憧れの王子様との結婚、誓いのキスは、ただの見世物
一瞬で読めます。
誰もが羨ましがった結婚式。
第一王子と公爵令嬢の政略結婚。
モテモテ完璧王子 フェリスと、高嶺の花令嬢
アイナ。
豪華の一言では言い切れないほどにきらびやかな
会場では、人々の祝福の言葉の数々が飛び交う。
しかしそんな会場とは裏腹に、結婚する当本人の
令嬢の心は暗かった。
(…みんな、この結婚は幸せなものだと思っている。
でもあくまでもこれは政略結婚。それにいくら王子
がイケメンだとしてもずっと見ていればなれて
しまう。婚約者なら何かしらの愛情は生まれる?
そうね、兄弟のような愛情なら生まれるかもね。)
アイナは会場を見渡す。
(この結婚式は、まるで見世物のような物だわ。)
アイナは心を殺し、フェリスの手を取った。
大勢の人。でもこの笑顔はただの仮面。
顔が引きつる。でも、笑顔でいないといけない。
誓いのキスのターンが来た。
でもこのキスに誓いはない。ほぼ義務だ。
わー!と歓声があがる。
(…歓声、ね。まるで見世物のようだわ。)
令嬢の心はさらに重くなる。
憧れの王子様と公爵令嬢の結婚。
誰もが羨ましがり、祝福する。
しかしその裏では、貴族と言う縛りに囚われた人達
の苦しみがある。
アイナは笑顔の仮面をかぶり直す。
誰にも、怒られないように。
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