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【完結】暗がりの向こう側 ~怪物が蔓延っていた世界で、生き残るために戦います~  作者: よぎそーと
4章

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99 戻れば世界は更に変わっていた

 探しても見つからない仲間。

 怪物の巣を破壊しながら世界を巡ったが、どこにも見当たらない。

 やむなくカズヤはこの時点で帰還する事にした。

 体感時間で10年ほど探したのだ。

 諦めて帰るには充分な時間探しまわった。



 切り開いた場所には、元の世界との接点が出来上がっている。

 カズヤの家とその周辺がぼんやりと浮かび上がってる。

 どうもカズヤの家は別世界との接点になってるようだ。

 どういう因果が働いてるのか分からないが。



 そんな元の世界と別世界の接点に入る。

 浮遊感をおぼえ、そして地面に再び着地していく。

 世界を渡る時のこの感覚を経て元の世界に戻った。



 予想通りというか。

 元の世界は更に変わっていた。

 情報が頭の中に流れこんでくる。

 それまでのものとは別の、新たな常識が頭の中に浮かんでくる。



 今回も大きな変化があらわれていた。

 その一つが地球の大きさだ。

 これが凄まじいことになってる。



 なにせ、ムーにアトランティスにレムリア。

 こういった大陸が地球上に存在する。

 かつての太平洋・大西洋・インド洋に浮かぶこれらの大陸は、以前から当たり前に存在するものとなっていた。



 更に、南極も人が住める場所となっている。

 地球の拡大にともない、南極の位置も南極からずれている。

 南半球の中で温帯に属す位置まで移動していた。

 なお、南極そのものは、常に氷が覆う海になっている。



 各大陸も大きさを拡大している。

 二倍三倍は当たり前といったところだ。

 それに伴って、人口も増加し、様々な国が新たに出現していた。

 この場合、怪物によって消えていたものが復活したというのが正解かもしれない。



 当然、歴史も変わってる。

 かつて滅亡した国が、今も存続してるという事もある。

 逆に、新しく誕生した国家が存在しないという事も。

 たとえば、中国などは、古代王朝であった夏がいまだに続いている。

 中米・南米もインカ帝国がいまだに続いてる。

 北米はアメリカ先住民、いわゆるインディアンやネイティブ・アメリカンの国家が大勢を占めている。

 このため、アメリカ合衆国やブラジルといった国家は存在しない。



 ヨーロッパもローマ帝国がいまだに続いている。

 ただし、ヨーロッパ全土を支配してるわけではない。

 イタリアの一部地域を領地としてる小さな国でしかない。



 このようにかつて存在した国が残ってるので、新たな国が発生する事がない。

 あったとしても、それは小さな国として存在してるだけだ。



 この理由は、不毛な争いがなかったからだ。

 政治腐敗や内乱、治安の悪化に反乱などなど。

 こういった事が起こらない。

 だから反乱も起こらない、内部分裂も発生しない。

 国が崩壊するような大惨事にならない。

 新しい国を興す必要がない。



 無駄な騒動がないというべきか。

 問題や面倒が起こる理由がない。

 そういった事をやらかす人間がいないからだ。



 問題を起こす人間がまず発生しない。

 これも新しい世界の特徴だろう。

 殺人、暴行、強盗、詐欺などなど。

 こういった事をやらかす人間がいない。

 悪口すら存在しないのだ。



 問題を起こす人間がいないわけではない。

 どうしてもやらかす人間は出て来る。

 だが、そういった人間は即座に処分される。



 今の世界では、人は誰でも超能力を使える。

 気を用いて超常的な力を使う事が出来る。

 悪意を持つ人間はすぐに発見できる。

 そういった者達は即座に処分される。

 確実に害を為すと分かってるからだ。



 これが徹底してるから、無駄な騒動が起こらない。

 その為、平穏な世の中が延々と続いている。

 以前にも増して住みやすい環境が出来上がっていた。



 科学の発展具合も凄まじい。

 国家規模での騒乱がないから、技術や知識が積み上がっていく。

 騒乱や戦乱のたびに記録が燃やされ、科学者や技術者が殺されるという事がない。

 これが、散逸することのない知識や技術の蓄積に繋がっていった。



 そのおかげで、人類はとっくに地球の外にまで版図を広げている。

 それは太陽系だけに止まらない。

 近隣の恒星系、地球のある太陽以外の太陽にまで届いてる。

 そこに居住可能な惑星があればそこに植民している。

 まだ実験段階だが、新たに太陽すら作り出そうとしている。

 自ら天地創造をこなす直前まで人類は成長していた。



 そういった物理的な次元だけに止まらない。

 精神的、霊魂的な分野にも進出している。

 怪物の存在がある次元・別世界をも的確にとらえている。

 そこにある脅威に対抗している。

 人類同士の戦争などはほとんどない。

 だが、種族の存続に関わる怪物との戦いは熾烈なものになっている。



 このおかげでカズヤの活躍の機会はだいぶ減っていった。

 カズヤが到達したところまで人類自身が攻め込んでいる。

 そこでカズヤ以外の大勢が戦っている。

 無理してそこで戦う必要がないほどだ。



 また、はぐれてしまった仲間も見つける事が出来た。

 それらはカズヤとは遠く離れたところで戦っていた。

 彼らは程よいところで撤退し、元の世界に戻ってきていた。

 なんとか見つけようとしていたカズヤは拍子抜けしてしまう。

 だが、無事である事を喜ぶ事にした。

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