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【完結】暗がりの向こう側 ~怪物が蔓延っていた世界で、生き残るために戦います~  作者: よぎそーと
4章

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75 暗がりの先

 そこは怪物の巣の中だった。

 より巨大で強力な人面花による巣の中だった。

 より巨大で強力な人面虫が密集していた。

 そんな所にカズヤはあらわれた。



 周囲にいる怪物共は、早速襲いかかってくる。

 カズヤを目にした瞬間に飛びかかってくる。

 それらを撃退しながら奥を目指していく。



 それはまさに迷宮だった。

 構造自体は今までの巣と変わらない。

 だが、規模が違う。

 中枢に続く道はどこまでも続く。

 何十分経っても目的地に辿りつかない。

 今までなら、三十分もあれば入り口から中枢にたどり着いていた。

 しかし、それが何時間も走ってもまだたどり着かない。



 途中、幾つかの大きな空間に飛び込みはした。

 巣の中枢といえるほどの巨大な部屋だ。

 しかし、そこで終わりにはならなかった。



 飛び込んだ大部屋は中間地点でしかなかった。

 そかから更に奥へと道は続いている。

 その先へ進むと、また大部屋がある。

 このくり返しだった。

「どんだけくぐればいいんだよ」

 文句も出てくる。



 怪物も強力だ。

 そこらに屯してる一般的なものですら、今までの中枢にいたものよりも強い。

 巨大なものから、そこまで大きくないものまで。

 今まで中枢にいた怪物と同じかそれ以上に強い。



 それらを撃退しながら先に進まなければならない。

 手間も労力も今まで以上にかかる。

 三年の間にレベルを上げてなければどうなっていたのか。

 考えるのも恐ろしい。



 それでも倒せないほど強くはない。

 時間と手間はかかるが、撃破して消滅させていける。

 少しずつ少しずつ先に進む事は出来た。



 悪いことだけでもない。

 強力なぶんだけ、生命力も強いのだろうか。

 倒して出て来る光の粒。

 それが今までの怪物よりも多く、一つ一つに詰め込まれてる気も大きい。

 おかげでレベルが上がりやすくなっている。



 怪物を倒せば倒すほどレベルが上がる。

 それが撃破効率を上げていく。

 進めば進むほど歩みは速くなる。

 その為に苦労をしなくてはならないが。



 そうして高まっていく能力を使って、先を探索していく。

 気を放ち、レーダーのように周囲の状態を探っていく。

 頭の中に周辺の地図が描かれていく。

 それによって、道がどのように繋がってるのか、どこに怪物がいるのかが分かる。

 ただ、この巣の中枢までは分からない。

 かなり先まで見通せるようになってるのだが。



「無駄にでかいよな、ここ」

 強力な怪物を抱える巨大な巣。

 その大きさに呆れて腹が立つ。

 もっと小さくければ楽が出来たのにと思ってしまう。



 その中を気を放ちながら進み、最奥を目指す。

 緩やかに下っていく道を歩きながら。



 そらから更に数日。

 ようやくたどりついた中枢をカズヤは破壊。

 崩壊をはじめるのを見て脱出を開始していった。

「きついな」

 来るのに数日もかかった。

 帰るのも同じくらいに時間がかかるだろう。

 考えると頭が痛くなる。



 だが、崩壊に巻き込まれるわけにはいかなかった。

 その奥にも、おそらく何かがあるだろう。

 今回のように、更に巨大な巣がそこにいるかもしれない。

 しかし、そこに行くわけにはいかなかった。



 今回の攻略はそれなりに苦戦した。

 それだけ怪物が強い。

 ここから更に奥、崩壊した空間の向こう側には強力な敵がいるはず。

 今のレベルではそこを突破できるとは思えなかった。



 だから撤退する。

 もっと強くなるまで、更に奥に進むのは保留しなければならない。

 だからカズヤは強くなる事にした。

 その為にも、この巣から撤退しなくてはならない。

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