21 残った敵の掃討
中に入っていき、まずは屋上へ。
蔦を駆け上って人面花へと向かう。
怪物も襲ってくるが、難なく倒す。
今のカズヤなら、さほど強力でもない怪物なら楽に倒せる。
男は言わずもがな。
学校を覆ってる蔦をまとめる巨大人面花まですぐにたどり着く。
男が気を放ち、巨大人面花を潰す。
直径5メートルはある巨大さなので、一撃で粉砕とはいかない。
だが、大きくえぐられてかなりの痛手を受けたようだ。
続けて二度三度と攻撃を受ける度に死相があらわれていく。
その間、カズヤは近づく怪物を撃退していく。
あちこちから何十匹という人面虫が近づいてくる。
それらを残さず相手にしていく。
男の邪魔をさせるわけにはいかない。
怪物達は呆気ないほど簡単に倒れていく。
たった一日でカズヤのレベルはそこまで上がっていた。
ただ、数が多くて手こずる。
様々な方向から襲われると、さすがに対処が難しくなる。
だが、それだけだ。
難しくなるだけで、出来ないわけではない。
男に近寄らせないように次々に怪物を倒していく。
男も巨大人面花を破壊していく。
数回ほど気を叩きつけたところで、巨大人面花が消え散った。
消滅が始まり、学校を覆うほとんどの蔦や根が消えていく。
残るのは人面虫と、自立していた人面花のみ。
学校内に残ったそれらも少しずつ駆除していく。
学校内に塩を盛っていく。
怪物を包囲するように設置していき、逃げ場を無くしていく。
一カ所に集めて一網打尽にするためだ。
逃げ場をなくし、一気に潰す。
早いうちに逃げ出したものはともかく、残っていたものはだんだんと追い込まれていく。
途中、怪物達も襲ってくるが、それらを撃退していく。
妨げにもならない攻撃への対処は難しいものではない。
そうして学校の敷地を覆うように塩をまいていく。
それから学校の中へと進んでいく。
中にはまだ残っていた怪物がいたが、塩をまくごとにどんどんと追い込まれていく。
中には意を決して襲ってくるものもいたが、大半は一也達から逃げるように動いていく。
そうして生き残りを校舎の中に詰め込んだ。
それらを少しずつ駆除していった。
その中には、怪物に乗っ取られた者達もいた。
完全に怪物に乗っ取られた者達。
人面花に寄生され、人面虫が中を食い破った者達。
それらも他の怪物と共に逃げ回っていた。
その中に見慣れた者達がいた。
カズヤを虐げていた者達だ。
(そっか……)
それを見てまた一つ納得した。
なんで執拗に虐げてきたのか。
なぜ犯罪を重ねていたのか。
何のことはない、とっくに人間ではなくなっていたのだ。




