表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
6/80

判決

「とりのたまご、ってきました。」

 がつくと、巨大きょだいあかかおをしたおっさんのまえにいた。なにかでたことがある。

閻魔えんま!」

 ということは、地獄じごくぼくんだ?


とりたまごってこいとったんだ。」

 あかやらあおおにたちがあつまりなに協議きょうぎしている。なんだか、様子ようすへんだ。ぼくよこっている黒装束くろしょうぞく骸骨がいこつはキョトンとしている。


「オホン!判決はんけつわたす。」

 地獄じごくはいやだ。いたいのいや。あつい、つめたいもいや。たかいとこからちるなんてもっといや。

「クーリングオフ!」


 ぼくみみうたがった。最近さいきんアニメで地獄じごくにはちょっとくわしくなったつもりだ。でも、そんな地獄聞じごくきいたこともない。クールだからさむいの?でも、オフだからあついの?

「すぐ、現世げんせおくかえせ。」

 大王だいおうは、ぼくよこにいる死神しにがみげた。

手違てちがいだ。自分じぶんからだもどれ。」

 ぼくくだされた判決はんけつに、大王だいおうのそばにいる役人風やくにんふうおにした。

「ただし、葬儀前そうぎまえもどれよ。」


 どうやら、死神しにがみちがいでころされてしまったらしい。そこで、たましいおくかえすクーリングオフ裁定さいていとなった。

葬儀そうぎ成仏じょうぶつさせられるともどれないぞ。今回こんかい大王様だいおうさまはからいで、肉体修復にくたいしゅうふくサービスつきだ。」

 わかぎわ死神しにがみねんす。いや、そっちのミスだから。と、いいたいところを我慢がまんした。心象しんしょうわるくして地獄行じごくゆきになってはこまる。ぼくは、たましいられた場所ばしょ、あのばししたもどってきた。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ