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【完結】暗がりの向こう側 ~怪物が蔓延っていた世界で、生き残るために戦います~  作者: よぎそーと
4章

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98 怪物についての考察、あるいは取るに足らない思考

 怪物が絡む事で起こる様々な悲劇。

 それに伴うあらゆる現象。

 それに巻き込まれる事で、カズヤも色々と考えるようになった。



 怪物を察知出来るようになって始まる戦い。

 止まってしまう時間。

 怪物を倒すことで変わる現実。

 これらが何故起こるのか?

 答えは出ないが、考えてしまう事はある。



 怪物が空間だけでなく時間にも干渉してるから。

 単純に考えるなら、こうなるだろう。



 場所に影響を及ぼしてるから、人や建物にも影響を与える。

 時間に影響を及ぼしてるから、倒せば関わっていた間の出来事が消える。



 巣を張り巡らせてるのは、空間に干渉をおよぼしてるからだ。

 でなければ、居場所をとるような事はしない。

 人々に取り憑いたりも出来ない。

 物体に影響を及ぼすだけの力を持っている。



 また、時間の流れにとらわれない。

 とらわれてないから、過去から現在、そして未来に至るまで影響をもたらす。

 そして、消えると共に与えていた影響を失う。

 だから、過去がかわる。

 現在も。

 おそらくは未来すらも変わってるはずだ。



 そんな事が出来るのが怪物という存在だ。

 人間を超越した存在だと言える。

 その怪物に影響をおよぼす、倒すことが出来る。

 そうなってるのだから、カズヤやその仲間もかなり人間離れしているが。

 しかし、それも怪物との接触があったから。

 ある意味、怪物の影響を受けたから、怪物と戦えるようになった。

 そうでなければ、今も怪物に虐げられていた。



 考えれば考えるほど、超常的な存在だと思えていく。

 なぜこんなのがいるのかとも。

 だが、どのように発生したのかは分からなくても、そこにいるのは確かだ。

 いるだけで害を及ぼす危険な存在だ。

 ならば倒すだけである。

 正体を掴む必要もない。



 相手がどんなものなのか分かれば、より倒しやすくもなるかもしれない。

 もっと効果的な対策をたてられるかもしれない。

 しかし、分からないことに延々と時間を注ぎこむ事も出来ない。

 止まってる時間の中でなら、いくらでも思考は出来るだろうが。

 それで答えが掴めるわけではない。



 考えて得られるのは予想や推測だけだ。

 事実や真相が分かるわけではない。

 考えるのが悪いわけではないが、それだけにとらわれるわけにはいかない。



 やるなら、相手をしっかり調べねばならない。

 解剖などをしてしっかり中身を確かめねばならない。

 精神や霊魂に入り込み、そこから読み取らねばならない。



 そこまでやって、ようやく何かがつかめるかもしれない。

 今までそんな事をする余裕もなかったが。

 また、さほど強くもない怪物からは情報を読み取る事が出来ない。

 ほとんど本能でうごいてるからだ。

 多少は知恵を働かせてもいるが、それもはっきりしたものではない。



 それでも確認できる事はあったが、有用な情報は少なかった。

 かなり踏み込んで情報は、この世界にいた巨大ムカデの意識に侵入した時くらいだ。

 それでようやくはっきりとした意思や思考などを目にする事になった。

 全てが解明されたわけではないが。



 それでも少しでも情報を得ようと、消滅させる前に怪物から情報を抜き取りもする。

 特に収穫もないのだが。

 機会があれば出来るだけ怪物の霊魂から情報を得ていく。



 そして、仲間の捜索も。

 こちらもあまりはかばかしくない。

 探して回っても、なかなか成果は上がらずにいた。

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