株価が暴落した時、元の株価まで回復するのに何%必要か?
今日は2025年の3/31日。年度末ですね…(´-ω-`)
トランプ政権発足からおよそ70日。米国による関税政策を始めとした一連の対外敵対的な行動により米国のみならず世界的に経済状況が不安定になりつつあります。特に各国で株価の下落基調が続いていて、今後、どうなるか見えにくい状態です。
この状況は資本力が薄く、市場支配力に乏しい個人投資家にとっては厳しい日々です。そこでデイトレなど信用取引で「どのくらいで損切りを考えるか?」という話をしようかな…と思いました。
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市場で株価が暴落した時、元の株価に回復するまで(現在の暴落した株価の)何%の上昇率が必要か? …というのを求める方程式があります。意外と簡単で、必要な上昇率xは以下の式となります。
(元本-損失額)× (1+x)=元本 【xは1=100%】
例えばx=0.25なら25%、x=1なら100%、x=5なら500%、x=9なら900%の上昇率が必要ということです。
この比率を下落率と対比すれば、その何倍の伸びが必要かがわかります。
その図表がこんな感じです。もともと株価が1000円だったものが、時価でどのくらいに下がったか?…から下落率と、回復に必要な上昇率を表にしたものです。
どこで取ってきたか忘れちゃいました。権利侵害していたらごめんなさい。
これだと仮に株価が8割も下落したら、その段階から4倍程度の伸びがないとプラマイゼロにならない…という事になります。ゼロに戻すのも大変ということです。
たとえば1929年の大恐慌時、米国株価のテッペンは391ドルでしたが、この水準を超えるのには実に25年近くかかっています(←株価が400ドルを超えたのは1950年以後)。
とはいえ最近はテンバガー (株価が10倍になること)銘柄は結構あるみたいで、日本でも1/3は5-6年以内にテンバガーになるらしいですから、仮に今後、暴落したからといってクビをくくって一家心中…みたいな事をするよりも、普段から「長期保有」「分散投資」を心がけて見てください(^^)/
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とはいえ、現実問題として損切りは7%から10%の下落率が限界…と言われているようです。あまりに下げすぎると元本取り返すのに時間がかかりますからね。
今後、株価が大暴落した時には遊び半分で手計算してみると面白いかもです(^_^;)




