前へ目次 次へ 14/80 ヤマメ 「警告《けいこく》!ヤマメが接近中《せっきんちゅう》!」 視界《しかい》が黄色《きいろ》く点滅《てんめつ》する。次《つぎ》の瞬間《しゅんかん》、体《からだ》が大《おお》きく揺《ゆ》れる。一面《いちめん》が銀色《ぎんいろ》の金属光沢《きんぞくこうたく》に染《そ》まる。その中《なか》の黒《くろ》い丸《まる》が、今度《こんど》はお前《まえ》の番《ばん》だとばかりにこちらを睨《にら》む。 渓流《けいりゅう》の女王《じょうおう》はゆっくりと離《はな》れ、体制《たいせい》を立《た》て直《なお》す。 「エマージェンシー発生《はっせい》。早《はや》く別《べつ》の動物《どうぶつ》に憑依《ひょうい》し直《なお》してください。この乗《の》り物《もの》はもうじき死《し》にます。」 他《た》の対象《たいしょう》を探《さが》す。 「憑依先《ひょういさき》、ヤゴ1番《ばん》、増《ふ》えました。」 表示《ひょうじ》と同時《どうじ》に 「ヤゴ1番《ばん》、憑依《ひょうい》します!」 と宣言《せんげん》した。