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【完結】暗がりの向こう側 ~怪物が蔓延っていた世界で、生き残るために戦います~  作者: よぎそーと
1章

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15 命と運命と運勢を奪われ、狂わされ

 命は運勢や運命にも影響を与える。

 あるのかどうかすら明確ではない要素ではある。

 だが、確かに運というものはある。

 怪物と戦う中で、男はそれを感じる事があるという。



「その運だけどな。

 やっぱり命が強い人は運も強いよ」

 生命力の盛んなものは運勢や運命が好転する。

 そうとしか言えないような事を見てきたという。

「凄く全てが順調だった人が、怪物に取り憑かれて駄目になったり。

 怪物を撃退して運が良くなったり。

 そんなのを何度も見てきた」



 生命力の強さが運を引き寄せるのか。

 あるいは、運命を切り開く力が生命力と連動してるのか。

 命の輝きが強いものほど、よりよい状況や結果を引き寄せる。

 そういう状況を生み出し作り出していく。



 生命力がよりよい状況を作る。

 そう感じられる場面が幾つもあったという。

 その生命力を怪物は喰うのだ。



 本来、あり得たはずの未来。

 それを怪物は奪っていく。

 衰えて惨めな人生を歩ませる。

 怪物は生きてるだけで人をそのようにさせる。

 当然だ、運勢の原動力になる生命を喰うのだから。



 そして世の中の底辺をさまようようになった者達がいる。

 這いつくばって、這い上がれないで生きている者達がいる。

 そうした者達を苗床にして、餌にして生きてるのが怪物だ。



「生きてちゃ駄目なんだよ、あれは」

 男はきっぱりと言う。

「生きてる価値がない、生きてちゃいけない。

 死ななきゃならない害悪や害毒にしかならない奴がいる。

 怪物どもはそういう奴等だ」

 その通りだと思った。



 実際にカズヤは酷い目にあった。

 家の様子がおかしくなった頃。

 カズヤも体調が思わしくなくなった。

 病気になるというほどではない。

 だが、頭も身体もまともに動かなくなった。

 それと同時に運も悪くなった。



 その原因が怪物にあるのだ。

 生かしておけるわけもない。

 それが怪物が生きるために必要だとしてもだ。

 喰わねば死ぬかもしれないが、その為にカズヤが犠牲になる理由はない。



 男の説明を聞いてカズヤも決めた。

 怪物は皆殺しにすると。



 今まで奪われた命の分を。

 今まで失った様々な可能性を。

 その全ての償いをさせ、二度と悪さが出来ないようにするために。

 奪われていたからこそ、怒りも憤りも恨みも大きい。

 存在する全ての怪物を倒したくなるほどに。



 その意思に従い、カズヤは怪物を倒していく。

 男の教えもあり、だんだん手際が良くなっていく。

 レベルが上がり、能力が高まった事も影響している。

 そんなカズヤを止められる怪物はいなかった。



 止まった時間の中で、カズヤは次々と巣を破壊していった。

 そうして周辺から影響を与える巣が消えたからだろう。

 気付けば時間が動き出していた。

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