表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【完結】暗がりの向こう側 ~怪物が蔓延っていた世界で、生き残るために戦います~  作者: よぎそーと
1章

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

19/109

19 やはり取り憑いていた、そして入ってこれないのも分かった

 町の中を歩いて塩をまいていく。

 怪物除けをある程度してから家に帰る。

 この日も母親はまだ帰宅してない。

 父の方もだ。

 いつも通りなので、気にせずさっさと寝る事にする。

 気力・体力ともにいつもより充実してるが、それでも疲れも出てきた。

(寝よ)

 そう思って布団の中に入った。



 ただ、布団に入って暫くして起きる事になる。

 玄関の方から気配を感じたのだ

 これもレベルが上がったおかげか、色々と察知しやすくなってる。

 その感覚が玄関にいる存在の気配を伝えてきた。

 間違いなく怪物のものを。



 いったいどうして怪物が、と思った。

 だが、すぐにその理由に思い当たる。

 それを確かめるためにも、玄関を開ける。

 そこには母親が立っていた。

 人面花に取り憑かれている。



(やっぱり)

 カズヤも今日の夕方まで怪物に取り憑かれていたのだ。

 他の家族も同じようになっててもおかしくはない。

 それを確認しただけでしかない。



 取り憑かれてる母は、まかれた塩の中に入れないでいた。

 人面花が苦しそうな顔をしている。

 それが理由なんだろう。

 気にせずその花に気を飛ばす。

 まだ上手く操れないが、数メートル程度の距離だ。

 これくらいならば、気を減退させずに飛ばす事も出来る。



 一撃で人面花を粉砕し、母を怪物から解放する。

 その瞬間に母は、つきものが落ちたような顔をする。

 今まで険しい表情を常にたたえていたのだが。

 それが取れて素面に戻ってる。

 その事に驚いてるようだが、カズヤは気にかけもしない。

「どうしたの、入ったら?」

 そう声をかけて部家に戻る。



 家の中に怪物が入り込まないようになってるのは分かった。

 それが分かっただけで充分だった。

 母親がどうなってるのかはどうでも良い。

 家族の事を気にする段階はとっくに終わってる。

 今更それはどうでも良かった。



 怪物が入ってこれないという事実の方が重要だった。

 これで寝込みを襲われる危険性が減るのが分かった。

 ぐっすりとはいかなくても、寝床の安全は分かった。

 生きていく上では外せない睡眠。

 それをとる事が出来ると分かったところで。カズヤはあらためて眠ることにした。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。




活動支援はこちら↓

あらためて支援サイトであるファンティアの事でも
https://rnowhj2anwpq4wa.seesaa.net/article/501269240.html
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ