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【完結】暗がりの向こう側 ~怪物が蔓延っていた世界で、生き残るために戦います~  作者: よぎそーと
3章

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55 変化した日常、快適な空間、だからこそ分かる、邪魔者達が間違ってる

「さてと」

 大きく変化した家族に周辺。

 それらには意外なほど早くなれていった。

 もともとそういう環境で生きてきたという経験と記憶があるからだろう。

 カズヤ自身にそうした体験はないにしてもだ。



 学校でも快適に過ごす事が出来た。

 もともと、邪魔な人間は消えていたし、それだけでも生きやすくなった。

 加えて今は、余計な事がない。

 部活や委員会という鬱陶しいものがない。

 他の生徒と一緒に活動させられる事もない。

 友達という名の集団行動の強制をさせられる事もない。



 良い意味で一人でいられる。

 孤立や孤独というわけではない。

 排除や排斥でもない。

 互いに自分の領分を侵さないようにしている。

 接点は必要な時だけ作る。

 そんな理想的な環境が出来上がっている。



 余計な干渉がない。

 それだけで本当に快適に生きていられる。



 なってみて分かるのだが、今までと違い余計な人間がいない。

 なんだかんだで干渉してきたり、暴行をふるってきたり。

 そういう連中がいない。

 いないから争いが起こらない。

 無駄な騒動がないからこそ快適に過ごせる。



 それに、授業も安心して受けられる。

 余計なストレスをかける者がいない。

 おかげで安心して授業を受けられる。

 今のカズヤなら、そういう輩を瞬殺出来るので、特に脅威になる事は無いが。

 それでもいるだけで妨害になる人間がいない。

 それはとても快適な事だった。



(やっぱり、変わってからの方がいい)

 実際に変わった状況の中にいるから確信出来る。

 人が消える事は良いことだと。

 悪い奴が消えるのだから。

 これを妨害する者達の事が本当に分からなくなる。

 なぜこの状態を拒否するのか。



 その理由は分からない。

 想像や推測は出来るが確信はない。

 ただ、間違ってると断言は出来た。

「やっぱり────」

 気持ちが固まっていく。



 生かしておいたらこれからも邪魔をしにくる。

 これは確実だ。

 だから放置できない。

 対処しなかったらか、男は崩壊に巻き込まれてしまった。

 こんな事を繰り返すわけにはいかない。



(やらないと)

 胸の中で決意が出来上がっていく。

 巣の破壊を邪魔する連中を殲滅するという。



 変わったあとの日常があまりにも平穏だから。

 余計なもめ事もなく生きていけるから。

 快適に過ごせるから。

 そうなるのを邪魔しようとする者達を許す事は出来なかった。



 少しでも早く消滅させねばならない。

 そうとしか考えられなかった。

 都市の巣を破壊し、家族と周囲の変化を確かめたその日。

 学校が終わるとカズヤは早速行動していった。

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