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イデアの鏡

作者: 蒼山詩乃

夢から醒めた午前零時

雨の音はこの汚い心を

吐き出しているみたいに歌っている

ごめんなさい、ごめんなさい


「     」


鏡に映る私の姿

みすぼらしいとしか言えない

朝へと明ける六時間前

その水面へ手を伸ばす


その姿は私の首を絞めて

何を消そうかなと泣きながら

吸い込まれてゆくその涙は

黒い花へと咲き乱れる


息も出来ないほど溺れてしまって

どこにも行けないと知りながら

その形無きモノの夢を探すため

瞬きをしているだけなのに


どこにも行けない


夢の跡にも続きがあるような

話をしないでよ!


降り積もった粉雪みたいに

その不完全な武器で何を崩すの

そして私を映す鏡はひび割れて

その微笑みを打ち消さないでよ


夢から醒めない午前二時

ナイフを胸に突き刺したまま

この汚い心は何をしたいの

笑ってる 笑っている


その姿は私の首を絞めて

何を消そうかなと泣きながら

吸い込まれてゆくその涙は

灰色の夜となる


息も出来ないほどに溺れてしまって

どこにも行けないと知りながら

その形無きモノの夢を探すため

瞬きをしているはずなんだ


眠りたいの

咲かせたいの

終わりを見つける旅にでも

でるのかな


でも終わりなんてあるのかな


Wonder Wanderland と同じく先行投稿。本当は明るめの詩を投稿するつもりが、いまだ一言も書けずにいる&しばらく投稿できそうにないため、この詩を投稿することにしました。先行投稿はこれでお終い。

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