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大脱走

 ネズミがきているってことは、こいつら自由じゆう出入でいりしているはずだ。きっと、出口でぐちっているにちがいない。マーカーにしたがって、移動いどうはじめた。配管はいかんをつたい、器用きようのぼっていく。ゆび吸盤きゅうばんでもあるのか?さらに、ジャンプりょく半端無はんぱない。

 こいつら忍者にんじゃだ。ネズミ対策たいさく粘着ねんちゃくシートも、おかましにはしっていく。ふと、うしろをると、何匹なんびきもついくる。ネズミというのは集団しゅうだん移動いどうしている。だか、こいつらに大事だいじからだらされてはたまらない。できれば直前ちょくぜんべつのものになりたい。

 地下ちかから、くら空調用くうちょうようのダクトをけ、一匹いっぴきまた一匹いっぴきくちからかおしては素早すばやはしってす。


 マーカーが移動いどうはじめた。きっと霊柩車れいきゅうしゃたんだ。ネズミは地下ちか裏口うらぐちかった。まだ十匹じゅっぴきほどのネズミがってくる。グレーのワゴンだ。最近さいきんはあのくろきんのやつではないんだ。それとも、ケチったか。

 ストレッチャーがくるまはいっていく。ひつぎではない。シートにくるんでの移動いどうのようだ。ネズミ軍団ぐんだんくるまかってはしった。大人おとなたちがさわぐ。スリッパを片手かたて奮闘ふんとうしているおばさんがいる。どうやら道案内みちあんないかあさんをのこして、ほかみなさきかえったようだ。


「カメムシ1、憑依可能ひょういかのう。」

 ると、くるままわりにあかいマーカーがうごいている。

「カメムシに憑依ひょうい。」

 カメムシはくるまなかんだ。だれ気付きづいてない。こいつなら、かあさんといえど、うかつにはたたけないだろう。


 憑依ひょういけたネズミたちはりにげていった。


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