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お泊り

 親父おやじがちっともメダカがえないって、ぼやいていたけど、メスばっかだからえるわけいな。かえったらおしえてやろう。


 通夜つやおそくなると、両親りょうしんと、となり王女おうめ家族かぞくだけになった。親戚連中しんせきれんちゅう明日あす葬儀そうぎあらためてくるのだろう。

 あいつは時々僕(ときどきぼく)のほうをいては、ためいきをつく。親父達おやじたち手持ても無沙汰ぶさたなのか将棋しょうぎはじめた。きっと、かないのだろう。二歩にふにも気付きづかず、王手飛車おうてびしゃ飛車ひしゃげる。おうってもつづけてる。おふくろ王女おうめのおばさんは、台所だいどころ後片付あとかたづけをしている。こちらも、はたらいていたほうがまぎれるにちがいない。

「おばさん、今日きょうここにまってっていい?」

 王女おうめははたずねる。

「いいわよ。きっとこのよろこぶから。」

 いやいや、よろこぶをとおしてドキドキしてねむれなくなる。てよ。あいつの写真しゃしんとか、日記にっきとかかくしてあったよな。


 王女おうめぼくのいる居間いまとなりにあるぼく部屋へやることになった。ぼく布団ふとんぼく死体したい使つかっている。はは客用きゃくよう布団ふとんぼくのベッドにかけた。居間いまとは簡単かんたん間仕切まじきりがあるだけだ。それをすこしだけひらけて、ぼくながらぼくのベッドにはいった。

 いまならまだ、彼女かのじょ再度さいど憑依ひょういできるが、ひととしてどうよ。明日あしたまではメダカでごそう。いつしか、ぼくねむってしまった。

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