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【完結】暗がりの向こう側 ~怪物が蔓延っていた世界で、生き残るために戦います~  作者: よぎそーと
2章

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42 思うようにはいかない能力者達の処分

 邪魔しにきた6人の能力者達。

 それらを再起不能にして怪物の巣まで持ち込む。

 怪物に食わせて跡形もなく消すつもりだった。

 自分で処分しても良いのだが、そうすると片付けるのが手間になる。

 それならば、怪物の餌にした方が良いと思った。



 ただ、その為にもまずは地上部分の巣を破壊しないといけない。

 既に結界を張って怪物がまともに動けなくなってるのだ。

 怪物の前に6人を投げ出しても、怪物も動けない。

 食いつこうにも身体が動かないのだ。



 それを避けるためには、一度結界の範囲の外に出るしかない。

 さもなくば、巣の表層部を破壊し、地下にまで持ち込むしかない。

 カズヤは後者を選んだ。



 巣の外だと、怪物があちこちに散らばってる。

 それらを集めるのが面倒だ。

 ならば、確実に怪物がはびこってる地下部分に持ち込んだ方が楽だ。

 どこにこれだけ潜んでるんだと思うほど怪物が多い場所でもある。

 そこに放り込んでおけば、確実に怪物にまとわりつかれる。

 餌として怪物も扱ってくれるだろう。

 カズヤはそう考えていた。



 そう思って巣の地上部・表層部を破壊。

 6人を引きずりながら地下へと向かっていく。

 早速怪物があらわれて突進してくる。

 そんな怪物の前に、カズヤは6人を投げ出した。

 怪我しかねないが、かまわなかった。

 生かしておくつもりがそもそもない。

 ここで死ぬならそれでかまわなかった。

 最悪、巣の崩壊に巻き込んで処分するつもりなのだから。



 なのだが思い通りにはならなかった。

 どういうわけか怪物共は6人を無視していく。

 最初は顔をのぞき込んだりして観察していたのだが。

 一通りそれが終わるとカズヤへと向かっていく。



「おまえらも美形を優先するのかよ」

 そんな怪物共の動きを見て呆れる。

 集まった人面虫には6人を食い殺してもらいたかったのだが。

 そうはいかなかった。

(でも、なんで?)

 そう思うも、そこはよく分からない。

 怪物の態度や思考を読みとれば何か分かるかもしれないのだが。

 押し寄せてくる怪物をさばくので手が一杯になる。



 やむなく襲いかかる怪物を殲滅していく。

 そして迷宮の奥まで6人を引きずって進む。

 もしかしたらと思って、中枢にいる強力な怪物共の中に6人を放り込むためだ。

 だが、結果は変わらず。

 怪物共は6人ではなくカズヤへと向かう。

「お前らもか」

 あまりの酷さにカズヤは泣きそうになった。



 仕方なく巣を破壊。

 崩壊して暗闇の中に消えていく空間の中に6人を残す。

 そのまま消えてくれればありがたいと思って。

 殺してもいいが、そうすると死体の処分が面倒くさい。

 その手間を無くしてくれる事を期待して、6人を放置していった。

 念のために、崩壊してあらわれる暗がりの中に6人が消えていくのを確認する。

 実は生きてました、という可能性がないのを確かめるために。

 それを見届けてカズヤは迷宮から脱出していった。



 脱出する途中、カズヤはふと思った。

(あの6人の代わりはどうなるんだろう?)

 やはり別人があらわれるのか?

 確かめようもないので結果は分からない。

 ただ、本人というか本体というか。

 消した6人が今後二度とあらわれないよう願った。

 生きていても作業の邪魔にしかならないのは分かってるのだから。

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