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【完結】暗がりの向こう側 ~怪物が蔓延っていた世界で、生き残るために戦います~  作者: よぎそーと
2章

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35 いつもより巨大で強力な巣だが、問題なく潰していく

 母の前から立ち去り、巣の出入り口へ。

 怪物が中から出てきて迎撃しようとするが、全て殲滅していく。

 今のカズヤを止める事が出来るほど強いものはいない。



 いつも通り、地下へと続く道を見つけ、その中に入っていく。

 絡み合う植物を樹脂状のなにかで固められた道。

 いつも通りの巣の姿を見ながら踏み込んでいった。



 地下へと向かうように、下へ下へと伸びていく道。

 しかし、実際に地下にあるわけではない。

 入り口から先は別の空間、異次元というべきだろう。

 現実の世界ではない別のどこかに通じてる。



 それだけではない。

 怪物の巣の周辺も、正確に言えば別の空間・異次元だ。

 だから時が止まる。

 現実世界の影響や干渉をうけない。



 そんな世界にいたる道が、たまたま下に向かって伸びている。

 だから地下にあるように思えるだけだ。



 とはいえ、それが直接影響を与える事はほとんどない。

 中枢を破壊するまでは確かにそこにある。

 そこを破壊した時に崩れて消える。

 危険なのはその時くらいだ。

 巣の崩壊に巻き込まれたらどうなるか分からない。

 戻ってこれる者はほとんどないというのだ。

 それだけは怖い。

 言い換えれば、それ以外にこれといった問題は無い。



 なので、異世界だろうが別次元だろうが、それ自体はさほど問題ではない。

 問題なのは、行く手を遮る怪物の存在。

 これらが非常に鬱陶しい。

 倒せないわけではないが、手間がかかる。

 経験値の材料になってくれるのは助かる。

 しかし、いない方が良い連中だ。



 それらを倒しながら先に進む。

 途中、道が交差する場所で塩をまいていく。

 怪物が横から出て来るのを防ぐためだ。

 もっとも、巣そのものが怪物の身体の一部だ。

 まいた場所が少しずつ破壊されていく。

 それはそれで危険なので、帰り道を潰さないように、脇道の方にまいていった。

 そうすれば、帰り道だけは確保出来る。



 そうしながらたどり着いた中枢。

 いつも通りに巣の主とその取り巻きである怪物共がたむろしている。

 今までの巣より巨大だったこの場所、怪物もそれに応じて巨大で強力なものが揃っていた。

 なのだが、それすらも今のカズヤの敵ではない。



 さすがに一撃で倒せるわけもない。

 何発か当てないと倒しきれない。

 しかし、動きを止める事は出来る。

 殺すためではなく、動きを止めるために気を用いていく。

 虫型の怪物の足や羽を拘束していく。

 完全に止める事は出来ないが、かなり動きが鈍くなった。



 そうしてから怪物を倒していく。

 もともと動かない人面花も巻き込んで、怪物を粉砕していく。

 虫型の怪物は頭を狙っていく。

 二発三発と気を当てれば、巨大な人面虫もさすがに死んでいく。



 毒花粉を吐き出し続ける人面花は、気を炎に変化させて燃やしていく。

 カズヤを導いた男がやったように。

 こういう真似できる部分をカズヤは可能な限り真似ている。

 効果があるなら同じようにやった方がいいからだ。



 怪物共はその攻撃を防ぐ事も出来ずに死んでいく。

 いつも通り、靄や霞のようになって散っていく。

 中枢である人面花も消え去り、中枢の部屋も崩壊を始める。

 それを見て外へと向かう。

 もうここでやる事は無い。

 完全に崩れるまえにさっさと逃げるのが得策だ。



 途中、脱出をしようとする怪物とも遭遇する。

 だが、それらもあっさりと倒していく。

 中枢を破壊した事で更にレベルがあがった。

 もはや雑魚となっていた怪物が更に弱く感じるようになっている。

 邪魔や障害にすらならなくなっている。

 あとは出入り口から出て、逃げ出そうとする怪物を迎撃するだけだ。

 それが終われば、ここでの作業は終了になる。



 するべき事を終えたカズヤは、スーパーからさっさと出ていく。

 途中で誰かに会ったら面倒だ。

 意識を気で操作して、カズヤに気付かないようにすれば良いだけだが。

 監視カメラも同じで、姿を消せば良い。

 ただ、そういう操作をするのも、ちょっとした手間だ。

 やらずに済むならその方がいい。



 動き出していく時間の中で、カズヤはスーパーから出ていく。

 ついでに、適当なものに気をかけて、結界・聖域も作っていく。

 これでこの周囲に怪物が入ってくる事はない。

 しばらくの間は。

 レベルがまた少し下がったが、こればかりはしょうがなかった。

 それでも巣に突入する前よりはレベルは上がっている。

 それで充分だった。

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