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【完結】暗がりの向こう側 ~怪物が蔓延っていた世界で、生き残るために戦います~  作者: よぎそーと
1章

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22 怪物になってた者達、取り憑かれていようといまいと

 取り憑かれていたのは、分かりやすい不良。

 いまだに生き残ってる改造制服やリーゼントの髪型。

 ピアスなどの装飾品。

 そういったものを身につけた連中。



 それと、優等生で通っていた者。

 外面のよい悪さをするタイプだ。

 あとは、運動部の連中が何人か。

 いわゆるカースト頂点にいる女子もかなりの数がいる。

 教師ももちろん入ってる。

 このどれもが、学校では悪名とどろく輩ばかりだった。

 いずれも、傲慢で態度が悪く、他人を威圧するのが大好きというのが共通する。



 脅迫して金を強奪し、殴る蹴るの暴行を娯楽としている。

 それでいて注意すらされる事無くのうのうと生きてる。

 この近隣では名士の家だったり、荒くれで有名な地域の連中だったり。

 問題ばかり起こすが、運動部で成績を出してるから学校の名を上げることが出来る者。

 これらが特に取り締まられる事も無く放置されてた理由だと言われていた。



 しかし、それだけではないのだろうとも思えた。

 こうして怪物に取り憑かれてるのを見ると、それもまた問題の原因だったのだろうと考えられる。

 むしろ、これが原因で様々な問題が放置されていたとすら考えてしまう。

 取り憑いた怪物が何らかの操作をしていたのだろうと。



 そんな連中をカズヤは躊躇わずに倒していく。

 いずれもカズヤに危害を加えていた連中だ。

 カズヤだけでなく、他にも被害者がいた。

 生かしておく理由が全くない。



 取り憑かれ、怪物になってしまってるというのもある。

 そうでなくても、悪さをしてる連中だ。

 放っておけば被害者が出てしまう。

 ここで処分しておいた方がよっぽど後の為になる。

 遠慮する事無く、そいつらに気をぶつけていった。

 今までの恨みをこめて。



 他の怪物と同じように、怪物の頭部分を吹き飛ばしたら消えていった。

 人間としての部分は残ってなかったのだろう。

 残っていても、再起不能になってただろうと男は言う。

「取り憑かれるってのはそういう事だ」

 そうなった人間もそれなりにいる。

 怪物に乗っ取られ、一体となってる者は。

 そういった者はもう救いようがないのだと。



 ただ、怪物になってる者はまだ優遇されてるのだとも言う。

 たいていの人間は取り憑かれたら死ぬまで命を吸い取られる。

 それが、怪物になるとはいえ生き残ることが出来てるのだ。

「よほど気に入られたんだろうな」

 怪物と波長があうからなのだろうか。

 だから選ばれて怪物として生きていく。

 怪物が仲間と認めたという事だ。



 それを聞いてカズヤは、安心した。

 良心の呵責を本当におぼえずに済むからだ。

 もとより、犯罪者である。

 処分した方が良いのは分かってる。

 人として終わってる奴等だというのも理解していた。

 それが本当に人として終わっていたのだ。

 躊躇う理由は本当に何もない。



 もともと怪物だったのだ、怪物になる人間は。

 怪物になる素質や素養があった。

 怪物としか言えない存在だった。

 だから怪物になった。

 取り憑かれたというより、あるべき本来の姿に戻ったというべきなのだろう。



 そんな怪物に情けをかけてはいけない。

 敵なのだから。



 生き残りを殲滅していく。

 犯罪を行っていた者もまとめて処分していく。

 恨みの全てが消えてわけではないが、カズヤの気分はだいぶ晴れていった。

(これで……)

 これまでの悪さは消える事は無い。

 だが、これでこれから新たな悪さが増える事はなくなった。

 それだけでカズヤは安心感をおぼえる事が出来た。

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