第四十四話 波乱の幕開け
一応キャラ説明を後書きに書いてます。
ジョージたちがマーシャに会いに行っている頃、正確にはリズンバークがフェロモンスターに包囲される少し前。ジョージファミリーの皆さんは各々自由に行動していた。
アメリアは怪我人の治療、解呪、お祈り、孤児院の見回りなど、聖女としての役割をこなす。
イリーナはウィステリアに教えてもらった禁術と、カレンから貰ったマジックパイルドライバーを使い、リズンバーク周辺にいるオーガ、ワイバーン、ヘルハウンドなどそこそこ強いモンスター相手に無双していた。
エリンは敵を吸引したり捕縛する姑息な……もとい、クレバーなスキルにより一層磨きをかける。
そして、カレンとオフィーリアは魔導具(魔法で動く機械)の制作に没頭していた。とは言っても、オフィーリアは魔導具作りを見物していたところ、カレンに見ても良い代わりにってことで助手をさせられているだけだが。
「オフィー、ケースに入ってる魔晶石をとってくんない?」
手のひらサイズのパクトに魔法陣を描きながら、横で待機していたオフィーリアに指示を出す。
オフィーリアはそれを聞くと、机に置いてある宝石箱みたいなケースを開いた。
「魔晶石……? この形が整った赤い魔石?
これって普通の青い魔石と何が違うの〜?」
小指の爪サイズの赤い六角形の結晶をカレンに渡しながら首を傾げる。
「分かりやすく言うなら魔力の含有量が違ってて、魔晶石のがギュってしてんの。だから、ちびっちゃい魔導具を作るなら、こっちの方が良さげ。……ま、その分てきとーに扱うとドカンっってなるから、気をつけないとだけどねえ」
魔晶石を受け取ると、説明しながらパクトの魔法陣の中心にはめ込んでいく。
「なるほど〜。ちょっと飴みたいで美味しそうだし、気をつけないと」
オフィーリアが桃色の瞳をキラキラさせながら冗談混じりに言う。
「食べても美味しくないよん。石の味しかしないし」
「え、もしかして……リッくんちゃん、魔晶石を食べたの?」
「食べてない。舐めただけだしぃ」
こんな風に談笑しながら、魔導具作りの時間を楽しんでいた。
● ● ●
そしてしばらく経って太陽が真上に来た頃、カレンはようやく魔導具を完成させた。
「完成〜」
カレンが少し気怠げに、しかし達成感のある顔を見せる。
「やったね」
オフィーリアは拍手をして完成を喜んだ。が、すぐに首を傾げて。
「それで、これは何が完成したの?」
「……え、ちょっと待って。オフィーってば、知らずに手伝ってたの?」
「そうみたい。魔導具作り自体が楽しくて、今まで疑問に思ってなかった」
オフィーリアがふんわり笑う。
「じゃあ、教えてあげよー。この魔導具の効果はね、なんと──」
カレンが効果を口にしようとしたその時。
──ドンドンドンっ!
「──ジョージ・ハレムンティアの家はここよね!
お願い、出てきて欲しいの!!」
メガネをかけた少し気の強そうなスーツ姿の大人な女性が切迫した様子でドアを叩く。
ヒールは折れ、泥にまみれ、汗で緑色の髪が額に張り付き、ところどころ怪我までしていた。きっとここまで来るのに色々なことがあり、何かやむにやまれぬ事情があるのだろうことは、想像に難くない。
「リッくんちゃん、わたし、出てくる」
ただ事じゃ無いと察したオフィーリアは、真剣な顔つきになって玄関まで走っていく。そして、ドアを開けると、その女性は期待と不安が入り混じった顔で、目に涙を溜めながら崩れるように入ってきた。
「うっ、うぅ……」
「だ、大丈夫ですかぁ?」
そんな女性を受け止めると、リビングのソファまで導く。
「は、はい……すみません」
ぼそっと呟くように、消え入りそうな声で言った。
「……それで、ジョージさまに用事があったんですよね?」
お茶を渡しながらオフィーリアが尋ねた。
「ええ」
女性は短く答えると、すぐに涙を拭いて再び口を開く。
「色々説明したいけど、自己紹介から」
ただの自己紹介なのに、なぜか重々しい空気になり、それを聞いていたオフィーリアと2階から降りてきたカレンが固唾を飲む。
「私はキャサリン。フェドロ王国の大臣よ」
「……え?」
「フェドロ王国の……大臣……?」
オフィーリアも、そしてカレンですらもその言葉に戸惑いを隠せなかった。なにせ、ジョージにとっての宿敵であるフェドロの、右腕言っても過言ではない大臣が現れたのだから。
それに、護衛もつけず、怪我をして泥にまみれて、わざわざ実質敵国であるリズンバークに単身乗り込んできたのだから、もはやどう言葉を続けて良いかもわからない状態だ。
そんな反応を予想していたのか、キャサリンは気にも止めずにそのまま話を続けた。
「……単刀直入に言うわ。
私は、フェドロを裏切った。そして、ジョージ・ハレムンティアの傘下に加わる」
体の痛みに一瞬顔をしかめながら、キャサリンはそう言った。その目には嘘をついている様子はなく、誠実ささえ感じられた。
そこまで聞いたカレンは冷静さを取り戻し、いくつかの魔導具を取り出す。
「……信じられないかしら?
必要なら身分証明できるものも用意するけど……ってこれは?」
額にスキャナーを当てられてキャサリンが戸惑うが、カレンは無表情でデータを読み取り、ようやく安堵する。
「キャサリン……か。確かに公式の情報で身分は確認できた。
それに、あんたがフェドロ王国で指名手配されてることも、ね」
スキャナー型魔導機でキャサリンの言葉の真偽を確かめたようだ。
「……驚いた。そんな魔導具もあるのね」
キャサリンが目を見開く。
「これはボクのお手製だからね。売ってないよ。
……それで、その指名手配された元大臣のキャサリンは、どうしてムンちゃん……ジョージの傘下に加わりたいのさ?
洗脳の性質上、大臣とか高度に頭を使う役職の人には使えないよね。もし逃げきれなかったら、最悪……どうなるかわかったもんじゃないっしょ。そこまでのリスクを背負ってまで、なんで?」
カレンは睨むような鋭い目線を向ける。そこには、嘘をついても無駄だという意思がこもっていた。
「……個人的な、事情よ」
「個人的な?
ジョージさまと、面識があるんですか?」
オフィーリアが首を傾げる。
「いえ、ジョージではなく、この町の人」
キャサリンは緑色の瞳を潤ませながら恥ずかしそうに頬を染めた。
「好きな人がこの町に?
それで、ジョージの傘下加わる理由は?」
「情報によると、ジョージ・ハレムンティアの一声で約15000人もの人が集まるそうね。
国や組織ではなく、個人でその規模の手勢を従えるのは、凄いどころの話じゃない。もしそれが真実なら英雄よ。
リズンバークは確かに守りは硬いけど、それだけならもう落とせてた。でも、今まで手が出なかったのは、ジョージ・ハレムンティアの存在があったから」
そう、数ヶ月前……ジョージとバリッドが戦う頃にはリズンバークを落とせてもおかしく無いほど、フェドロ王国の兵力は強固なものになっていたのだ。
しかし、ジョージによるバリッド撃破、ジョージファミリーによる数千ものモンスターの殲滅、そしてその後も斥候のフェロモンスターをことごとく撃破され、終いにはジョージの一声で15000人規模の人がダンロッソに集結してしまうのだから、敵目線で見ればジョージのポテンシャルが未知数過ぎて、手を出したくても出せなかったのだ。
しかも、部下だけでなくフェドロすらもジョージを個人で認知し、敵対視しているのだから、ジョージがどれだけ大きな存在で、どれだけ世界征服の壁になっているかが窺える。
「なるほど……」
カレンはそれを聞いて納得した。
ただ、キャサリンとフェドロ王国に伝わっているジョージの情報が、少し事実と食い違っていることにも気がつく。
どうやら、ダンへのお見舞いでやって来たハーレムの皆さんと、見物人すらも兵士だと思い込んでいるようだ。それなら、フェドロを裏切った後にジョージに頼ろうとするのも頷ける。
しかし、それがリズンバークを守ることに一役買っているのなら──
「キャサリン、なんで慌ててこの町に来たの?」
カレンは嫌な予感がして慌ててキャサリンに詰め寄る。
「ジョージがリズンバークを離れたと情報が入ったから、フェドロ軍のフェロモンスターがもうじき攻めてくるからよ」
キャサリンは重々しく言う。
「いくらジョージ・ハレムンティアが凄くても、この町にいないなら、そして不意打ちなら、リズンバークに半壊以上の損害を与え、それを足がかりに一気に攻め落とせるはずだと、フェドロは判断したの」
「やっぱり!」
「……私、この町を滅ぼしたくないの!
今までさんざん酷いことをした。私の作戦でたくさんの国を落としてきた。
……でも、この町には……私が辛い時に、優しい言葉と温かいホットミルクをくれた少年がいるの!
名前も知らないけど、あの子は洗脳されてほしくない。あの温かい心を、フェドロの洗脳によって曇らせたくない!
だから、あなた達がジョージの知り合いなら、事情を伝えて欲しい……! 私を、いえ……あの子を助けて欲しいの」
キャサリンは涙を流しながら2人に訴えかけた。
「そ、それでフェロモンスターが攻めてくるのはいつ?」
カレンは回復薬でキャサリンの怪我を急いで治す。
「ごめんなさい、もう2時間しかないわ……!」
申し訳なさそうに言う。
キャサリンとしても早く伝えたかったが、大臣という立場上なかなか抜け出す隙がなく、こうしてギリギリになってようやく脱出できたのだ。それでも途中で気が付かれ、怪我と泥にまみれながらようやく辿り着くのが限界だった。
「え、えぇ……!?
じゃあ、この町は危ないんじゃ……。
転移魔法が使えるウィステリアさまもジョージさまのご実家だし、ほかのみんなも今は離れ離れ。これからどうしたら……」
オフィーリアは血の気が引き、ガタガタと震え上がってしまった。だが、そこに追撃と言わんばかりに嫌な情報が入る。
──バタン!
勢いよくドアが開いて入って来たのは、切迫した様子のエリンとイリーナ。そして、後に続いてアメリアまで居る。
そして、もちろん要件はカレンの察する通りだった。
「フェロモンスターの大群が、押し寄せて来てるのじゃ!
まだ包囲に隙間はあるが、じきに逃げられなくなるぞ」
「ジョージくんとウィステリアさまがいにゃいのに、さすがにあの数を相手するのは無理だよね?
逃げにゃいとっ」
「数はフェロモンスターと、洗脳兵士合わせて10万近くいます。前回の戦いの比ではありません!
一般市民もいる以上、できるだけ多くの人を伴って逃げるほかないでしょう。
私とリーズン教会の騎士たちで時間を稼ぎますから、みなさんは早くジョージ様たちに知らせてください」
入って来て早々、みんな焦った様子で口々に言う。
キャサリンの存在にも気が付かないくらい余裕がないようだ。
「待って、アメリア」
すぐに出て行こうとするアメリアをカレンが引き止める。
「なんですか?
こうしてる間にも、できるだけ多くの人を避難させないと……包囲網はどんどん縮まってます!」
焦るアメリアに、カレンは真剣な面持ちで叫ぶ。
「話を聞いて……!」
「は、はい……!」
「さっき魔導具を作ったんだけど、それが使える」
「魔導具、ですか?
どう使えるんでしょうか?」
「これはウィステリアの魔法を研究して作った、転移魔導具なんだし」
ポケットに入れていたパクトを取り出して見せる。
「それって、わたし達が作った魔導具だね?」
そう、オフィーリアと作っていたのは、一度行ったことがある場所に飛ぶことができるという転移魔導具なのだった。
「これで一旦ムンちゃんに教えてくる。ムンちゃんならたくさん時間稼ぎはできるし、ウィステリアならたくさんの人を転移できるはず。
この魔導具と合わされば、きっとより多くの町の人を救える」
「なるほど、分かりました。
その間に、私たちは教会の者と協力して、町の人たちを町の中央に集めておきます」
アメリアはカレンの作戦を信じ、再びリズンタワーに戻って行った。
「カレンさん、その人は誰じゃ?」
「この人はキャサリン。
時間的に詳しい話はできないけど、信用できる人」
その言葉を聞いたエリンと、隣にいたイリーナは若干戸惑うが、カレンの目を見て信じることに決める。
「……分かった。
うちは町の人が外に出てないか見回りに行ってくるのじゃ」
「あたしは反対方向から見回りをするねっ」
「うん、お願い。じゃ、ボクはさっそく行ってくる!」
パクトを開いて起動するとカレンは光に包まれ、ジョージ達の元へと転移した。
「……それで、私はどうしたら良い?
ジョージ・ハレムンティアを待てば良いだろうか?」
残っていたオフィーリアに尋ねる。
「そうですね。すぐにリッくんちゃんは帰ってくると思うけど、今のうちに荷造りしたいから、手伝ってくださいな。指示は私が出すから」
「分かった。傘下に加わると決めたからには、なんでも言ってちょうだい!」
こうして、各々の役割のために動き出したのだった。
カレン:(リッくん)ジョージの幼馴染。後ろに青のインナーカラーが入った黒髪ボブ、眠たげな黒い瞳、オシャレなメガネ、中性的ながらもふんわりした可愛らしい顔。白いシャツの上にはベージュの萌え袖カーディガン、紺色のミニスカに茶色い革靴の、小柄でダウナーな女の子。IQ3000(自称だが、賢いのは確か)。
戦闘能力は無いが、その知識でみんなを助ける(行き当たりばったりな所もある)。そして、すごい魔道具も作れる。
オフィーリア:ウィステリアが一時的に住んでいた田舎で出会った少女。元々ウィステリアが愛飲していた紅茶の茶葉を作っていた農家の娘であり、現在はウィステリアの友人、兼付き人としてジョージ宅に住んでいる。桃色の瞳と髪。髪の毛はフワフワで、風になびく様はしだれ桜みたいに綺麗。戦闘はせず、基本的に家事を行うので、スカート丈が長い素朴なワンピースを着ている。ふんわりとした性格だが、少し思い込みが激しい面もある。ジョージのハーレムではない。オフィーリアの紅茶は世界一。料理スキルもなかなか。淑女としてのマナーもウィステリアから教わっているので、実はフォーマルな場ではちゃんとできる。
エリン:キリッとしたヘーゼル色の目、髪はライトブラウンでポニーテールの3万3千歳の古代種エルフ(古代種は魔法が不得手で身体能力が高く、寿命が長くて肉体も発達しやすい)。耳の先がとがり、スタイルもスラッとした長身でありながらグラマラス。シンプルな黒いシャツとカーキのブーツ、レザーパンツをはいたカッコいい女性。黒い木製の弓を使い、敵と相対した時に緊張のあまり当てられなくなるが、弓の実力自体は凄まじく、10km先の的にも余裕で当てられるほど。火力もすごい。でもポンコツ。ジョージが初めてハーレムに勧誘した人。のじゃ系。
イリーナ:ネコ型獣人のマジックシーフの女の子。髪も猫耳も尻尾もふわふわで真っ白、スカイブルーの大きな瞳で、ひと懐っこく可愛らしい雰囲気の少女。髪はショートカットで、前髪は三つ編みでピンクのリボンを付けている。身長こそ150そこそこで一見として華奢な印象だが、さすがネコ型獣人族というべきか脚力は本物で、直角の崖も体力が尽きるまで登れるし、ジャンプ力も凄まじい。だから太ももはしっかりめ。赤いスカーフを首に巻き、ノースリーブのシャツ、ジーンズのショートパンツ、ブルーミスリルのブーツを履いている。ウィステリアに教えてもらった禁術により世界トップクラスの補助魔法使いに躍り出てしまい、カレンの作ったマジックパイルドライバーで火力も両立。にゃ!
アメリア:リーズン教会の聖女であり、神聖力を込めた聖歌を扱う。聖歌の効果は様々で、回復、解呪、攻撃、浄化などなど。発動は遅いが威力は凄まじい。教会支給の白地に金の刺繍が入ったローブと帽子を身に纏う。長い金髪に、碧眼。可愛い系の顔。基本的に敬語で丁寧で優しい。ジョージの家を用意してくれたり、料理スキルのなかったジョージとエリンにかわって健康的な料理を用意してくれたり、生活費のために依頼を斡旋してくれたりと、なかなかの陰の立役者。ハーレム入りはしてないが、いつかドラマティックな展開を期待しているそれまでは絶対に堕ちない。ローブで分かりにくいが、実は小柄でお腹はぷにぷに。
ウィステリア:ジョージの正妻(まだ結婚はしてない)。ファルドーネ辺境伯の令嬢であったが、父のパオロに勝手に許嫁を決められて怒り、大暴れをした結果婚約破棄&追放。結果、領地民の一部から悪役令嬢と言われる。その後自由気ままに旅をしていた所、ジョージと出会い、ダイヤ(くしゃみの反動で握り潰した結果ダイヤになった物)を贈られ、色々あって婚約者として認める。世界一の魔法使いであり、大魔法どころか禁術も使い、条件がそろえばそれを超える『超越魔法』も使う。なんでもできるチート。まだ成長してる。
首には真っ赤な宝石のネックレス、黒いシルク生地のドレスと白いアームカバー、指にはおにぎりダイヤの指輪、髪と同じ色の赤いハイヒールと、貴族の淑女たる姿である。
艶やかな明るい赤髪のロングヘア。蓮の花の装飾があしらわれた金のヘアバンドをつけ、前髪は一部自然に垂らして額を出している。唇はみずみずしい薄い赤ののリップ、チークは淡いピンクで血色が良く、規則正しく生えた長いまつ毛、イエローダイヤモンドすら霞む美しい金色の瞳をしている。
気は強いが貞淑であり知識と常識がある。一途。ですわ系お嬢様言葉の使い手。
ジョージ:匂いや身体への影響だけでなく、放出したり物理ダメージまで与える太陽のフェロモンを使う。亡国ハレムンティア王国の王族の末裔。
キリッとした黒い瞳、勇ましくも丁度良い眉、ツンとした固い黒髪の漢前ハンサム。
金のボタンがついた軍服にも似た黒いロングジャケット(長ラン)と、綺麗な折り目のついた黒いズボン、革靴、そして紋章のついた帽子(学帽みたいなやつ)をかぶっている。そして、衣服を着ていてもその山脈が分かるほどの筋肉、期待を裏切らない身体能力と耐久力、フェロモンを駆使した圧倒的火力を持つ。
初めて見た時はフェロモン剣術やフェロモンスターに翻弄されたが、実際はウィステリアの魔法に負けない強さ。戦う事はないが、もし勝負をすればジョージが勝つ。
不器用ながらもまっすぐで、人の変化に気が付き、それとなくフォローをする。フェロモンを使わなくても男女問わず慕われている。ハーレムの規模はすでに数千を超える。




