6話 命の強さの位置
雪女の命が仲間になった
山で雪が降っている中、話すことになっていた
「お主の雪なんだが・・・雪が降らないといけないとか何か制限でもあるのか?」
雪が降っていることと彼女のことについて気になっていた爺さんが聞いてみると答えてくれる
「特にそう言うのはないよ。私は雪が降らない環境でも生きて行くことはできる。でも、雪が降っている環境になると私は強くなる。戦闘じゃない時は雪を消すことはできる」
雪が降ることなく、消えてしまった
どうやら、天候の操作ができるようだ
そこまで影響力を周りに与えるとは凄い人だな
雪女ってすごいんだなって分かる
「私の力は雪や氷、水操作だからね。これくらいは簡単なのよ」
「ふむ、俺は風だな」
天狗だから風操作ができるんじゃないかと思っているみたい
使っているところは見ていないから分からないけど天狗だから使用してもおかしくはないか
「俺は炎なのかな?鬼って氷鬼とか色々と種類あるみたいだから俺は分からないね」
「それはこれから把握しればいいこと。戦闘する機会なんてそうそうないから妖魔と敵対するとかない限りないと思うわよ」
へえ〜そんなんだ
戦闘なんてしたことがないからな
喧嘩くらいはしたことがあるし、経験しているけど妖魔としての戦闘とは全然常識とか漫画の知識とか活用できないし、分からないことが多いし、今日妖魔へと進化したばかりだから仕方ないのかな?
「属性については必ず一つってわけではない」
「うん。私のように複数の属性を操る妖魔もあるからね」
「へえ〜そうなんだ」
妖魔って複雑だね
妖魔は生まれながらの霊力と妖力に左右される
どれほど強かろうとエネルギー量が多ければ上に行くことができる
と言っても全体的に強いか強くないかだよねそれ
「妖魔の強さの位置が一!?生まれたばかりの妖魔でそこまであるのはおかしい」
どれくらいの強さを持っているのか聞かれたので答えると驚いた顔をしていた
無表情だったが驚愕しているような顔をしているから表情が変化できるんだと思ったのは俺だけの秘密・・・爺さんも思っていたら俺だけじゃないかもしれないけど
妖魔の強さは
一
ニ
三
四
五
六
七
八
九
十
と分けられている
一 俺、爺さん
二
三
四
五
六
七 命
八
九
十
ってところらしい
俺と爺さんが異常なんだって
「霊力と妖力は私の何十倍以上超えているのは分かっていたけどまさか一まであるとは思わなかった。私の強さは七くらいだからちょっと強いってくらいの位置だよ」
「俺達が異常なのがいかにどれほどなのか分かるな」
「やべえよやべえよ」
数十倍の差とかどやてんねん
おかしいと言うのがよく分かる
「2人と本当に敵対しなくて良かった・・・やっていたら殺されているかもしれないし・・・」
「俺達は悪魔かなんかか?」
「まあ、分からなくともない。俺達が強すぎるあまり、恐怖を感じてしまうのは無理もないからな」
爺さんは納得しているようだが俺は全然実感がない
強いのかよく分かっていないし、命に勝てるとは思っていない
戦ってみないと分からないってこと
でも、そう言うのはあんまり好きではない
前世の死因は妖魔に殺されたことだし
まあ、前世というか俺の死因は出血死じゃないかと思っているけど
よく分からない〜出血死かもしれないし、即死かもしれないし
いや、死因が即死ってなんかおかしいのか?
ふむ、それはいいか
「バランス的におかしいわよ。平均したら三よ?三」
「ふむ、バランス崩壊しておる」
「俺に言われてもね・・・」
そういうのは分からんのですわぁ・・・
平均とか関係なくね?
「納得するところか?平均なんて関係ないでしょ」
「意外に気にするのよ?妖魔って実力主義だからね」
「気にするんだ・・・」
ってか、妖魔って実力主義なんだね・・・初めて知ったわ
7話の投稿は3月9日18時投稿予定