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中心クラクラ

 ダムの放流ほうりゅうはじまった。湖面こめんかぶ流木りゅうぼくがダムの先端せんたんせられている。ぼくからだもきっとそのなかにまぎれているにちがいない。流木りゅうぼくっかかっていれば、ここにとどまる可能性かのうせいはある。しかし、水中すいちゅうなら何十なんじゅうメートルというたかさから、一気いっきにダイブだ。複雑骨折ふくざつこっせつではすまない。原型げんけいさえとどめていられるかどうかもあやしい。


 カラスではどうにもできない。マーカーは徐々(じょじょ)にダムの先端せんたんすすむ。ジェットコースタのちる直前ちょくぜんのように、しりのあたりがもぞもぞしてきた。

 ついに、マーカーが堤防ていぼうさきへと移動いどうした。水流すいりゅうおおくてからだえない。


「フナ1、カメ1、イモリ1に憑依ひょういできます。」

 きた!ここはフナになろう。


 フナじゃ、フナじゃ。水中すいちゅうでござる。


 間違まちがいなく、ぼろぼろだろうからだをひたすらいかける。はげしい濁流だくりゅうに、フナも体中からだじゅう大石おおいしにぶつけながら、あたま中心ちゅうしんががクラクラしている。やがて、ながれがゆるやかになり、水面すいめんがキラキラしはじめた。

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