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最初の議題

《努力と才能》

「その議題にした理由は、なにかしら」

「自分に対しての才能の無さだ」

自分は才能がない、努力しても、無駄だと思う

「あなたは才能派、ですわね」

「はい、才能ない努力は無意味だと、思います」

「今はも、そういう時代になりましか」

盤上のチェスを眺めてい彼女は、少し、憂鬱でした

「自分は、俺は、才能がない、勉強も、人並み以下だ、身体も、色々問題があって、長い時間の立ちと座りもできない、苦しんでいたんです」

彼女は何も言うことなく、静かに聞いてくれた

「失敗は多い、その中に学んで、何とかして、でも、自分には相当の負担ですたね、細かい過ちを犯して、自分のミスで、自分を責めて、繰り返している、ある日、崩壊して、もう死んでしまえ、と、思った」

「抱えすぎなのでは」

「ええ、でも、自分運が悪い、抱えないと、必ずミスする」

「抱えなくても、ミスするじゃない」

「だから、努力は無意味だ」

「そうみたいですね、昔、人は、一つだけ専念すれば、生活できるけど、今は違うね」

彼女の淡々と、言葉を紡い

「今の世界は、生まれた時から、すべてを決められた言うでも、過言ではありません、親、身体障害、金、頭脳、運、一つ悪くなったら、人生は辛くなる、くじ引きのように、最強のくじや、時代を引き出すために、あなた達、何度でも生き、そうして、何度でも死ぬ、末永く、くじを続けている、可哀想」

こうして聞くと、自分は惨めな生き物だな

「でも、生物として、あなたたちは努力して、生きてるじゃない、死らない為に、

才能なんて、くだらないわね、ただ欲望が満たしてない八つ当たりじゃない、時間をかけたくない、すぐに結果を出して、ほめられたいから、金が欲しいから、好きでもないことをやって、ルールを従えて、苦しくなって、自滅して、自分は才能がないという言い訳を付けて逃げて、ただのオナニじゃありませんか

ねえ、25歳児、真理を教えましょ、人は生きて思考すばいいです、努力することは思考だけで十分です、才能なんて執着けして、努力の仕方を間違えないでください、才能のくじ引きは君の生まれた前に終わった、苦しいなら、死ねばいいです」

俄然とした自分は、眼のよりどころなく、眼を閉じた、情けない、面目ない

「おぬしは、なんで生きている、そんな体で、そんな頭で、なにゆえ、生きる」

「この気持ち、失いたくないから」

「くだらない、才能?努力?結局、ただその惨めな気持ちのために、きれい事で包み、他人のせいにする気だけじゃありませんか、いな、人の背にする勇気のなく、己の運命のせいにするつもりや、実にみじめで、滑稽ですわ」

「…」

「議題と関係おらんことを言うてしまえましたわね、点数はくれてやろう」

「あ…りがとう…ございました」

「感謝は不要じゃ」





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