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令和7年謹賀新年。昭和100年の節目の年は荒れるかもしれませんね…m(_ _)m

2025/1/1に俎上したものです…m(_ _)m

2025/1/1 謹賀新年…m(_ _)m


ノベルアッププラスの皆様、NOTEをご覧の皆様、あけましておめでとうございます。昭和100年、Unix歴でいえばUnix時間で1735657200 (←元日の零時零分)の幕開けです。昨年は本当に皆様にお世話になりました。本年も昨年と変わらぬお付き合いくださいますよう宜しくお願いいたします。去年のこの時間は能登半島大地震のために大混乱していました。私もそうでした。酷い元日でした。今年は何も起こらないことを祈ります。


本当にこの4-5年、厳しいことが多いですね。なぜか各世紀の20年代の10年間 (decade)は大抵、激しく荒れるものです。1720年代は英国で南海泡沫バブルが、仏国ではミシシッピ・バブルが発生して事実上のデフォルト。1820年代はギリシア独立紛争などの民族主義の萌芽と世界的な不景気、1920年代はスペイン風邪と世界大恐慌という、なかなか厳しい事が発生しやすく、21世紀もそうなるのかもしれません。


さて今年は巳年(みどし)。つまりヘビ年です。十二支十干(じゅうにしじっかん)だと乙巳(きのとみ)になります。乙巳の年を経済的な格言でいうと「辰巳天井」と呼ばれ、高値のテッペンになりやすいと言われています(ということは来年は不景気…)。つまり今年は最後のチャンス…的な感じです。また巳年自体は好景気・不景気の荒れた相場の時が多く、2013年アベノミクス元年、2001年同時多発テロ、1989年昭和天皇崩御と株バブルのテッペン、1965年証券不況、1953年朝鮮戦争休戦(朝鮮特需のテッペン)…と上げ下げがハッキリする年になりそうです。


今年どうなるか?…ですが、巳年の過去六回の勝率…つまり前年比で上げたか下げたかを見ると4勝2敗と好景気のテッペンになってることが多く、騰落率は平均13.4%くらいです。そこで今年2025年は…ですが、正直、あまり明るくないかも知れません(爆


今までの高インフレのために実体経済が弱まっている事、トランプ政権の関税政策などの多国籍貿易が混乱しそうな悪材料があること、欧州・中東・極東での政治的リスクが読めないこと、中国経済はこのまま長期デフレになりそうだ…という事などです。この他にも突発的なリスクも出てくるかもしれません。


一方で希望もあります。トリクルダウン効果が世界的に発生するかも知れない…ということです。貧乏とはお金が無いこと。貧乏人とはお金のない人たちです。なのでお金を大量にバラ撒いて貧乏人にまでお金が行き届けば「金持ち」になります。他方、お金が突然、実体経済以上に大量にばらまかれると物価高になります。今まで一個百円だったパンが一個二百円になる…という感じです。お金の総量だけが増えると「それだけお金の価値が下がる」のです。これをインフレと呼びます。


ならインフレになればお金が沢山ばらまかれて貧乏人にまでお金が行き渡っているはずだ…ということになるのです。ということは「お金をバラ撒いたらインフレになる」ということです。


これが現在のバイデン政権が過去四年間に渡ってやってきたことでした。ドルをばらまきすぎ、米国国債は総額で5200兆円(日本の五倍)にも膨れ上がりました。しかし「信用乗数」という、バラ撒いたカネが市場で何倍に膨れたか?…の数字を見るとおよそ3-4で、資金供給の数倍のドルが市場で生成された計算になります。このカネがいま民間にあふれています。


いまはまだインフレの最中で物価高が続いているために「豊かになった」という実感はありません。しかし米国人が預金通帳を見ると確かに入金額 (名目の所得)が新コロ前の2倍以上になってることでしょう。ならあとは「インフレが鎮静化すればよい」ということになります。デフレになってモノの値段が下がれば、ある時から名目賃金や貯金が増えていたことを実感するでしょう。これがトリクルダウンです…m(_ _)m


よってトリクルダウンの発生方法は過去、たった一つしかありませんでした。①激しいインフレが発生する(特に国債の増発などによる)②物価高地獄発生③しかし労働者という「モノ」の価値も上がる=労働賃金が上昇する④インフレのために景気崩壊。一気に不景気 (短期金利上昇が原因の場合も多々あり)⑤不景気。デフレ化⑥モノの値段が鎮静化し、今までの所得増加分が実感できるようになる⑦政策金利をデフレに合わせて引き下げる=金融緩和効果発生


→バブル景気到来。


これは1970-90年代の日本で発生したことですし、2000-2022年まで中華人民共和国で発生したトリクルダウン効果でした。要するに全ては貨幣的現象であり、働き方改革とか非正規を増やせば景気が良くなる…などということは「絶対にありません」。単にモノとカネだけの関係で、激しいインフレによってカネが増えすぎたあとで景気失速 (デフレ化)。この後でトリクルダウン効果が発生する、というだけのことです。


現在、特に米国は激しいインフレが発生したため、上図の①〜③には到達しています。今後、トランプ政権での失策もしくはFedの金利政策の結果、今年から来年にかけて景気が崩れて不景気になり、2027年くらいからはバブル景気発生…みたいな可能性がありえるのではないかと思われます。今年はこのターニングポイントになるかもしれません。つまり第一四半期 (1-3月期)に株式のテッペンをつけてその後は崩壊。来年くらいまでは不景気で、その後で世界はバブル化…みたいな感じです。


そう考えると今年は荒れるかもしれません…( ⚭-⚭)ワイは神様ではないので断言は出来ませんが、今年はテッペンから地獄へ…もあり得る端境期と見たほうがいいかも知れませんね。


まあ、何があっても覚悟を決めて頑張りましょうよ、皆さん(^^)/

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