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めがね、めがめ

 あわただしくつづきで、すこつかれた。しかし、寝過ねすごすと大変たいへんだ。すわらないようにしよう。一号車いちごうしゃ運転席うんてんせきのすぐうしろのデッキにもたれかかりながらっていた。座席ざせきいているが、ほかにもおなじようにっている中年ちゅうねんのサラリーマンがいる。無精ぶしょうひげをはややしたそのおとこは、英語えいごがかかれたかみて、あかボールペンをはしらせていた。なにかのプログラムのようだ。ここのほうが、集中しゅうちゅうできるのだろうか。それともたんなる変人へんじんか。

 これから出張しゅっちょうなんだろう。むかし映画えいがにでてくるような、おおきな茶色ちゃいろかばんあしかべあいだれている。ネットの時代じだいになっても、分厚ぶあつかみ資料しりょうとかあるいているんだろうか。かなりわるそうだ。つよいメガネをけている。そういえばぼくのメガネはどうなったんだろう。


「ヘルプ!死神しにがみ!」

 そっと、ちいさいこえんでみた。相手あいて地獄耳じごくみみだ。

「おびですか?」

 死神しにがみから返事へんじがあった。

「メガネと携帯けいたいはどうなった。」

 ぼく周囲しゅういこえないように死神しにがみにそっとたずねた。

「それなら、まだあずかってます。それと、きんえんのメガネも。」

 自分じぶんのだけでいい。とにかくかえしてくれ。携帯けいたい水没すいぼつしていてやはり使つかえない。予想よそうはしていた。今度こんどはメガネをかけた。まえしろすじ一杯見いっぱいみえる。飛蚊症ひぶんしょうか?

 メガネをはずして、レンズをると無数むすうきずがある。かわいしにでもこすったか?いや、あいつだ。アライグマがこすったからだ。

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