64 敵である怪物も人間も必死になって立ち塞がってくる 2
巣の中に立てこもる敵は必死だった。
突破されたら後が無い。
それが分かってるからか、カズヤの行く手を遮ろうとする。
だが、それがカズヤを押しのける事は無い。
怪物も能力者もカズヤより弱い。
必死になって攻撃してくるが、カズヤを止める事は出来ない。
能力者は機関銃や手榴弾、火炎放射器なども使ってくる。
だが、それらもカズヤが放出する気によって遮られる。
有効的な打撃を与えることも出来ず、武装した能力者達は倒されていく。
その途中、カズヤは人間用の結界をはっていく。
以前のように、帰り道で足留めされない為だ。
ふたたび能力者達が邪魔をしてこないよう、人が入れないようにしていく。
よほどレベルが高くなければ、その中に入る事も出来なくなる。
高レベルでも、まともに動けなくしていく。
それくらいの強さの結界を作る。
敵の施設にある巣だ。
増援がやってくる可能性は高い。
また帰り道を塞がれる可能性は大いにある。
だからこその警戒だ。
レベルが下がるのは痛手だが、それもやむをえないと割り切っていく。
崩壊に巻き込まれるよりは良い。
今回は敵に邪魔者共が混じってる。
だからこその対策だった。
おそらく敵は連絡を取り合ってる。
増援が来る可能性は高い。
そうなったら前後で挟み撃ちにあう。
それが無くても、帰り道を塞がれる可能性はある。
だから人間用の対策もせねばならなかった。
「本当に面倒な奴等だな」
怒りが口から漏れていく。
それでも、敵はそれほど強力ではない。
やはりレベルの低い者達が集まってるだけのようだった。
これならば攻略も難しくはないと思えた。
それよりも、よそからやってくる増援への警戒が高まっていく。
(レベルの高い人が来るかも……)
それが問題だった。




