24話 やりたいことを考えるのは必要だよね
その後、姉さんは家に帰った
時間がそれなりに過ぎていたことに気づかなかったが今日は色々とあり過ぎた
・散歩したら女郎蜘蛛の黄泉と同じ鬼である鬼昌
・なかなか帰ってこない爺さんを探すと姉さんに再会
・爺さんが俺の先祖であることと爺さんの妻と会う
色々とあり過ぎね?
まさかここまでとは・・・鬼になってまだ1日しか経っていないのにここまでイベントがあるとなると明日はどうなるのか心配だな
そんなことがあって寝る
まあ、妖魔は睡眠必要ないし、俺は寝る体じゃないので適当にダラダラしていたけどな
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次の日
「もう朝か・・・」
部屋で体を起き上がった俺は階段を降りてリビングへと歩く
いつものように変わらない・・・ってわけじゃないが平和は平和だうん
リビングに行くと爺さんと婆さんがいた
夫婦の共同作業であるがゆえに夫婦仲がいいことがよく見える見える
2人が高祖父母とは思えない
見た目だけで見れば信じない人はいるだろう
まあ、2人とも妖魔だから幽霊とか知っている人なら信じるだろう
似た目が若いとかはそこら辺納得するだろうし
「あいからず、変わらないわね。風磨は」
「何、20年でそうそう変わらないだろう。人ならまだしも幽霊がそう変わることは・・・まあ、慣れみたいなものだからなんとも言えないがな」
「ふふっ昔を思い出すわね。私達の子孫と生活するなんて思わなかったわ」
「俺死んでいるけどな。雪も死んでいるし・・・死後にこんな生活を送るとは思わなかったから賛成だな」
「そうね・・・貴方に似ている。昔の貴方にね」
「そうか?まあ、お前がそう見えるならそうなんだろうな」
「ええ」
何やら熟年夫婦の会話が聞こえるが会話の内容は普通の人からしたら信じられない内容なんだが幽霊や妖魔だからできることなんだろう
俺からしたら想像できない話せる内容ではないが・・・まあ、それはいいとして
「おはよ」
挨拶すると2人も一緒に
「ああ、おはよう」
「雪ちゃんおはよう」
なんとも普通の会話
それでいいか
「2人起きるの早いね」
「何、俺らは1階にいたからずっといたまでよ」
「それにもう9時なのよ。起きていないほうがおかしいと思うわ」
うっ・・・それは・・・いやさ、休日なら9時まで寝ている人いるかもしれないじゃん
ゆっくりしたいとか・・・ニートみたいだな俺
でもなあ・・・中身12歳なのよ俺
俺に働くのいい仕事なんてあるのか?
社会に必要なスキルなんて持っていないし
やばくね?
俺の状況は最悪だ
家賃を支払う能力はある
だが、ニートとなれば問題しかないだろう
ニートでも妖魔は生活できるし、それくらいには自分には力がある
だが、それだけでは生きていけるほど世の中は甘くない
俺のような存在はいくらでもいるだろう
しかし、それだけでは大丈夫ですとならない
妖魔でも働いている人はいるのだから
ふむ・・・考えよう
どうしたらいいのか
これからの生活、堕落して生きていけるとは思わない
考えないといけない
「どうしようかね〜・・・」
『?』
「どうしたんだ?雪」
「いや、なんと言うか今のままでいいのかなって思ってさ。妖術を使えるようになるとかより大事なことというか・・・このまま家で過ごす生活は駄目なんじゃないかって思ってさ」
「そのことね・・・趣味を見つけたり、何か新しい出会いを求めたりするのはいいと思うわ」
婆さんは分かっているようだ
「ふむ・・・働くと言うことは考えることに必要であるのは否定しない。だがまあ・・・まだ若い・・・遊ぶような年齢なんだからそこまで考えることではないと思うがな・・・それなら、命なんぞ働いていないではないか」
「いや、同じにするのもね・・・生活拠点で過ごすには何かしないといけないだろ?俺はそう言うのを考えているのだよ」
何かしないといけないと焦ることではないとしても考えていかないといけないし
「う〜ん、そこまで考えることではないと思うけどわよ?今やらないといけないってわけじゃないし」
「ゆっくり考えればいいと思うぞ。仕事紹介をするとしても基本的に人間とは変わらないからな・・・」
すぐに結論を出すのは良くないってことなのか?




