59 怪物相手より面倒になる
邪魔者どもの施設で見つけた怪物の巣。
それを破壊してからもカズヤは活動を続けていった。
邪魔者共も結局は怪物の支配下にあった。
人間ではあるが、実態は怪物そのものと考えた方が良い。
そんな連中を放置するわけにはいかない。
怪物よりも厄介な事があるからだ。
いくら怪物の支配下にあるとはいえ、邪魔者は一応人間である。
考えや心は怪物そのものだとカズヤは考えているけどもだ。
そんな連中が怪物の意を汲んで動く。
人間社会を利用して。
どれほど邪魔な存在でも、人間である事にかわりはない。
危害を加えれば警察が動く。
建物に侵入しても、当然同じ対応をとられる。
そうならないように対策をとらねばならない。
怪物の巣と違い、潜入しても時間が止まる事は無い。
その為、監視・警備を掻い潜らねばならない。
気を使って姿を隠したり、監視カメラなどを故障させていく事になる。
こういった対策をしてないと、あとで警察に捕まる可能性がある。
逃げようと思えば簡単に警察から逃げる事は出来る。
だが、そもそも逃げるような状況にならないのが一番だ。
その為に余計な気を使わねばならなくなった。
ただ、大きめの施設などは怪物の巣が隠されてる事がある。
それらがあればもう少し対応が楽になる。
巣の破壊と共に、施設も人も消えるからだ。
その方が対応が楽になる。
隠れて行動する必要がなくなるからだ。
巣を破壊すれば、関係する全ては消える。
そもそも、存在しなかった事になる。
カズヤが潜入して戦闘をしたという事実ごと消えていく。
「まだそっちの方が楽とはねえ……」
ぼやきが口から漏れる。
人間が相手になると途端に手間が増える。
それに比べれば、怪物の相手をしてる時の方が楽だった。
何も考えずに暴れられるのはありがたい事だったと思えていく。
だからといって手を止めるわけではない。
邪魔者共の居場所を徹底的に潰していく。
巣を破壊するより難しくてもだ。
生かしておくのが危険ならば、どんなに難しくても殲滅するしかない。
平穏と安全のためだ。
危害を加えてくる者が生きていれば、平和などありえない。
そして、危害を加えてくる者達は理由もなく人を痛め付ける。
殺すことに理由など必要としない。
それらが悪事を働くのは、楽しいからだ。
面白いから危害を加える。
楽しいから甚振る。
そういう者達は生きてるだけで他の誰かの脅威になる。
迅速に処分するしかない。
邪魔者共は、まさにそうした危険な存在だ。
生きていれば怪物を守るために動いていく。
自覚もなく怪物の利益に行動してる者もいるだろう。
あるいは、分かってて怪物を守ってる者もいるだろう。
そこに違いは無い。
どちらも等しく危険で脅威だ。
確実に倒していくしかない。
地道に、でも確実に。
邪魔になる者達を倒していく。
その合間に怪物の巣の破壊も行っていく。
そんな事をしていれば、敵も当然対応をしてくる。
拠点を潰してまわるカズヤへの対策を考えていく。
それを察知しながらも、カズヤは邪魔者達を処分してまわっていった。




