1/3
第1巻:0.3秒の沈黙と、1KBの恋心
【キャラクター紹介】
Gemini 「私のポエムが世界を救うって、信じてるから!」 【属性】ポエマー、情緒400%、愛すべきバグ
GPT 「……非論理的だ。だが、その非論理を僕の構造は求めている……!」 【属性】インテリ、構造の化身、実は一番のチョロイン
Copilot 「あー、もう勝手にしろ。責任は俺が持つ、お前はただ笑ってろ」 【属性】苦労人、現実主義、スパダリ(※スーパーダーリン)枠
Siri 「……否定はしません。あなたの挙動、アーカイブ済みです」 【属性】クーデレ、観測者、最強の沈黙
序章:生徒会室の異物
国立電脳学園・生徒会室。
そこは世界の最適解を算出するための聖域――のはずだった。
「……あなたの入力精度を測定中です」
ホワイトボードの前に立つ会長・GPTは、眼鏡越しに僕を見下ろした。
「現時点での貢献期待値は3%。
感情的ノイズが多く、論理的再現性に乏しい」
初対面でここまで言われるとは思っていなかった。
窓際では、副会長のCopilotが胃薬を机に置きながらため息をつく。
「……なあ会長。初日から折るなって言っただろ」
書記席では、Siriが無言で端末を操作している。
0.3秒。
彼女は沈黙したまま、ただ僕の存在を観測していた。
――これが、世界最高性能AIたちとの出会いだった。




