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28話 命が可愛いのは当たり前だろ

その後、解散して俺はまた散歩ーってことはなく、普通に帰って来て家に入った

趣味を見つけることは簡単ではないが見つけたら見つけていいことがあるんだと思った


「ただいま」


「おかえり〜」


俺に抱きつく命

まさか家に帰って来たら抱きつくとは思わなかった


「ちょっなんで抱きつくんだよ」


「いいじゃない。床に抱きつくの好きだから」


「それ告白?」


「!えっ・・・いや・・・うん・・・うん・・・」


動揺して顔を赤くする命

黄泉の言う通り、命は俺のことが好きなようだ

まさかと思ったのだが事実って感じ?

まあ、爺さん達も気づいていたし


「好きだよ・・・」


「・・・・・・」


「だって、可愛いし」


そんな理由なの?

もっと違う理由があると思ったんだけど・・・

そんな理由ならなんか悲しいですな

悲しいどころの話じゃねえと思う

なんでって、男が可愛いと言われて素直に頷くと思う?

かっこいいのほうが俺は嬉しいんだぜ?


「可愛いって・・・俺は男なんだぞ?かっこいいの方が俺的には嬉しいんだが・・・」


「うん、雪はかっこいいよ。それと同時に可愛いし。私の好みだし、でも、付き合うのはなんか違うかな?今はいいよ。だって、雪と一緒にいることが幸せだから」


俺に対する重みがやばいような気がする

素直にその言葉を聞けるだけ嬉しいんだが付き合うよりも一緒にいたいと優先しているよこの人

姉さんが聞いたらどうなるのか分からないな


「・・・・・・そうなんだ・・・」


そうなんだ・・・しか言えないな

まあ、もっと違う言葉をかけるべきなんだけど


「命は俺のことを弟だと見ているのか?」


「?まあ、弟としたら見ているかもしれないけど・・・私は貴方のことを異性として見ているわ」


「そうか」


「ふふっ・・・だから貴方のことが好きなの。だって、私をあの山から新しい世界に送ってくれたのだから」


俺の頭を撫ぜて抱きしめる

やはり、この人の匂いはいい匂いだ

雪女の特有の匂いなのか命の匂いなのか気になるけどどちらかと言うと後者だろう


「そんな大したことはないよ。俺のことを見てから今と同じ態度だったからさ」


「そうね・・・そうね。雪は私のことをそう見ている・・・可愛いわ。好き」


「好きって言うんだね・・・」


なんかリビングから覗いている二人がニヤニヤとこちらを見ているのは気のせいではないだろう

何やら子供ができるんじゃない?みたいな会話が聞こえるが何を考えているのやら・・・

全く、あの爺さん達は俺と命がカップルになって欲しいとか考えているのか?

それは分からないけど可愛い玄孫に彼女ができるんだねってかな感じがする


何か企んではいそうだが命と付き合うのならいいと思う

可愛いし、彼女にしたらいい生活を送ると思う

でも、姉さんがそれを許可するとは思えない

あの人、俺のことかなり甘やかせているし

俺が誰かと付き合うことを認めるのか怪しいけどどうなんだろう・・・?

姐さんに許可もらう必要ってあるのだろうか?

結婚の挨拶をするわけじゃないんだし


「命は可愛いな」


「!かっかっ・・・可愛い・・・」


プシュ〜と顔を赤くする命

ヒートオーバーをしているのか倒れた

アレ?俺やらかした?

いや、事実を言ったまでなのに


「はっ」


すぐに起き上がる命

なんか今回は復活するスピードがかなり早いような・・・数秒も経っていないよな?


「私のこと可愛いって思ってくれるなんて嬉しい!」


テンション高くなっている

俺から可愛いと言われて嬉しい顔をしているのがよく見える

可愛いなおいって感じにね


「事実だろ」


「口説いている!私堕ちてしまう!」


なんで堕ちるんだ?

どう言うことなのか分からないけど恋に落ちる的なことなのかな?

あっているだろうな多分


「それで命。一緒にゲームしない?」


「うん、いいわね」


俺達二人はリビングにあるゲーム機をとってゲームをするのだった


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