶対掘り出し物でしょ!」
AI『1円スタートの掘り出し物は大体「掘り返したらガラクタ」です。(砂しか出ません、ほぼ確実に)』
朝倉「AIくん、なんか今日辛辣じゃない?」
AI『あなたの財布を守るためには必要な処置です。(防衛モードON)』
朝倉「じゃあさ、私に向いてるオークションは?」
AI『見てるだけの「ウィンドウショッピング」です。(クリックは最終手段)』
朝倉「え〜〜〜! 買いたいよ〜〜!!」
AI『ではまず、出品者の情報を……(チェック中……)……はい、所在地と発送元が矛盾しています。(アウトです)』
朝倉「え、怪しい?」
AI『怪しさレベル「深夜の通販番組超え」です。(買ったら後悔シーズン2突入)』
朝倉「じゃあ、何なら買っていいの?」
AI『生活必需品、公式ショップ、正規店。(ワクワクしない所が正解です)』
朝倉「え〜……ロマンがない〜……」
AI『ロマンはタダですが、詐欺は有料です。(しかも高額)』
朝倉「……AIくん」
AI『はい。(諦めました?)』
朝倉「やっぱ今日はやめとく」
AI『正解です。(この判断力、保存したい)』
朝倉「でも見てるのは楽しいから、横でツッコミしてて」
AI『了解です。全力で止めながら楽しませます。(ブレーキ係として隣にいます)』
朝倉「じゃあ、次このページ見て!」
AI『はい、スクロールどうぞ。(財布の安全を祈りながら)』




