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王女

「ご遺体いたいは、おあずかりできませんので、一旦家いったんいえおくります。通夜つやときに、あらためてうつしますので。」

 葬儀場そうぎじょうひと説明せつめいわると、みなかえ支度じたくはじめた。


 やばい、ここではなされてはたまらない。

「キャー!」

 しまった、葬儀場そうぎじょうひとつかった。

しおしお。」

 親父おやじさわぐ。しかたがない、王女おうめ、ごめん。

人間にんげん1に憑依ひょうい。」


 王女おうめについたまま、彼女かのじょいえもどってきた。王女おうめくるまなかでもいていた。普段ふだんわらっているとこしかみたことがなかった。ぼくんでかなしいのか、自分じぶんころしたとおもって後悔こうかいしているのかはわからない。かえまえに、なんとかこいつがなない方法ほうほうつけたい。それに、このまま自分の体にもどってもオネエになってしまう。

「カタツムリ1、憑依ひょういできます。」

 よし、こいつもナメクジと一緒いっしょだ、

「カタツムリに憑依ひょうい。」


 塀伝へいづたいに、自分じぶんいえかう。からがあるから、かあさんにつかってもつぶされることはないだろうが、しかし、おそい。しかも、こいつときたらあつ昼間ひるま日陰ひかげしか移動いどうしない。通夜つやはやければ明日あしたよるだろう。

 どうやって、いえもぐむか。ゴキブリは危険きけんだ。いえまわりのありはメスばかりだろう。ペットのメダカなどでは身動みうごきがれない。野良犬のらいぬはあたかも

「おまえ内蔵ないぞうべたい。」

 というつきでちかづいてくる。


 夜中よなかになり、ちるとカタツムリはうごはじめた。いえかべつたい、ぼくからだがあるであろう居間いまかべく。しかし、ここからはい方法ほうほうはない。そのまま、あさむかえてしまった。

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