紫陽花の恋1
恋愛小説。。。
紫陽花は、今年は、うす紫色の美しい佐賀県。
神代西洲と
大川涼子は
周囲を振り切って、お互いの心と心を結びあわせ、
結婚しようとしていた。
涼子は、しとしとと降る雨。心まで洗ってくれるかの、
ような気持ちになる。
そして、理性が働きのである。と二階の部屋から見る
紫陽花を見つめながら、涼子は西洲の事を、心から
巡り想う。
(うちの事ば、好いとうという、気持ちは、分かるばっ
てんが、西洲は、何だか、歌う事を辞めた、カナリア
のごたぁ)
西洲の、あの車を運転している時の、野生にみちた目つき。
と、もの想いに、ふけっていると、西洲から、電話が入った。
『なぁ。涼子。今度の休みの日、アパートに住む部屋ば、
見にいこうよ』
と低い声のややかすれ気味の西洲の声だった。
(えっ!)と
涼子は、心の中で思った。
(アパート?何で。24畳もある部屋に、住んどる、うちに
失礼じゃなかと)
とお嬢さん育ちの涼子は、メンソールのたばこを、
もみ消した。。。