70 日々はすぎさり、味方を増やし
「さてと」
いつも通りに宗教団体の施設に潜入する。
事前に対人用の結界をはるのを忘れない。
中にいる人間への圧力を忘れると対応が面倒になる。
どうせ怪物の影響下にある連中なので、遠慮は全くしない。
さっさと消えた方が世のためなのだから。
そうしてから施設内部に潜入。
電気・電子機器などを気を使って破壊し、潜入の痕跡を消していく。
それはそれで外部に警報が飛ぶだろうが、それは問題ない。
潜入した施設内での姿をとらえられなければ良いのだから。
そうすれば、痕跡は残らない。
仮に証拠が残ってしまってもだ。
それが問題になる事もない。
一時的に警察などが動くにしても、それもいずれ消える。
宗教団体に関わる巣を破壊していけば、事件はなかった事になる。
そうなれば人の社会がカズヤを追求してくる事は無い。
そうした事が分かってるので、カズヤは遠慮無く宗教施設を破壊していく。
幸い、今回潜入した宗教施設には怪物の巣があった。
それを破壊すれば、宗教施設そのものが消える。
証拠を残していても、それも消える。
遠慮無く邪悪な存在を消滅させていけた。
そうした作業を終え、消えていく施設の代わりにあらわれた建物から脱出する。
全ての作業が滞りなく終わった。
いつも通りの定番の作業だが、終わると安堵感をおぼえる。
かつてよりレベルが更に上がり、怪物にも人間にも負ける事はないのにだ。
そうして今夜の作業が終わったところで、スマホを取り出す。
短く「終わった」とだけ入力したメールを一斉送信。
仲間に向けて進捗を伝える。
時間が止まってる空間にいる者はともかく、作業前か終わった後の者には届く。
その逆に、作業が終わってる者達からの報告メールも受信していく。
既に作業を終えていた仲間から何件か届いている。
「おー、よしよし」
成果に満足しつつ現状を確認していく。
今日も順調に怪物の巣を潰している。
仲間の働きにカズヤは満足していく。
滝口ノボルと分かれてから三年。
同じような境遇の者達と接触し、カズヤは仲間を増やしていた。
その仲間と共に、怪物と怪物の支配下にある宗教団体を潰し続けている。
おかげで日本の大部分は浄化された。
怪物の勢力はだいぶ減っている。
三年。
あっという間に過ぎたこの時間の中で、カズヤはおおきな成果を達成していた。




