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【完結】暗がりの向こう側 ~怪物が蔓延っていた世界で、生き残るために戦います~  作者: よぎそーと
4章

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86 歴史すらも変化していく

 巣の破壊が加速していく。

 一度に対処できる人数が増えた事で、大量の巣が崩壊していく。

 カズヤ一人の時とは比べものにならない。

 怪物の影響を受けない場所が増えていく。

 そうして出来た場所にあらわれた元の世界。

 そこにカズヤ達は踏み込んでいく。



 うっすらと、幻影のように浮かび上がっていた元の世界。

 そこに入った瞬間にカズヤ達は元の世界に移動していた。



 戻ってきた元の世界は更に大きく変わっていた。

 日本のみならず、海外にある怪物の巣が大幅に消えていた。

 これによって状況は更に大きく変わっていく。



 それは科学技術などだけに止まらない。

 人の倫理や道徳などといった考え方や心のあり方だけではない。

 人が快適に生きていくために必要なこういったものも確かに変わってる。

 しかし、それ以上に歴史が変わっていた。



 変化した世界では、そもそも第一次と第二次の世界大戦が起こってない。

 それ以外の大小様々な戦争・紛争もない。

 そもそも、国家そのものが大きく変わっている。

 カズヤ達の記憶の中にあった国々が消え、別の国があらわれた。

 あらわれたというより、元に戻ったというべきか。



 いわゆる独裁・圧政国家が消えていた。

 そういった国々の代わりに、別の国があらわれた。

 いずれも穏当・順当に発展してきた国々に。

 反乱や内乱、国家分裂に消滅などを起こさず、政治による弾圧・圧政もない。

 そういったものとは無縁に、世界は平和と平穏の中で発展していた。



 怪物の巣が大量に消滅した事で、これだけの変化があらわれた。

 単に現代の状況が変わっただけではない。

 その基になる過去も変わっていた。

 それも良い方向に。



 人々にも変化があらわれていた。

 超能力者と呼ぶべき者達が当たり前のようにいる。

 カズヤ達のように気を操って超常的な力を発揮する者達がだ。



 全部がそうではない。

 超能力が使える者は小数だ。

 だが、それなりの数がいるのも確かだ。

 それらが日常の中で様々な力を発揮してる。

 生活の中に溶け込みながら。



 そうした者達が怪物という脅威から人を守っていた。

 そのせいか、怪物の影響がかなり少ない。

 自然発生的にあらわれる怪物の巣と、そこから出て来る怪物を撃退している。



 この変化にカズヤ達も驚いていた。

 変わるとは思っていたが、ここまでとは思ってなかった。



 ただ、カズヤ達ほど強力な能力者はいない。

 そのせいで、巣の破壊は困難なものになっていた。

 楽々破壊できるほど強くなれる者がいない。

 そもそも、経験値を稼げるほど大量に怪物を倒す機会が無い。

 ある意味、平穏の弊害といえる。



 しかし、これは良いことだとカズヤは考えていた。

 怪物によって悲惨な日々を送る事はないのだ。

 かつてカズヤがそうであったように、怪物によって虐げられてる者はいない。

 怪物の作る人間牧場で繁殖させられてる者はいない。

 怪物が選んでつがわせた男女の子供を托卵され、押しつけられる事もない。

 誰もが誰かに人生をねじ曲げられてるわけではない。



 誰もが平穏に生きている。

 その方がよっぽど大事だ。

 脅威にさらされ、それを撃退する事で高レベルになるよりは。



 それに、この状況はカズヤにとっても都合がいい。

 誰もが怪物の存在を知っている。

 それが脅威だと理解している。

 ならば、その脅威の取り除き方を訴える事も簡単に出来る。



「やるぞ」

 次の行動に移る。

 より多くの者達を率いて怪物退治に乗り込む。

 その為の方策・作戦をカズヤは示していった。

 仲間も了承していく。

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