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アノヒミテイタホシゾラ

「ゲートオープン、アクセス、ニューワールド。」

その瞬間、周りが白くなると同時にめまいに襲われる。いつものことだ。そして気がついたときには自室から、どこかわからない所になっている。

「とりあえず、状況確認っと。」

 あたりを見渡し、明かりを見つけようとする。今は夜のようだ。少し歩いていくと、人に出会った。もちろん最大級の警戒をする。

「あなたは誰ですか?」

聞いてみた。やばかったら、すぐに剣を引き抜き戦う。

「え、わ、わわ、私は少し離れたところにある村に住んでる者です。」

悪い人ではないらしい。ちょっと緊張しすぎだって。夜でよく姿が見えなかったが、目が慣れてきて人の姿がよく見えてきた。

身長は俺と同じくらいの160センチくらい。藍色の髪をしていて、とても美人さんだ。この状況から俺ってナンパしてるんじゃないの?声もかわいいし

「あ、あの俺は道に迷った者です。よかったら、あなたの村に連れてってもらえますか?」

すると、女の人はコクリと頷いてくれた。やさしいね。モテるんじゃないの?胸は小さいけど。とりあえず、自己紹介をしなくては。

「俺は(いつ)()です。遠い国からやってきました。」

「わ、わたすはヒーナです。あ、あなたを村に案内じます。」

 噛みまくってるぞ。でも、最初にあった人がいい人で助かった。始めに行った世界なんて、いきなり襲われたんだからね。あ、襲われたってそういう意味じゃなくて、ただ切りつけられたって意味だからね。

「よろしく、ヒーナちゃん。」

「よ、よろしくおねがいします。」

 やべ、かわいいわ。今まで見た女の子の中で一番だ。さっき、向こうの世界の女の子のほうが好きなの?って妹に聞かれてたけど、これは事実なのかもしれない。というか、向こうの世界の女の子と誰を比較しているの?

「村はどっち?」

「あ、あっちの方向です。」

 そう言ってヒーナちゃんが指した方向にはずっと草原が広がっていた。かなり距離がありそうだな。


 村に歩いている途中で

「あ、あの、あなたは魔法使えますか?」

 魔法?ああ、この世界では魔法があるのか。魔法といったら、メ◯とか、ヒャ◯などがあるよね。魔法って便利だけど、魔法ある所に魔物あり。魔物がいるんだよな。それに、世界によって使える魔法が違ってくる。この世界に来たばかりの俺はまだどんな魔法が使えるかわからない。

「え?、俺は多分使えないと思う。」

「本当ですか?、あなたから魔力を感じるのですが。」

 まじか、どんな魔法が使えるのだろう。とりあえず、何か撃ってみよう。

「メ◯!」

 唱えてみても何も起こらない。そりゃそうか。メ◯はドラ◯エだもんな。

「唱え方がわからないのですか?」

 痛いところを突くな~

「う、うん、そうだよ。」

 魔法の使い方がわかりません。

「で、では村についてから教えますね。」

「え、いいの?」

「いいですよ。」

 そう言って向けてくる笑顔がとても素敵すぎる!しかもこんな人に教えてもらうなんて、ほんとラッキーだ。

「あ、ありがとう。」

 

 そんなことを言っていたら、いつの間にか村についていた。この村の風景は暗くてよくわからない。でも、木の香りがする。いい匂いだ。

「もう、今日は遅いので、魔法は明日教えますね。」

「わかった、いいよ。」

「おやすみなさい。」

「おやすみなさい。」

 そういって、ヒーナちゃんは村の奥に行った。そこに家があるのかな?

 そういえば、ヒーナちゃんっていい香りがするんだな。妹と同じ香りがする気がする。

 さてと、俺も元の世界に戻ろうと思った。この世界で過ごした時間、元の世界も進んでいるからな。

「ゲートオープン、アクセス、オリジナルワールド。」

 これで、元の世界に戻れる。しかし、何も起こらなかった。


ヒーナ「ここ、どこ?」

五輝 「ヒーナちゃん、ここはあとがきっていうところだよ。」

ヒーナ「な、何をするんでづ?」

五輝 「雑談をするところじゃないかな?」

燈花 「お兄ちゃん、やっぱり異世界の女の子が好きなんじゃない!」

五輝 「燈花!?」

ヒーナ「あ、あの、そちらのお嬢さんは?」

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