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30話 イチャイチャカップルかお主らは by爺さん

2人に抱きつかれて2日後


「命ちゃんと仲良いわね。雪ちゃん」


「そうだね、命との仲はいいよ婆さん」


俺は今、婆さんと話していた

勿論、命が俺に抱きついて頭を撫ぜている状態で


「二人の仲がいいのは本当にいいわね。私達も昔今のような感じだったのを覚えているわ〜」


じいさんと婆さん、昔こんな感じだったん?

まあ、歳の離れた夫婦だから仕方ないのかな?

ありそうかもしれないがじいさんの性格からそんな事をしているとは思わないな正直に言うと


「そうなの?」


「ええ、そうだったわ・・・2人も私達のようになるかもしれないわね」


それはどうなんだろうか?

2人の仲ってかなり良好だし

人間と妖魔の結婚なんて種族関係ないと言う証みたいなものだし


「雪大好き〜♡」


目がハート状態の命

可愛いけどすごい抱きしめだよな

それはそれで嬉しいし、俺もこんな感じに甘やかされるのはいい

なんと言うか年上の彼女が年下の彼氏を甘やかすって感じ


「可愛いね、命は」


「うん♡」


(なんか日が経っていくに連れてどんどん命ちゃんが雪ちゃんのことを過激に甘やかしているような・・・大丈夫かしら?でも、この子達から生まれた子供が見て見たいわ〜結婚して生まれた子供はどんな子なのかワクワクする)


何やら婆さんの顔が笑顔なんだが何か考えているな?俺の勘が正しいのならば婆さんは俺と命の子供を見て見たいとか?

そんなところなんだろうな


「よしよし〜・・・雪ちゃん♡」


可愛いなおい

どんどん女の子の気持ちが分かってきたような・・・そこまできていないか

分かっているから告白しろよってところだし


「優よ。命、少しまずいんじゃないか?」


「あら、大丈夫よ、風磨。あの子なら雪の子供を産んでくれるから」


「俺が心配していることはそこじゃないんだが?あの2人の関係としては姉弟か恋人関係みたいな距離感なんだがな。命があそこまで雪のことが好きになるのは予想外だ・・・」


「心配することはないわ。若い子はこんなもんよ。貴方が思っている以上に今の若い子は積極的なんだから」


「そうなのかもな。しかし、候補が今後増えていくかもしれないな、俺には優がいるから問題がないが雪はフリーだから心配なところはある。もしかしたらのことがあるかもしれない」


何やら聞こえるがどうしたんだろうか?

よく聞こえないが俺のことを心配していることはなんとなく分かる

俺達の距離感について大丈夫なのか心配しているのかな?

爺さんらしいことをするが問題ないと思うが?


「よしよし〜」


「ゲーム・・・」


やはりゲームは最高だな

ゲームをやることで俺の暇つぶしが次々とできてしまう

依存してしまうぜ

もう、手遅れだけどな!


「私のこと無視するの?」


「何を言っている・・・命のことを大事にしているさ。よしよし」


「ええ!?私の頭に撫ぜるの!?雪ちゃんらしくない」


頭を撫ぜると顔を赤くする命

やはり可愛いなこの子

どうして妖魔になったのか気になるよ


「でも温かい・・・」


「命は頭を撫ぜられたこと少ないからな。動揺しても仕方ないんじゃないか?親からよくされていたとかある?」


「・・・あんまりないかな・・・私そこまでされたいとかなかったし・・・」


「そうなのか・・・なら、俺が今後、お前の頭を撫ぜるよ」


「え、いや」


「なんで?」


即答なの!?

何故断るんだよ


「私、雪ちゃんの頭を撫ぜることが好きなの。だから、撫ぜられることよりも撫ぜたいから」


そう言う欲求があるってことかな?

命らしいな


ーーーーー


命side


「だからね・・・私は雪を撫ぜたいの(妖魔になってこの子に出会え良かった)」


私は今、目の前に好きな人がいる

体が大きくて精神が若い可愛い男の子

大好きで結婚したい!って欲求があって大好きな人

愛してるって言いたいくらいに好きな人

でも、私は彼と付き合えない

過去に家族に対してトラウマがあるから・・・


「大好きだからね♡」


家族になりたくても今の関係がいい

今後、彼のことが好きな人は増えると思う

だから、私は彼と付き合えなかったら後悔する

でも・・・


(家族になるのが怖い)


この子に捨てられたら私はーーー



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