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29話 両手に花

5万文字突破!!!

「いや〜自分の部屋でゲームをするのはいいですな!」


俺は自分の部屋でゲームをしていた

いつものように暇つぶしにゲームをしている

ゲームが趣味って感じだ

間違っていない

妖魔は基本的に暇だ

だから、暇つぶしとして仕事をする人だっている

他にも俺のように堕落な生活を送っている人だっているんだ

まあ、それはそれでいい

個人らしい事をしればいいのだからさ

勝手に自分でやりたい事をするなんていいと思わないか?


俺の部屋にいるのは俺だけじゃない

命もいる


「雪可愛い〜」


俺を抱きついて頭を撫ぜていた

いつものように俺に頭を撫ぜたり、ほっぺにキスするとか俺を甘やかせている

そんな命がいつも通りにやっている事に俺は安心していた


「チュッ」


ほっぺにキスする命

今日はほっぺにキスするのが多いような気がする

いや、気のせいではないだろう

今日は今日も激しい


「・・・何をしているの・・・」


そんな平和な時間は俺の姉である夜が俺の部屋に入ってきたことによって崩れる



ーーーーー


「私の弟に何をしているのかしら?貴方。距離が近すぎる」


「ええ〜いいじゃない。雪が可愛いから」


「それは否定しないわ。雪が可愛いのは当たり前だから」


当たり前なの?

なんで俺が可愛い男であると認識しているんだよこの2人

俺はこれでも鬼なんだぞ?

兄が可愛いとか言われるって美少女ゲームに美少女化している鬼くらいだろ

俺は男なんだよ!男!


「でも、貴方はやりすぎよ。あまりにも近すぎる。挙句にはほっぺにキスするなんて・・・なんて羨ましい・・・!許さないわ」


許さないところそこ?


「好きな人にアプローチしたら駄目なのかしら?」


「私は許さないわよ。この子は私の弟なの。貴方がやっているところを弟が素直に受け入れているのがおかしいのだけど?抵抗していいのよ雪」


「別いいし、命がやっていない方がおかしい」


「慣れ過ぎない?」


「元々の元凶が言うな。あんたも同じ感じでやっているだろ」


あんたが言うことじゃないだろ

え?大丈夫?みたいな顔をするなや

誰のせいだと思ってんねん

あんたがやっていることと似たような事をしている命に慣れていない方がおかしいだろ

何がどうあれ、命が俺にやっている事を否定なんてできないぞあんたはな


「命がやっていることは俺にもいい事だからいいんだよ姉さん」


「いやでも・・・私だってやりたいもん!命だけ狡い!」


狡いとか本性出したなあんた

いや、元から出しているな・・・

俺の頭を撫ぜて抱きしめる姉さん

やれやれ・・・姉さんも似たようなもんだぞ

命も抱きしめて頭撫で撫でしている

こう言うのが落ち着く


昔から姉さんにやってもらっていてからこう言うやり方をされることで心が落ち着く

いつもやってもらわないと違和感を感じることもあったし

依存しているかもしれない

それでも俺はゲームをする

2人に抱きしめられていてもゲームをするのだった



ーーーーー


「もう可愛いわ〜!雪!」


「大好き♡」


しばらくすると2人はどんどん強く密着してきた

ゲーム妨害しているようにやってくるのでゲームをやめる

これ以上やっていたらゲームに集中できない

思春期である中学生の俺には強すぎる刺激だ

やべえよやべえよって言っている場合じゃねえし

流石にここまでとなると反応してしまう


「ちょっと2人・・・抱きしめ過ぎ・・・」


目にハートマークがある2人

これ以上やっていたらやばいかもしれない

やばいと言うか・・・うん


「ええ〜・・・まだ足りない〜雪成分足りないわ〜」


「私も嫌!もっと抱きしめたい」


2人とも勘弁してくれ

190近くの巨体が美女2人に抱きしめられる光景なんて周りの人達からしたら引かれてしまう

それはやばいってことだ

この2人・・・俺に依存し過ぎている

このままではやばいのではやはり・・・

う〜ん・・・どうにかなれ



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